日々上書きされていくたくさんの情報。いろんなチャンスにあふれているからこそ、東京の街で自分らしく生きることって、案外難しいかもしれない。そこで趣味も仕事も、おしゃれだって「私らしく」追求し続ける9人のガールたちの東京ライフに密着。彼女たちの日常には、私たちが東京をもっと楽しむためのヒントが隠されているかも!
※本企画は全編スマホで撮影したVOGUE GIRL特別増刊号より抜粋
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初めての東京生活での寂しさも詩を書くことで癒された。
ニューヨーク出身のオーグレスビー カイは、1年前ほど前から東京を拠点に生活。異なるカルチャーになじみながら生きる彼女、ファッションとの向き合い方もアメリカ人的だという。
「状況や感情に素直でいるようにしていて、明るい気持ちのときはメイクを派手にしたりするけど、余裕がなければラフなまま。アメリカの地元ではそれが普通で、私らしさでもあるかな。東京の女の子たちは、たとえ忙しくてもきちんとでおしゃれをしているのが素敵だと思う」自分らしさを忘れずに東京ライフを満喫する彼女の祖父は、国民的詩人の谷川俊太郎。そのDNAを生かし、中目黒のBrekfast Clubでは、スタッフをしながら参加型イベント「Say It Loud」を主宰。毎月1回、ポエトリーリーディングをメインにバータイムを盛り上げている。
「アメリカから引っ越してきたばかりの頃は、寂しくて詩を書いたりしていたけど、月に1回“ホーム” と呼べるこの場所でイベントもできるようになって、毎日がとっても楽しくなった。祖父は私が書いた英語の詩を翻訳してコラボレーションしたいと言ってくれているんですよ。緊張するけど、いつか必ず実現させたいな!」-
【FASHION SECRET】 小ぶりなハンドバッグを収集。一番のお気に入りは下北沢の東京レトロa.m.a.storeでゲットしたピンク・レディーがプリントされたもの。
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キッチュなジュエリーを重ねづけするのが彼女流。左手中指のリングは祖母から。
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NYの友人から譲り受けたキッチュなハンドバッグに、東京の友人からの香水とリップ、東京レトロa.m.a.storeで購入した財布を入れて。
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祖父である詩人の谷川俊太郎の若き日を撮影した、モノクロ写真のコレクションが宝物。
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【LIFESTYLE】 25年前の両親の写真。「二人ともかなりの読書家で知的な人です」。
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オーグレスビーが東京らしさを捉えたフィルム写真。「雑多な中に新旧が共存しているのが、この街の魅力だと思います」
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親友のMilah LibinとArvid Loganが創刊したカルチャー誌『Dizzy Magazine』に、東京についての詩を寄稿したことも。
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本棚には、映画『俺たちに明日はない』(67)で描かれたボニー&クライドについてのノンフィクションブック『Go Down Together』ほか、戯曲や谷川俊太郎の詩集などが。
/FAVORITE SPOT!
Breakfast Club
目黒区東山2-2-4
TEL:03-6886-8872
営:10:00~17:00(平日)10:00~18:00(休日)
バー営業20:00~翌2:00(水・木曜)
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オーグレスビー カイ
Say It Loud主宰
日本とアメリカのハーフ。若者が気負わず発言できるプラットフォームを目指したイベント「Say It Loud」をBreakfast Clubにてオーガナイズしている。開催日の詳細は、インスタグラムをチェック!
instagram:@sayitloudtokyo