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Hermès
エルメス

VOGUE GIRLがお届けする「エルメス / Hermès」に関する記事ページです。

1837年、フランス・パリで初代ティエリ・エルメスによって高級馬具製造アトリエがオープン。その後、自動車産業の躍進・馬車文化の衰退といった時代背景に伴い、上質な皮革を使用した鞄や財布などを作り出す皮革製品事業に転身し、今では腕時計や服飾品、スカーフ、香水、インテリアなど事業を多角化し世界に名を馳せる有名ブランドとなっている。現在でも使用されているエルメスのロゴには、デュック(四輪馬車)とタイガー(従者)が描かれている。主人が描かれていないのは、「エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御すのはお客様ご自身です」という意味が込められているからである。

エルメスは創業当時から開発、生産・販売までを一貫して本社管理し、選び抜かれた職人の技術によって高い商品価値とブランドイメージを確立している。今でもエルメスの商品のひとつひとつは職人の卓越した手仕事によって1から10まで作られ、一点もののような特別な製品が世に送り出されている。「バーキン」には完成時に職人のナンバーが刻印され、この刻印により修理時に手掛けた職人のもとで修理される。全てが手作業のため制作個数に限りがあり希少価値が高い。

1880年、2代目シャルル・エミール・エルメスが現在の本店となるフォーブル・サントノーレ通り24番地へ工房を移転。製造・卸から直接顧客に向けての販売を開始する。同時に鞍の製造も開始。1892年、「バーキン」の原型となる「オータクロア」が誕生。1920年、3代目エミール・モーリス・エルメスが世界で初めてファスナーをバッグ類や衣類に取り入れ、大センセーションを巻き起こす。1926年には、パリ本店のウインドウにアートを融合させたディスプレイを施したところ、通りすがる人々の目を奪い、「エルメス劇場」と呼ばれて評判となる。これが、今やショップでは当たり前となっているウインドウディスプレイの先駆けだったと言われている。ブランドの代表的スカーフ「カレ」が誕生したのは、1937年のこと。4代目ロベール・デュマ・エルメスが社長に就任してからは、「カレ」にシルクスクリーンによる技術を採用し、さらに1枚1枚に必ずストーリーを設けることで芸術性を高めた。5代目ジャン・ルイ・デュマは、新しい戦略としてブランドの年間テーマを設立。さらに若い女性モデルを使った大胆な広告ヴィジュアルを打ち出すほか、かの有名な「バーキン」を発表、さらにコーヒーカップやディッシュなどテーブルウエアの分野にも進出。2013年からはエルメス創業者一族の6代目社長にアクセル・ドゥーマスが就任している。

これまでエルメスにはさまざまな実力あるデザイナーたちが参加している。1988年から現在まで、メンズ・アーティスティック・ディレクターにはヴェロニク・ニシャニアンが就任。ウィメンズのプレタポルテはこれまでにエリック・ベルジェールやクロード・ブルエらが担当していたが、1997年から2003年まではマルタン・マルジェラをデザイナーとして起用。「ヴァルーズ」や二重巻きの腕時計、レザーを巧みに使った服など数々の名作を世に送り出し、2018年には『マルジェラ、エルメス時代』展がベルギーやパリで開催されるほどモード界に多大な影響を与えた。2004年からは、マルタン・マルジェラの後継者としてジャン=ポール・ゴルチエがデザイナーに、2010年にはクリストフ・ルメールがアーティスティック・ディレクターに就任。2015年からは、メゾン マルジェラやセリーヌで経験を積んだナデージュ・ヴァネ・シビュルスキーがアーティスティック・ディレクターを務めている。年に2回、パリコレ期間にウィメンズとメンズそれぞれのコレクションを発表している。

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