みんなのお悩みにVOGUE GIRL公式キャラクターのGIAがズバッと、強気に、根拠もなくアンサーする「ガールなお悩み相談室」。今回の相談者は、21歳の女性。就きたい仕事があるものの、お金や生活のことを考えたら不安ばかりが襲ってくる…。そんな将来に悩むガールにGIAはどんなアンサーをする?
現在、就活中の21歳です。自分が希望しているフローリストの仕事は、同世代と比べると給料が低く、ボーナスもあまり出ません。また、福岡にある実家を離れて上京することにもなるため、生きていくことに不安になっています。何度、考えてもこの道を諦めたくないという気持ちに変わりはありませんが、自分が好きな仕事を貫き通せるのか、低い給料で生活ができるのか、不安で仕方ありません。この悩みは、今の自分から逃げているだけなのでしょうか。また、この選択をしたとして、今後、恋愛面の出会いがあるのかも不安です。
まず、好きな仕事をするために東京に出ること、安定した生活のために地元に残ることのメリットとデメリットを書き出してみては? そして、自分がどちらの選択が楽しめるか、もしダメだったときに、自分に言い訳しないのはどちらなのかを一度、頭の中から外に出して考えて。現実的にお給料の不安が強いなら、好きなことよりも安定するものを取るべきだし、まずはあなたの中でぐちゃぐちゃになっている優先順位を整理するところからはじめるべき。
21歳のあなたが福岡から上京して新しい仕事をする、しかも給料が保障されていないという状況を不安に思うことは当然だと思う。知らないことに対しての漠然とした恐怖感だってあると思う。でも、不安に勝る希望がないと何をしても続かない。今の気持ちのまま、東京でフローリストの仕事をしても、結局自分に言い訳をして長くは続かないと思うし、かといって福岡で安定した仕事をしたとしても、あなたには「もし…」という違う後悔が残るんでないかな。
今、抱えている不安の中には、リスクを背負って好きなことをやることへの恐れもあると思うんだけど、それを大丈夫だよって保証してあげることは誰もできない。けれど、そのリスクや不安に言い訳をせずに頑張っている人、楽しく生きている人が東京にはたくさんいるよ。それはフローリストだけじゃなくて、美容師やアーティストだってそうだし、会社員だってもちろんそう。自分の人生だから、どうすれば幸せかは自分しか決めてあげられない。もし、「幸せ」って言葉だと抽象的で、判断があいまいになってしまいそうなら、「安心」や「楽しい」、「居心地がよい」とか、そういう言葉で置き換えて考えてみてもいいと思う。
もうひとつのお金の面でいうと、フローリストって職業は企業の会社員でもないし、人気YouTuberみたいに突然ホームランを打てるような仕事でもないから、スタートのお給料が低いというのは思っている通りだと思う。でも、ずっとそれが続くかどうかはあなた次第。21歳という年齢で、自分が学びたい場所で、フローリストという仕事に全力で打ち込めたら、その10年後に起業することも十分に考えられる時代だし、お金に困っている状態は自分自身で変えられるはず。それにフローリストの仕事って、もちろんビジネスとして成功させたいと思う人もいるだろうけど、お金よりも大切にしたい思いのために働く人たちが多くいるんじゃないかな。
今後、恋愛面の出会いがあるか不安っていうのは、それはまた別問題。出会いはどこにいようが、どんな仕事をしていようが関係ないから、切り離して考えて。今のあなたの心のあり方だと、人としての魅力が減ってしまっていて、恋愛面でもいい運を招くことができない可能性があるから気をつけてね。
21歳で5年間フローリストの仕事に挑戦をして、もし失敗したとしてもまだ26歳。新しいことにもまだまだチャレンジできる年齢だよね。それに、自分の人生は自分のためのものだから、他人と比べて不安になる必要もまったくない。不安な気持ちばかりを追ってしまって、あなたの心に咲いている花を枯らさないようにね!