ファッション好きなら見逃せない! 衣装やインテリアにも注目が集まる新作映画をピックアップ。三者三様のうっとりするような世界観に浸ってみてはいかが?
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©︎ 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.
『ハウス・オブ・グッチ』
ファッションブランド「グッチ(GUCCI)」の創業者一族の顛末を描いた映画『ハウス・オブ・グッチ』。キーパーソンとなる、グッチ家の崩壊を招く3代目社長の妻を演じたレディー・ガガの、ギラギラと目を光らせながらのし上がっていく姿は圧巻。
貧しい家庭出身だが野心的なパトリツィア(ガガ)は、イタリアで最も裕福で格式高いグッチ家の後継者のひとりであるマウリツィオに猛アタックし、やがて結婚する。パトリツィアの行動は次第に支配的になり、一族の権力争いまで操り始める。嫌気がさしたマウリツィオは浮気の末、離婚を決意。焦ったパトリツィアは彼を殺害しようと企てる。
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/誰もが知るトップブランド、グッチの舞台裏。どこまでが真実なのか、すべては脚色なのか…パトリツィアの視点で進行するドラマティックな展開に胸を躍らせつつ、スリルで背筋がゾクゾクする。70年代後期~90年代前半がフォーカスされる物語では、グッチ全面協力のもと、ラグジュアリーな衣装も様々な形でお目見えする。ドレスからアクセサリー、ブランドショップまで、その華美さはため息もの。愛憎劇とともに楽しんで。
『ハウス・オブ・グッチ』
2022年1月14日(金)より公開中
https://house-of-gucci.jp/
配給:東宝東和
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©︎ 2020 El Planeta LLC All rights reserved
『エル プラネタ』
Forbes誌による「世界を変える30歳未満」にて2016年に選出されたアーティスト、アマリア・ウルマンが手がけた初の長編映画『エル プラネタ』。生活苦に陥ったスペインの田舎街で暮らす母娘の日常を描いた本作において、アマリアは監督のほか脚本・主演・プロデュース・衣装デザインまで行い、瑞々しい感性をそのまま映した。
ロンドンでのファッションスクールを終え、母の住むスペインの海辺の町・ヒホンに戻った駆け出し衣装スタイリストのレオ(アマリア)。しかし、母娘はお金も仕事もなく、家賃滞納で強制退去寸前。崖っぷちの生活だがSNS映えを意識し、なんとかその日暮らしを続けていく。
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/実際に母と共にホームレス寸前の暮らしをしたことがあるアマリアが、その経験をベースに製作した本作。娘とともにはったりをかます母親役を、アマリアの実母であるアレ・ウルマンが担当。初の映画出演ながら、抜群の呼吸でリアルに息づいた。全編モノクロームで綴られた彼女たちの日常は悲哀に満ちているはずだが、ファッショナブルな衣服でひとときの蜜を吸う姿に愛おしさを覚える。
『エル プラネタ』
2022年1月14日(金)より公開中
https://synca.jp/elplaneta/
配給:シンカ
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© 2021 20th Century Studios. All rights reserved.
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
『グランド・ブダペスト・ホテル』、『犬ヶ島』など独特の感性で世界中にファンを持つウェス・アンダーソン監督の記念すべき10作目『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』。フランスの架空の街にある編集部を舞台に、チャプターごとに進んでいく展開は、大好きな雑誌をめくるようなワクワク感にあふれている。
50カ国で50万人の購買者を誇る、フレンチ・ディスパッチ誌の編集部では、名物編集長が集めた一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍中。ある日、編集長が心臓麻痺で急死、本誌は彼の遺言で廃刊することになる。追悼号にして最終号の中身は果たしてどうなるのか…?
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© 2021 20th Century Studios. All rights reserved.
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/それぞれのストーリーに登場する出演陣がとにかく豪華。ビル・マーレイら常連組にはじまり、ティモシー・シャラメ、レア・セドゥ、シアーシャ・ローナンなど、今をときめく顔ぶれもずらりと揃った。細部にいたるまでこだわり抜いた構成、洒脱な映像、遊び心の効いた台詞…ウェス監督ならではの要素がぎゅぎゅっと詰まっている。洗練された世界観に、どっぷり浸ってみて。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
2022年1月28日(金)より公開
https://searchlightpictures.jp/movie/french_dispatch.html
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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