クリスマスまであと少し。あったかい部屋でホリデー気分に浸れるムービーを観て、気持ちを盛り上げてみてはいかが? アジア系男子が相手のラブコメから、あの名作のリブート版まで。動画配信サービスで観賞できる、最新ムービーをご紹介。
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人は見た目が一番!?
アジア系男子とのラブロマンス。
『ラブ・ハード』この冬新たにNetflixで配信されたラブコメクリスマスムービー『ラブ・ハード』。男運に全く恵まれないLAに住むライターのナタリーは、マッチングアプリで様々な男性とデートしてはうまくいかず、その体験記をメディアに執筆しては大きな反響を呼んでいた。「今年のクリスマスこそ…」と最後の望みをかけてアプリを開くと、そこには理想の男性が。顔はタイプだし話も合う。彼こそ運命の相手と確信し、サプライズで彼のいる東海岸へ突撃したところ、実際の彼は写真とは大違いで……!?
本作のユニークな点は、主人公ナタリーのロマンスの相手がアジア系男子なこと。その男子ことジョシュは、アプリ上では“アウトドアが好きなイケメン男子”を気取るものの、アプリ上の写真は別人。ナタリーは「裏切られた」とがっかりするものの、気の合うふたりは奇妙な友情を育むことに。
“付き合う相手に容姿のよさを求める? それとも中身重視?”永遠に答えの出ない質問だけど、少なくてもナタリーにとっては、付き合う相手の容姿は大切。一方で、ジョシュと過ごす時間は居心地がよく、次に付き合う人とジョシュを比較するように…。果たしてどちらと一緒にいるほうが本当に幸せなのか。「人は見た目じゃない」理論は成立するのか。主人公のナタリーを演じるのは、ドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』でヒロインを演じたニーナ・ドブレフ。田舎町の温かなイルミネーションや、伝統的なアメリカ家庭のクリスマスの過ごし方を眺めながら、不器用な凸凹男女の恋の行く末を見守って。
『ラブ・ハード』
Netflix映画『ラブ・ハード』独占配信中
https://www.netflix.com/title/81086631
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あの名作がリブート!
新たなクリスマスの定番に。
『ホーム・スイート・ホーム・アローン』クリスマス映画の定番『ホーム・アローン』のリブート版が、この冬Disney+に登場! “少年が家にひとりぼっちになる”原作のDNAはそのままに、キャストも舞台も一新してカムバック。
クリスマスに家族旅行を計画するマックスの家族と親戚たち。旅行の前日、みんなでマックスの家に集まったはいいものの、人数の多さにその場は大混乱。喧騒から逃れるべく、マックスは車庫へ逃げ込み一夜を明かすことになる。そうとは知らない家族は翌朝マックスをおいて旅行へ出発してしまう。取り残されたマックスはひとり自宅でクリスマスを過ごす羽目に。従来の「取り残された少年が自宅に押し入る泥棒をこてんぱんにやっつける」筋書きから一転。本作では、自宅に押し入る泥棒が“完全悪”ではない。窃盗劇が誤解によって発生する。そしてラストは「共存」でクロージング。新感覚な『ホーム・アローン』にはびっくり!一方で、シリーズおなじみの“お仕置き”は健在なので安心して。IT最前線な現代だからこその勘違いも登場し、これまで以上の見ごたえあり。子どもがたった一人で大人に立ち向かい、こてんぱんにやっつけちゃう姿は、いつの時代に見てもスッキリ。
ホリデーシーズンで浮かれる街と人々、クリスマスイルミネーションで賑わう住宅街。そんなシーズンに巻き起こるプチハプニング。『ホーム・アローン』をみたらクリスマスが来たと実感するガールも多いはず。リバイバルの本作が、新しいクリスマスの定番映画になるかも!
『ホーム・スイート・ホーム・アローン』
ディズニープラスで独占配信中
https://www.disneyplus.com/ja-jp
© 2021 Disney
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フレンチカップルの
リアルな恋の始まりをウォッチ。
『クリスマス・フロー』『クリスマス・フロー』は、クリスマスシーズンのパリを舞台に、人気ラッパーと社会派ジャーナリストの恋の始まりを描くフランス発のラブコメドラマ。
ラッパーのマルキュスは、自身の楽曲の歌詞が女性をひどく軽視するものだったため、世間から反感を買い、裁判騒動にもつれこんでしまう。一方、ジャーナリストのリラは、フェミニズム系の情報を取り扱うメディア「レ・シモーヌ」を運営。ミソジニーな楽曲で話題を呼ぶマルキュスとフェミニストのリラ、ふたりはクリスマスシーズンのパリのデパートで偶然に出会い、その後、運命ともべく何度も再会を果たすけれど、互いの先入観やこだわりがふたりの恋の邪魔をする…。本作では、惹かれあいながらも素直になれない、そんなふたりの恋の始まりが描かれる。クリスマス一色な街のイルミネーション、クリスマスプレゼントが立ち並ぶデパート。ホリデーシーズンのパリは、どこを切り取っても美しく、見ているだけで最高の気分に。しかし、その街に暮らす人々を切り取る本作は、美しいだけでなく生々しい。音楽業界に違和感をもつマルキュスと、ラッパーに先入観を抱くリラ、ミソジニー思想の男性たちを言及することこそ正義と思い込む「レ・シモーヌ」のメンバーたち。フランスの男女間で交わされる会話がリアルで、これぞフランス制作のドラマならでは!
マルキュスとリラの恋の始まりは、じれったくてかわいくて、ラブロマンスとしても成立。初めてキスをする瞬間や互いに触れたくて仕方がない表情など、一緒にいたくて仕方がないふたりのもどかしさに、キュンキュンさせられる。フランスのリアルなカップル像と男女の恋の始まりを、美しいパリのクリスマスイルミネーションと共に映し出す本作。フランス発のラブコメの魅力にはまってみては?
『クリスマス・フロー』
Netflixシリーズ『クリスマス・フロー』独占配信中
https://www.netflix.com/title/81214396
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3役を見事に演じきる
“クリスマスのヒロイン”に注目。
『スイッチング・プリンセス3:思いがけないスイッチ!』『ハイスクール・ミュージカル』で一躍有名になったヴァネッサ・ハジェンズ主演のラブコメ映画、『スイッチング・プリンセス』の第3弾が今年も登場。2018年の第1弾の公開以降、2020年に第2弾、2021年に第3弾…と立て続けに新作が配信され、新たなクリスマスの定番映画となりつつあるた本シリーズ。
第1弾では、シカゴでパン職人として活躍するステイシーと、ベルグラヴィア王国エドワード王子の婚約者マーガレット公女、見た目が瓜二つなふたりがクリスマスシーズンにベルグラヴィアの街で出会い2日間だけ入れ替わることに。その間に、ステイシーはエドワード王子と恋に落ちてしまう…というストーリーが展開され、多くのガールが夢中に。第3弾では、互いに愛する人を見つけたステイシーとマーガレット、そしてマーガレットのいとこでこれまたふたりに見た目がそっくりなフィオナが、クリスマスに巻き起こった王室トラブルを解決していく様が描かれる。第2弾からひとりでこの3役を演じるヴァネッサ・ハジェンズ。本シリーズの他に『クリスマス・ナイト 〜恋に落ちた騎士〜』にも出演するなど、“クリスマスのヒロイン”になりつつある彼女だけど、新作ではさらに複雑性を増したキャラクターに挑戦。第2弾で、やんちゃガールだったフィオナが、前作からどう成長し変わっていくのか。フィオナをみたステイシーやマーガレットはどんな行動を起こすのか……。この3人をひとりで演じきるヴァネッサのすごさを堪能してみて。
雪が舞い散る中、壮大なイルミネーションと大きなクリスマスツリーで彩られるベルグラヴィア王室のクリスマスにも注目。この映画を観れば、最高にゴージャスなホリデー気分を満喫できるはず。
『スイッチング・プリンセス3:思いがけないスイッチ!』
Netflix映画『スイッチング・プリンセス3: 思いがけないスイッチ!』独占配信中
https://www.netflix.com/title/81262270