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アスリートとスポーツの未来を守るためにイノベーションを提供し続け、スポーツを進化させてきたナイキ。中でもサステナブルなプロダクト生産への取り組みから生まれたコレクション「ナイキ サン・クラブ」から、夏に向けた新デザインが登場。今回フレッシュに着こなしたのは、アップカミングなモデルの七海。学生時代から自然やスポーツに触れてきたという彼女と、ファッションと環境にまつわる話をしよう。
山のガイドをしている父の影響で、環境の変化は肌身で感じてきた。
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岐阜県の高山市出身の七海は大学進学のために上京し、昨年現在のモデル事務所に所属した。長い時間を身近に大自然がある環境で暮らしてきたこともあり、都会ではなかなか感じることが出来ない体験をしてきたという。
「父が山のガイドをしていることもあって、より自然に触れ合う機会が多かったかもしれません。よく一緒に散歩にも行っていたから、昔にくらべて川の水量が減ってきたなとか、釣れなくなってしまった魚がいることも知ったり。それに、前までは蛍がたくさんいたんですよ! でも、最近では『どこに行けば見られる?』って探さないといけなくなってしまって、この前まさにそんな話を地元の友達としていたところ。だからこそ、環境とかサステナブルについて自然と意識するようになりました」
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屋外用バスケットシューズとして誕生し、今も尚アイコニックな存在として人気の「ナイキ ダンク」。クラシックなディテールとパステルカラーで楽しげなデザインに昇華しつつ、リサイクル素材で構成した。ストレッチの効いたエプロン風ワンピースにクロップドトップスを合わせて、Y2Kムードで着こなしたい。 ワンピース¥12,000 シューズ¥12,500/ともにNIKE SPORTSWEAR(ナイキ カスタマーサービス) ピアス¥12,100 黒のネックレス(2本セット)¥12,100/ともにビジュー アール・アイ その他/スタイリスト私物
おしゃれで履きやすく、地球に優しいって、一石何鳥!?
今回、七海が着用したスニーカーのほか、「ナイキ サン・クラブ」の新作デザインは、リサイクル素材が使われているのが特徴だ。それらは、ナイキが2025年に目標達成を掲げる、サステナビリティに関する大きなゴール設定に関係している。それ以外にも、温室効果ガスの排出量を50万トン削減することや、サプライチェーンにおける廃棄物を100%転用するなど、さまざまな項目も含まれている。
「スポーティなのに柔らかい雰囲気もあって、このスニーカーの色がすごく素敵! ワンピースも実はストレッチが効いていて、動きやすさはスポーツブランドならではだと思いました。この撮影をきっかけにナイキの活動を事前にいろいろと調べたんですが、繊維の染色や仕上げに使用する水の量を削減していたりしていることを知って、ファッショナブルとウェアラブル、さらにサステナブルを並立している製品づくりに共感しました。だって、やっぱりおしゃれを楽しみたい気持ちは根底にあるから、そのデザイン性の高さと環境への優しさを両立してるって、一体一石何鳥!?って思っちゃう!(笑)」
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衝動買いはしない。なるべく長く身につけられるものを選びたい。
普段から古着を好んで着るという七海は、それが今、サステナビリティに繋がっていたことに気付いたという。
「今日もフリマで友達から買ったTシャツを着てきたんですけど、この誰かが着て育てたんだろうなっていうよれた感じが最高なんですよね。そういう、ただ単純に好きという理由で古着を着ていたけれど、破棄するのではなく循環していくサイクルに自然と参加していたことにあるとき気付いて。なるべく捨てずに私も誰かに譲ったり、デニムとかはハサミを入れてカットしたりリメイクして穿き続けることも。それに、無駄な破棄を増やさないように衝動的に買わないように心がけていて、今ナイキのコルテッツをめちゃくちゃ履き潰すレベルでヘビロテ中なんですけど、なるべく長く愛用出来る素材や製品を選択するようにしています」
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トラディショナルでありながら、大自然を彷彿とさせるナチュラルなカラーパレットと、リサイクル素材を重量の20%以上使用してモダンにアップデートさせた「ナイキ エア マックス 90 SE」。後ろで裾を絞った、オーガニックコットン繊維を使用したネオンカラーのTシャツにライトブルーのスカートと、カラーMIXなスタイリングにヌーディな足もとでアクセントを。 Tシャツ¥4,500 ソックス¥1,000 シューズ¥14,000/すべてNIKE SPORTSWEAR(ナイキ カスタマーサービス) スカート¥27,000/ズールー アンド ゼファー(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) ピアス¥9,900 ブレスレット(2本セット)¥11,000/ともにビジュー アール・アイ その他/スタイリスト私物
大好きなスポーツを出来る場所が、なくならないように。
柔らかなベージュトーンのスニーカーをヴィヴィッドなTシャツに差し込んだスタイリングは、七海本人が今年の夏チャレンジしたい要素が詰まっているという。
「普段はウエストの肌見せはあまりしないけれど、まさにY2Kな空気感で今っぽい。今年の夏、挑戦してみたいスタイリングです! 大きなフリルのつけ襟みたいに、甘いものとスポーティの掛け合わせってすごい好きなので、このスニーカーとガーリーなワンピースを合わせてみたいな」
現在、ナイキを始めさまざまな企業が始めている、サステナブルな取り組み。古着を積極的に購入したり、リメイクしたりするほかに、七海が普段から地球の未来を考えて行動していることはあるかと尋ねると、こんな返事が返ってきた。
「まずペットボトルの飲料水を買わないように心がけていて、水筒にいつもミネラルウォーターを入れて持ち歩くのが定番。それからよく自炊をするのでスーパーに買い物に行くんですが、必ず賞味期限の早いものを購入するようにしてなるべくフードロスが生まれないようにも意識しています。私は小学校から高校までずっとバレーボール部に所属していて、中学のころは駅伝で全国大会にも出場したくらいスポーツが好き! もし今後、地球の温暖化や環境問題が深刻になっていったら普通に生活が出来なくなってしまうし、大好きなスポーツも出来なくなってしまう。それは悲しいから、少しでも自分に出来ることから続けていきたいんです。そして、いつかまた蛍もたくさん戻ってきてくれたらいいな」
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