近年ますます加速するファッション界のサステナブルな流れは、一時的ではなく普遍的な取り組みへと進化し続けている。その中でアディダスが打ち出すのは、海洋環境保護に取り組む「Parley for the Oceans」とのコラボレーションから誕生した「adidas Originals by Parley」コレクション。海岸や海沿いのコミュニティで回収されたプラスチックゴミをアップサイクルして生まれた素材「Parley Ocean Plastic」を50%以上含んだ糸を使用し、アディダス オリジナルスの定番モデルをアップデートした。
「あたりまえを、あたらしく。」──。そこには、普遍的価値をあたらしくつくり変えていくという想いが込められている。現在女優やモデルとして活躍する山本奈衣瑠が、サステナブルとファッションが融合する個性あふれるスタイリングを披露する。
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スニーカー FORUM MID PARLEY(GV7616)¥16,000 パンツ¥8,789 ソックス¥1,639/すべて adidas Originals (アディダスお客様窓口) トップス¥35,200 /BASICKS(ベイシックス) ビスチェ¥61,600/RYO TOMINAGA (ザナドゥ トウキョウ) ピアス¥30,800/FLAN(ショールーム シャルメール)
ボリューミーな足もとを引き立てる、あえてのワントーン。
ストリート感たっぷりな、ミッドカットが特徴の「FORUM(フォーラム)」。シグネチャーであるアンクルストラップやXデザインを残しながらも、生産工程で不要になったBOOSTを粉砕した素材を20%、アッパーには「Parley Ocean Plastic」糸を含むリサイクル素材を50%以上、シューレースには100%使用しアップデートさせた。足もと以外を鮮やかなブルーの異素材ワントーンでまとめ、ボリューミーなモノトーンの足もとを主役にスタイリング。ブラをリメイクしたビスチェをレイヤードして、遊びとメリハリも加えた。さらに、今回着用したトラックパンツも、100%リサイクル素材を使用した環境に優しい一品だ。
「スニーカーもパンツも一見リサイクル素材って分からない、いい意味での“普通さ”がすごくいい」
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スニーカー NIZZA HI PARLEY(GV7607)¥11,000 ソックス¥1,980/ともに adidas Originals (アディダスお客様窓口) トップス¥13,200/K3&CO.(ケイスリー オフィス) タンクトップ¥4,950/GINA TRICOT(サスティナブル ケイスリー) パンツ¥52,800、ベルト¥9,900/ともにDIESEL(ディーゼルジャパン) ベレー帽¥13,200/LAULHÉRE(クオリネスト) サングラス¥62,700/THIERRY LASRY(サンライズエージェント株式会社)
スポーティなフレーバーが滲む、エッジを効かせたフレンチガール。
1980年代に人気を博したバスケットボールシューズをベースに、ファッショナブルに刷新された「NIZZA(ニッツァ)」。今回のコラボレーションにより、よりシンプルでモダンなデザインに、またアッパーには「Parley Ocean Plastic」とリサイクルポリエステルの糸を50%ずつ使用し、サステナブルにアップグレードした。今回はハイカットタイプを活かし、サイクリングパンツとコーディネート。ソックスを合わせることで丈感を調整できるため、バランスアップも容易に。そこに、ショート丈のボーダートップスでボックスシルエットに仕上げ、エッジの効いたフレンチガールスタイルを気取って。
「友達同士でエコやサステナブルの話をしたり、実際に行動に移したりするのは普通のこと」
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スニーカー SUPERSTAR PARLEY(GV7610)¥13,500 スカート¥6,690 ソックス¥1,980/すべて adidas Originals (アディダスお客様窓口) ジャケット¥12,980/ROSE(ローズ 下北沢) トップス¥16,280/SISTER JANE(ザ・ウォール ショールーム) ネックレス¥79,200(ピンク)、¥99,000(オレンジ)/SWAROVSKI JEWELRY(スワロフスキー ジャパン) ピアス¥15,400/FLAN(ショールーム シャルメール)
アイコニックなスニーカーで楽しむ、ガーリーとの新しい関係。
ブランドを代表するアイコニックな「SUPERSTAR(スーパースター)」もリサイクル素材へと進化を遂げたことから、プラスチックゴミ ゼロを目指すアディダスの取り組みの本気が見て取れる。一見すると違いが分からないほどベーシックな佇まいでありながら、おなじみの白いレザーアッパーの代わりにリサイクル素材を50%と合成アッパーを使用。また、ヒールストラップとシュータンも海岸や海沿いのコミュニティで回収されたプラスチックゴミをアップサイクルして生まれた素材にチェンジし、モノトーンでモダンに再解釈した。そのエコな仕様を後押しするかのように、染料を使わずに素材を活かしたスカートや古着のジャケットをスタイリングにピックアップ。レトロガーリーなムードに差すスポーティな足もとは、スタイリングの自由を表現してくれるスパイスに。
「環境問題に意識を向けるようになったのは、大好きな四季がなくなったら困ると思ったから」
Q1. いつから環境問題を意識するようになった?
A. 25歳くらいだったかな。「もし地球がこのままいくと四季がなくなって、大好きな季節を楽しめなくなったり、それぞれの季節特有の匂いがなくなってしまうのかも⁉」って思ったことがあって。そこから、まずは地球の現状を知ることや、知識を身につけることを大事にするようになりました。実際にアクションを起こせないとしても、知ることをきっかけに自分の中の意識が変わっていけばいいと思うので。Q2. ファッションとサステナビリティの関係についてどう思う?
A. 今では友達同士でサステナビリティ関連の話をするのは普通のことだし、選択肢があってより環境にいいものがあるのなら、そっちのほうがいいでしょ!ってなりますよね。でも、ファッションに関してはあからさまだと日常で身につけにくくなっちゃうから、あくまで“普通”に見えるものがいいんです。そう考えると、今回のコレクションは本当に普段のスタイリングにしっくりなじんでくれるので、「環境にいいから選んでる」っていうのを超えた、ファッションとしての選択ができるものだと思います。Q3. 実際に実践しているサステナブルなことは?
A. 使い捨てのラップじゃなくシリコン製のリユースできるものにしたり、水筒を持ち歩いたり、エコバッグで買い物をしたり。あと、必要がなければお箸やストローをもらわないようにしています。古着が好きなんですけど、正直毎日同じ服でもいいタイプなのであまり服をたくさん買ったりしないんですよね。穴が空いたら縫って着るし、鞄も糸がほつれたらあえて色糸で手縫いしてアレンジしたり。ちなみにプライベートでも「スーパースター」を愛用してるんですけど、ガシガシ洗って長年履いてます。Q4. 今後やってみたい、環境にいいことは?
A. 今気になっているのが、コンポスト。お家でお花を育てているし、農業をしている友人にも提供できたらいいなって。今はいろんな情報が身近にあるけれど、大事なのは自分の身体が幸せを感じること。それを軸に、無理なく続けられることをやっていって、それがもっともっと当たり前になるといいですよね。
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〈上から〉スニーカー ZX 8000 PARLEY(GV7618)¥20,000、STAN SMITH PARLEY(GV7614)¥16,000、FORUM LOW PARLEY(GV7613)¥13,500、 NIZZA PLATFORM(GW3870)¥8,990/すべて adidas Originals (アディダスお客様窓口)
全12足のラインナップで、足もとをアップデート。
プラスチックゴミ ゼロの未来を目指し、今回完成した「adidas Originals by Parley」コラボコレクション。アディダスを代表する「スタンスミス」「スーパースター」「フォーラム」「ニッツァ」を含む全12足が、リサイクル素材とオリジナルデザインで登場。日常に溶け込みながらも、オリジナリティを添えるモノトーンな足もとでスタイルもアップデートを!
世界規模のサステナビリティ ムーブメントが今年も開催!
“走り出そう、プラスチックゴミ ゼロの未来へ”をコンセプトに掲げ、世界規模で開催されるアディダスのサステナビリティ ムーブメント「RUN FOR THE OCEANS」が今年も開催。アディダスがパートナーシップを締結する海洋環境保護団体「Parley for the Oceans」とともに、スポーツを通じてプラスチックゴミ問題への意識を高め、ポジティブなアクションへと繋げる取り組みとして2017年にスタートされた本イベントは、今年で5回目の開催。10分走るごとにペットボトル1本相当のプラスチックゴミを回収するという取り組みにはこれまで累計約820万名のランナーが参加した。今年はローラをはじめとする著名人やアスリートやスポーツ団体など、数多くのパートナーが参加予定。ぜひチェックして。
「RUN FOR THE OCEANS」
事前登録期間/2022年5月9日(月)~ 5月22日(日)
開催期間(計測実施期間)/2022年5月23日(月)~ 6月8日(水)
参加方法/「アディダス ランニングアプリ」や「Strava」などにてチャレンジに参加