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WELLNESS

膣トラブルについて、まず知っておくべきは「pHバランス」。

知っているようで知らない、自分の膣のこと。大部分のトラブルは膣内のpH(ペーハー)状態に左右されているって知ってた? 必要以上に悩んだり不快感を我慢しないために、女性が知っておくべき膣とpHバランスについて解説しよう!

lemon_mainLEMON / SHUTTERSTOCK

 

膣内pH値って何?
理科の授業で聞き覚えがあるかもしれない「pH」という言葉。pHは酸性レベルを指し、健康な女性の膣内は酸性で赤ワインと同じくらいの3.5から4.5だと言われている。膣カンジダや細菌性腟症(BV)が起きる膣内はpH値が高くなり、中性からアルカリ性に近づく。

■膣内の守役のバリア機能!? 良性菌の乳酸菌とコリネバクテリウム属
膣には“乳酸菌”や“コリネバクテリウム属”といった良性の細菌が一定量存在しており、これらの良性の細菌が膣内での雑菌の繁殖を防ぐバリアとして機能している。膣内pH値のバランスが崩れると、バリア機能が弱くなり様々な感染症を引き起こしてしまう。つまり、膣のバリアとなる良性菌の数を正常に保つためには、膣内pH値を3.5から4.5の酸性にとどめておかなくてはいけない。

2つのサインが出たら、SOS!
膣内環境の異常は、“悪臭”と“おりもの”の2つのサインでわかるのだとか。BV、膣カンジダ、膣トリコモナス症の症状は、かゆみ、悪臭、過剰なおりものなど。例えば、BVや膣トリコモナス症はミルクのような魚臭いおりもの、膣カンジダはパンやビールに似た臭いでカッテージチーズのようなおりものを分泌するそう。もしこのような症状が出たら、ただちに産婦人科で検査してもらおう。BVや膣トリコモナス症には抗生物質、膣カンジダには抗真菌剤が処方され、正しく服用すれば必ず治るから心配しないで!

■膣カンジダは性感染症なの?
アメリカでは成人女性のうち4人に3人が一度は感染するといわれる膣カンジダ。もちろん多くの日本人女性も一生に一回は感染するという。性感染症だと思われがちだけれど、膣カンジダ、細菌性膣炎(BV)、膣トリコモナス症、いずれの感染症もセックスだけが感染経路ではないという! 体の免疫力の低下、ホルモンバランスの崩れ、不健康な食生活からも発病するという、至って女性には一般的な感染症なのだ。

■どうすれば膣内環境をヘルシーに保てるの!?
水分をたっぷり摂る、バランスのとれた食事を心がける、よく眠ってストレスをためない、セーフセックスで性感染を防ぐという、他の病気を予防するのと同じく正しい生活習慣を送ること。シンプルな自己管理で膣を健やかに保てるのだ。

■膣内環境を乱す6つのキケン要素とは?
ただし、膣内環境を乱してしまう外的要素もあるという。次の6つのキケン要素について日ごろから気をつけておこう。

(1)   洗浄力が高いアルカリ性の石鹸(pH9~10)は乳酸菌などの良性菌を殺して膣内のバリア機能を壊してしまう。

(2)   膣内洗浄製品も良性菌を殺菌して感染症を招いてしまうので、pH4~5のマイルドなタイプを選ぼう。

(3)   タンポンを長時間使用し続けると、pH7の生理の血が溜まり、膣内pH値が上昇する。タンポンは頻繁に交換して。

(4)   生理のときは膣内のバリア機能が乱れがちになる。

(5)   糖分の摂り過ぎはイースト菌を増殖し、膣カンジダになりやすくなる。膣カンジダの人は糖分の高いキャンディや炭水化物を控えよう。

(6)   抗生物質も種類によっては、膣内の良性菌を抑制しイースト菌の異常発生を抑えられず、膣カンジダを発症してしまうことがある。

女性でも意外と知らない膣との付き合い方。この機会に基礎知識をつけてトラブルの際の心構えをしておこう!

出展:TEEN VOGUE
TRANSLATION: YOKO IZUMI

 

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