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歴代の卒業生が振り返る、“テラスハウスが教えてくれたこと”。vol.3 山中美智子

シェアハウス暮らしを終えたテラスハウス卒業生ってあれから何してるの? 過去に番組に出演し、それぞれの思いを胸に卒業した4人に、当時の思い出、テラスハウスをきっかけに迎えた転機、そしてこれからのビジョンについてインタビュー。第3弾は、1stシーズンの湘南編「TERRACE HOUSE BOYS×GIRLS NEXT DOOR」で2014年7月から2ヶ月半を過ごした山中美智子が登場。憧れの湘南生活を経て変化したライフスタイルやSNSとの付き合い方、今や大人気のビキニブランド「ALEXIA STAM(アリシアスタン)」のこれからについてまで、たっぷり教えてもらいました。

とにかく海が大好き。憧れの湘南生活がスタート!

テラスハウスに参加しようと思った1番の理由は、海の近くに住んでみたかったから。「アリシアスタン」というビキニブランドをやっているのですが、私は都会生まれの都会育ち。だから実際に海で暮らしてる人たちの生活や、サーフィンする人や海辺で暮らしてる人はビキニにどんな機能を求めてるのかを知りたくて、オーディションを受けてみようと思いました。

入居初日はとにかく挙動不審だったと思う(笑)。自分がテラスハウスっていう番組の中にいるっていう感覚がなくて、不思議でした。ようやく実感が湧いたのは、自分の出演回のオンエア後しばらく経って、街で気付かれたり、声をかけられるようになってからです。でも自分では、恥ずかしくてなかなか番組を見れなかった。テレビに映る自分の表情に「なんでそんな顔してんの」って思って落ち込むこともあったり。いつまで経っても慣れないんですよね。

憧れの海辺での生活は、やっぱり最高! 毎日すごく気分が良かったです。目覚めてすぐに海が見えるところに住むのが夢だったから、日々違う表情の海を眺めているだけでもとても幸せ。改めて湘南って素敵だな、って思いました。実はテラスハウスを卒業してすぐ、今度は1人で湘南に引っ越して、2年ほど住んでいました。今は結婚して都内に住んでいますが、週末は家族と湘南で過ごしています。ゆっくりで、いい時間が流れてますよね。日々の暮らしの中で何を急いでたのかな、って思うくらい。今日隣のお宅は肉じゃがの匂いがする、とかそういうほのぼのとした気分になれる(笑)。広い空をただぼーっと見て過ごすのも好きなんです。

楽しいことばかりじゃない、凝縮された2ヶ月半で学んだこと。

テラスハウスでの2ヶ月半は、ものすごく濃かった。思い出したら泣いちゃいそうで、普段はあまり思い出さないようにしてます(笑)。知らない場所で知らない人たちと出会って、初めてのことに挑戦する毎日にワクワクしていました。とはいえ、楽しいことばかりじゃない。というのも、思っていることを人に伝えるのってすごく難しい。価値観が共感し合える友人であれば、多少言葉が足りなくても理解したりされたりできるけれど、テラスハウスではバックグラウンドの違う人同士が共同生活をしている。自分と感覚の違う相手に思っていることを伝えるには、いつもより3倍丁寧に話す必要があるなって感じました。かといって自分ばっかり一生懸命話をしてもダメ。相手のペースも尊重しないといけない。私はきっかけを作るため、相手の様子をちょこちょこ覗くようにしていました。「今日は何するの?」とか。それにまず、自分のことを信頼してもらえないと、話をしたいと思ってもらえないだろうから、おはよう、おやすみ、ありがとうの挨拶はどんな時でも絶対。一緒に暮らしてるからこそ小さなことを丁寧に、を心がけていました。

大変なこともあったけれど、やっぱりテラスハウスに出てよかったです。自分自身をより深く理解できた。本当に私はこれが好きなんだな、逆にこういうことができないんだなって実感が持てたんです。絶対に曲げない自分の芯の部分も再確認することができたと思います。

それから、強くなれたと思う。SNSで嫌な思いをしたこともあったけど、その経験があったからこそ、今の私は人の痛みが分かる。何かを発信するときにも、それまで以上に言葉を慎重にチョイスするようになりました。受け取る側のことを想像して、誤解を生まないように、傷つける人が一人もいないように。

テラスハウスでの飛躍を経て、さらに大きなステージへチャレンジ中。

テラスハウス卒業後もずっと変わらずビキニ屋をしています。ブランドも大きく成長しました。それはやっぱりテラスハウスの影響って大きい。ブランドを知ってもらえるきっかけになったし、どうやって作っていて、どういう思いで始めた、そういう部分まで見てもらえたことにとても感謝しています。共同生活で学んだコミュニケーションの取り方も今に生きてます。会社を経営していく上で、初期メンバーと新しく仲間になった子のテンションを同じように保つことってすごく大事。「苦労してきたんだよね」って言葉だけじゃなくて、もっと素敵に自分たちの経験を伝えていけたらいいなと思っています。

私にとって、ビキニを着るのってご褒美の時間なんです。リゾートに行くために、一生懸命仕事や勉強を頑張るじゃないですか。そんなリゾートで、私だったら自分のテンションを1番上げてくれるビキニを着たいんですよね。写真もたくさん撮るだろうから、しっかり盛れて、スタイルがよく見えるビキニを作りたかった、というのがブランドを始めたきっかけです。ビキニ着てる時って、ハッピーであふれてると思う。悲しい顔でビキニ着てる人って、あんまりいないと思うんですよ。私はみんながブランドのアカウントをタグ付けしてくれた写真とかを見るのがすごく幸せ。この仕事が本当に大好きなんです。

実は7月にずっと前から目標にしてたマイアミ・ファッション・ウイークに参加してきました。世界中のビキニが集まる展示会です。日本の縫製の素晴らしさ、生地の上質さを海外の人にも伝えて、「日本のビキニっていいじゃん」って思ってもらいたいし、どこまで自分のスタイルが通用するのかも知りたくて。テラスハウスに出た時みたいに、今年・来年はまた新しい世界に挑戦する年になりそうです。

母に、そして30代になって、キャリアも自分自身もさらにポジティブに。

実はほかにもやりたいことがたくさんあって。自分の経験が少しでも女性のためになれたらうれしいな、と思って日々アイデアをメモしています。その中の1つが、父から教わった養生。食べるものから、自分の身体が作られていくという考えです。季節の食材、食べるタイミングを意識することで、体調に驚くほどいい影響があるんです。あと身体作り。ビキニって1番面積の少ない衣料なので(笑)、ビキニさえ似合えばほかは何でも似合う。私自身パソコン仕事も多いし、携帯もいじるし、子育てもしているので、ずっと下を向いて生活している。でも、ちょっと背中を鍛えて、ツボを押してあげるだけで目の前の色がワントーン上がって、呼吸が楽になったり。

自分に自信を持ってる女の人は、すごく凛としてキレイだと思う。お母さんになっても、どんな年齢でも、楽しく自分らしく、もっとポジティブになれるように。でも無理はせず、自分の肩の力が抜ける程度のちょっとしたことでも、やってみたらよかったってことってたくさんあるので、そういう経験をシェアしていきたいです。

  • ABOUT 山中美智子

    ALEXIA STAM CEO兼デザイナー。旅やビーチ、海外のビキニ集めが好きだったことが高じて、13年春夏に自身の水着ブランド「ALEXIA STAM(アリシアスタン)」をスタート。私生活では一児の母。

    ALEXIA STAM:https://alexiastam.com/

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