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悩みながらもポジティブに! 中村アンが切り開く自分の人生、自分の居場所。

人生の先輩に聞く、豊かな生き方のヒント
LIFESTYLE/PEOPLE
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ヘルシーなボディとポジティブな向上心を武器に30代を迎えてさらに輝く“憧れの素敵なお姉さん”、中村アンさんがVOGUE GIRLに初登場! 女優としてますますパワーアップを続けるアンさんが纏う自信と凛とした強さは、自らの手で人生を切り開いてきたからこそ。20代前半は、キャリアに悩むガールだったと語った今回インタビュー。悩める時代をどう過ごしてきたの? 自分の体や心とはどう向き合ってるの? アンさんの生き方から、自らの人生を切り開くためのヒントを探して。

私がガール世代の頃は、キャリアについてちょうど悩んでいた時期。

大学卒業後に、芸能界でのキャリアを本格的にスタートさせた中村アンさん。20代の頃は、どんな気持ちで仕事に向き合っていましたか。

自分がこれからどんな人生を歩みたいかを本格的に考えたのが、大学3年生の時。大学時代に取り組んでいたチアリーディングがその頃終わり、世の中にどんな仕事があるのか、いろいろな職業に興味を持って調べ始めたタイミングでした。銀行や保険会社、CA……、「VOGUE」のエディターになりたいという気持ちも芽生え、インターンを受けたこともあったんですよ! そんな中で興味が湧いたのが、声をかけていただいた芸能界のお仕事でした。

やってみようという気持ちではじめたものの、最初の3〜4年は仕事が少なく苦しい時期でもありました。事務所に入ったら、仕事があるだろうとなんとなく思っていて、どこか他力本願というのかな。振り返ると、自分の中のスイッチが入っていなかったんだと思います。周りの友達はみんな就職して、忙しそうで、苦しそうなんだけれど楽しそうで……。それがその時の私にはなかったので、一体どこに情熱を持って生きていけばいいんだろう、自分は一体何者なのだろうと悩むことも多かったです。その時期にいろいろと考える時間があってよかったと、今となっては思えるのですが、当時は先が真っ暗闇のような気がしてキャリアについて考えることも多かったですね。

25歳で覚悟を決めて「中村アン」として歩みはじめた。

覚悟を決めて進めるようになったのは、25歳の時。テレビ番組への出演がきっかけでした。髪の毛をかき上げるイメージ、衣装は元気なカラーのワンピース……、「中村アン」という存在を知ってもらうため、1つ1つ作り上げていくような感覚。キャラクターを無理やり作っていたということではなく、個人的な趣味や嗜好は一旦置いておいて、自分という存在を知ってもらいたい、居場所を見つけたいと前を向いて進んでいました。

30歳で新しいステップへ。

成功したことも失敗したことも20代で感じたことベースにしながら、30代は少しずつ自分のキャパが広がってきたと話すアンさん。30代になってからの仕事や気持ちの変化を聞くと……。

30代を迎えるタイミングで女優としてのお仕事に、よりコミットするようになりました。お芝居で初めて主演をした『ラブリラン』(読売テレビ・日本テレビ系)が、ちょうど30歳の時。主演を務めることが初めての経験で、“さやか”という役は自分と真逆のキャラクター。本当に大変だったのですが、この作品でお芝居をやる覚悟ができました。25歳でテレビ番組に出る覚悟を決めて、『ラブリラン』に主演した30歳でお芝居をやる覚悟を決めて……。意識はしていなかったのですが、年齢の節目も私にとって大切なきっかけだったみたいです。今、映像の仕事が楽しいと思えるのも、写真の仕事があるからこそ。モデルとしての経験を積んだからこそ、違った景色が見られるお芝居にも魅力を感じています。

「30代はもっと楽しくなるよ」と、私が20代の頃は周りから言われていました。確かに、30代に入ってからは、お仕事で身につけた力がいかせるようになったと思うことや、自分が心地よく感じるのがどんなものかが分かってきたような気がします。20代は、失敗もたくさんしました! 買い物もダイエットも、そして恋愛も……。何でこれ買ったんだろうとかしょっちゅうありました(笑)! いろいろ経験していたからこそ、20代より経済的にも余裕が持てるようになった今、本当に好きなものを買ったり、好きな場所に行けたり、自分にとって正しい投資ができるように!

トライ&エラーの末に見つけた自分らしいワークアウト。

アンさんといえば、ヘルシーなボディ! ワークアウトをしているイメージも強いですが、自分の体、そして心とどんな風に向き合っていますか。

太りやすい体質でご飯や砂糖など、白いものを食べると食べた分だけ体についてしまいます。20代前半は、太りやすいけれど、自分の体についてはよく分かっていなくて、体型キープのための食事制限を行うくらいでした。27歳から30歳になるまでの3年間、サーキットトレーニングなどの有酸素運動を継続した時に、私は動くことでストレスやパワーを発散するタイプだと確信! もともと大学時代にチアリーディングをやっていたこともあり、運動によって体と心のバランスを上手く調整できるようになりました。その結果、自然と体が引き締まっていきました。

「これをやったら痩せるよ」と聞けば、とりあえず挑戦していた20代。私はこれだと痩せないなとか、脂肪が二の腕につくタイプなんだなとか、自分の体にきちんと向き合い、分かるようにようになったのは30歳を超えてから。トライ&エラーの中で、自分にフィットするものを見つけていくことが大切だと思います。

今はどういったトレーニングを行っているのですか。

今は、激しい運動やワークアウトはやりきった感じがしているので、女性らしいしなやかな体作りや姿勢を意識。すごく痛いんですが最近は、ボールを使っての筋膜リリースを取り入れています。

ただ、結局1番大事なのは食事。食べると体は緩むもので、つい食べすぎてしまうと走った時に重りをつけているような感覚に。SNSでこれまで発信していたものは、ファッションや仕事、ワークアウトが中心で、食事はあくまでも体を整えるためのものという位置づけだったのですが、STAY HOME期間をきっかけに、料理を作ることが自分自身のリフレッシュの時間になっているということに気づいたんです。何かを作るという作業は、好きみたいだという発見がありました。

 

PHOTO BY INSTAGRAM/@cocoannne/ANNE NAKAMURA

自分以外の誰かも大切にしたい、新しい気持ちの芽生え。

最近の状況や年齢とともに、時間との向き合い方に変化はありますか。

20代は自分ばかりに興味があったのですが、32歳になった今、結婚してみたい、子育てをしてみたいといった自分以外の誰かへの興味や関心が芽生えてきました。私は、3人兄弟で8歳下の妹がいるのですが、人が育っていく過程を近くでみてきたということも影響しているかもしれません。料理にしても今は、基本的には自分のためだけに作るものだから「今日はカレーでいっか!」となる時もありますが、それが家族のためとなるともっと楽しくて、作りたい!という気持ちになるんだろうなと思います。

これまで、結婚や子育てはまず自分のやりたいことをきちんとやってから、もしご縁があればという考えでした。年齢を重ねた今、リアルに視野に入ってくるようになりましたね。女優としてのキャリアなのか自分の人生なのか、もし天秤にかけなければならない状況がくるのだとしたら、決断するのはすごく難しいと思います。10代からこのお仕事をしていたらこの思いはまた少し違っていたのかもしれませんが、築きあげてきたものが今、力になってきている気がしているので……。今は、悩んでも時に身を任せよう、なるようになるからと思うようにしています。でも、次の日にまたやっぱり同じことで悩んだり(笑)。

現在出演中の『SUITS/スーツ2』(フジテレビ)をはじめ『グランメゾン東京』(TBS)『集団左遷!!』(TBS)など、話題作への出演が続き、女優としてさらに輝きを増しているアンさん。プレッシャーや日々の忙しさの中で、自分らしさを取り戻すルーティンや考え方はありますか。

存在に気づいてもらえること、認識してもらえることが増えた分、責任をより一層感じるようになりました。私の場合は、中村アンという名前が芸名なので「アンちゃん」と呼ばれたり、前髪をかき上げたようなヘアにしたりすることで、スイッチが入ります。お仕事をする時の変わらないルーティンやヘアメイクが良い切り替えに。スイッチをオフするのは、その逆。私は生まれてからずっと東京に住んでいるので、普通のことを普通にすることでいつもの自分に戻れます。例えば? 電車やバスに乗って買い物に行くとか!

センシュアルなロングヘアーに、ハッピーなパワー……。周囲が期待する「中村アン」の姿にちょっと疲れたり、悩んだりしてしまうことはないですか?

今まではこうだったけれど、もしこうなったらみんなはどう思うかな、私ってどういう方向に進むのかな、と悩むこともあります。中村アンってこういう感じ!というのは期待も含めて持っていただいているのかな、とも思います。本当はもっと髪を切ってみたいし、今の自分から脱却したいと考えることも。30歳を過ぎたあたりから、芸能界でこれまでやってきたことが“当たり前”となった現状もあるし、また違う自分に会ってみたいと思うことも増えました。

そういった新しい自分に会いたい、変えたいという思いはどうやって自分の中で消化していますか?

お芝居を楽しむことです。最近は特に、お芝居の中で自分とは違う人になった時の楽しさを感じられるようになってきました。役の名前で呼ばれると、また違った自分に出会えている気がします。

素直な後輩が1番可愛い!

最後に、アンさんが未来の自分のために意識していること、そしてVOGUE GIRLへのメッセージをお願いします!

なるようになるという考え方の一方で、意志がなければ道を切り開くことはできないと思います。私自身、意思を持って自分と向き合うと、道がうまく切り開いていったという成功体験があります。これくらいでいいやって思わずに、「表紙になりたい」「こんな役がやりたい」という気持ちを素直に持つこと。言葉で言えなかったとしても、願望を持つということが力になると思います。闇雲に進むことも時には大切ですが、自分がどうなりたいかをちゃんと悩みながら進んでいってほしいです。私自身にとってもそれが人生のテーマです。

アンさんみたいなお姉さんが近くにいたら心強いです。

私は聞きたいなと思っても、キャリアや生き方について聞ける先輩がいなかったので相談できるお姉さんみたいな人がいるといいですよね。1人で悩んでいると、他の人はみんな幸せそうで、順風満帆そうに見えちゃうから……。幸せに見られたい、幸せそうに見られたいということだけに支配されすぎないで!

アンさんが思う可愛い後輩って?

可愛いなと思うのは、素直な子! ダサい、格好悪いっていう思いが先行しがちで、私も20代の頃は難しいなと思っていましたが、それでも素直でいることが1番です! そういう後輩は、可愛いなって思います。

悩むことはあっても、ポジティブに自分の人生を切り開いている中村アンさんの生き方には、お手本にしたいヒントがいっぱい。自分の未来の姿を思い描きながら、意思を持って前を向く女性は格好いい、そう思いました。

ジャケット ¥301,000 パンツ ¥129,000(参考色) シューズ ¥168,000 イヤリング ¥83,000/すベてBOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966)
  • PROFILE | 中村アン

    女優。1987年生まれ。ヘルシーなボディとポジティブなマインドで、多くの女性の憧れの的。現在『SUITS/スーツ2』(フジテレビ)に、玉井伽耶子役で出演中。10月スタートの日曜劇場『危険なビーナス』(TBS)に蔭山元美役で出演決定、映画名も無き世界のエンドロールが2021年1月29日に公開するなど、今後も続々と話題作品への出演が控えている。

TALENT:ANNE NAKAMURA
PHOTO : WAKABA NODA @ TRON
STYLING : KOZUE ANZAI
HAIR & MAKE UP : AIKO TOKASHIKI
EDITOR : SAYA YONEKURA
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