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WELLNESS

健康志向の人は、要注意! 新型の摂食障害「オルトレキシア」について知っておこう。

摂食障害と聞いて、真っ先に頭に浮かぶのは拒食症や過食症。でも最近、新たな形の摂食障害がアメリカで話題になっているのを知っている? 理想のボディイメージに取り付かれて拒食症を引き起こすような摂食障害と違い、この新型摂食障害は、行きすぎた健康志向が引き起こしているそう。

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■オルトレキシアとは?
「オルトレキシアとは、健康な食べ物への不健康なほどの執着」と定義するのは、1997年からオルトレキシアを診断し始めたスティーブン・ブラットマン博士。食事制限がストイックであればあるほど、オルトレキシアになる可能性が高くなるという。彼の著書『Health Food Junkies(ヘルス・フード・ジャンキーズ)』では、健康を求めるあまり、それが強迫観念に変わると問題であると指摘。

■健康に気を配らない人は、ダメ人間!?
断食、ビーガニズム(動物製品を使用しないライフスタイル)、デトックス、ヨガなど……ヘルシーなライフスタイルを象徴する写真がSNSで大量の「いいね!」を稼ぎ、近年では健康がある種のステータスに。毎日のようにタイムラインを埋め尽くすサラダやスムージーの写真に洗脳されて、もはや“健康に気を配らない人は、ダメな人”というような空気すら漂う。でも、そもそも健康とステータスは別モノで、それで人の良し悪しを図るべきではないことを覚えておこう!

■オルトレキシアは病気なの?
オルトレキシアの認知度は、アメリカでは日に日に高まってきてはいるが、研究があまり進んでいないのが現実。今のところ、公式には摂食障害だと定義されておらず、法的に病気だと認められていないのだそう。「オルトレキシアが公式に精神疾患だと認められるまで、これから10年以上かかるでしょう」とブラットマン博士は予想する。オルトレキシアにかかると極度な食事制限を自らに課す。それが原因で深刻な栄養失調を引き起こし亡くなってしまう人もいるなか、現時点では精神科医や臨床心理士による治療をうけられないことに彼は警鐘を鳴らす。

■健康とはバランスが全て!
ブラットマン博士の患者で、オルトレキシアを克復した人気ブロガーのジョーダン・ヤンガーは、かつて『VEGAN BLONDE』と題したブログで完璧なまでのビーガンライフを綴っていた。ビーガン、グルテンフリー、シュガーフリー、オイルフリーの食生活を2年間送っていたが、偏った栄養により重度の腹痛に悩まされるようになった彼女。以来、ビーガンを改め、自分の身体が欲しているものをきちんと摂取するようになった。現在では、ヘルシーな食生活とは栄養のバランスが大事だと主張し、ブログのタイトルも『BALANCED BLONDE』に改名。そんな彼女の教訓から、何事もやりすぎは禁物だと言える。無理をせず、自分にあったバランスのとれた食事を楽しむように心がけよう!

 

出展:TEEN VOGUE
TRANSLATION: YOKO IZUMI

 

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