恋愛のもどかしさや切なさ、楽しさをリアルに描いた海外ドラマをピックアップ! 「あるある」と、思わず共感してしまいそうな登場人物たちの恋愛模様に胸を焦がして。
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パリ×アメリカ! 今年を代表するハッピーラブドラマ。
『エミリー、パリへ行く』「ラブドラマ×新作」と聞いたら、多くの人が名前をあげるであろう、今話題のNetflixドラマ『エミリー、パリへ行く』。90年代を代表するガールズドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』の名クリエイター、ダーレン・スターが手がけ、『SATC』の影の立役者とも言えるパトリシア・フィールドがスタイリングを担当。カラフルなパリジェンヌファッション、パリジャンとの刺激的な恋愛が描かれたドラマは『SATC』ファンも、『SATC』を知らないガールも必見。
主人公は、シカゴのマーケティング会社で働くミレニアル世代のエミリー。パリへの赴任を断念した上司に変わり、突然パリに駐在することになる。エッフェル塔に美しいフランス料理の数々、光り輝く夜景……。憧れのパリライフを満喫し、その様子をインスタグラムに投稿するエミリーのフォロワー数は、気づけば一万人超に…!
インフルエンサーとして、様々なイベントに呼ばれる機会も増えたエミリーだけど、実際には、エレベーターなしの古びたアパート暮らし、アメリカンガールを拒絶する職場の同僚たち、いやらしい目でみるクライアントなど、見事に“パリの洗礼”を受けていた。
しかし、どんな時もポジティブに、毎日を楽しむエミリーのパッションは実に爽快! “楽しい”に実直で、思うがままに行動する彼女の素直さに、きっと魅了されてしまうはず。
そして忘れてはならないのが、イケメンパリジャンとの恋愛! エミリーが好きになってしまった人は、残念にも彼女持ち(しかもエミリーの友人!)。互いに好意を寄せ合いながらも、一線を越えない二人の攻防戦は、ひやひやするやらもどかしいやら……。
恋することの切なさ、おしゃれなファッションに身を包むことの喜び、そして仕事の楽しさまで教えてくれる、まさに2020年を代表するポジティブ・恋愛ドラマ。恋に仕事にファッションに、刺激をもらえること間違いなし。
『エミリー、パリへ行く』
Netflixオリジナルシリーズ。独占配信中。
https://www.netflix.com/jp/title/81037371
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妄想力が掻き立てられる、韓流ラブドラマ。
『青春の記録』2020年の海外ドラマは、韓国ドラマなしでは語れない! 『愛の不時着』、『梨泰院クラス』に始まり、様々な韓流ドラマが世間を席巻中。恋愛を描いた韓流ドラマが数多くあるなかでも、特におすすめなのがこちらの作品。
俳優への夢を追いかけるモデルのヘジュンと、メイクアップアーティストのジョンハ、ヘジュンの親友で、すでにモデル・俳優として活躍するヘヒョ。『青春の記録』は、20代の若者たちが、現実の厳しさにぶつかりながらも、夢を実現しようと奮闘する青春物語。
もともとヘジュンの大ファンだったジョンハが、ヘジュンのメイクについたことがきっかけで急接近。友達になり、やがて恋人関係に発展していく。
誰しも一度は有名人との疑似恋愛を妄想したことがあるのでは? 本作で描かれる、ファンから友人へ、友人から恋人への過程は、とてもナチュラルで理想的。妄想力が掻き立てられる巧みな描写には、胸の高鳴りを隠せない。
一方で、ヘジュンの親友・ヘヒョもジョンハに思いを寄せているから話が複雑。良家で生まれ育ったヘヒョは、ヘジュンとは違い、生まれながらのお金持ち。俳優としてのキャリアは、家柄が少なからず影響していたりするのだけれど、彼も純粋にジョンハに思いを寄せる。
現実と夢とのギャップ、経済格差、韓国ならではの兵役問題…。恋愛と共に、現代の20代を取り巻くリアルな情景まで描かれる。
難しい時代を生きる20代に、恋することの美しさ、夢を追うことの大切を説う純粋なラブドラマ。妄想恋愛をぜひ楽しんで。『青春の記録』
Netflixオリジナルシリーズ。独占配信中。
https://www.netflix.com/jp/title/81290301
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恋、仕事、人間関係…。奮闘する姿にグッとくる音楽ドラマ。
『リトル・ヴォイス』ニューヨークを舞台に、才能あふれるシンガーソングライターのベスが、恋や複雑な家族関係に翻弄されながらも、夢を掴もうと奮闘する音楽ドラマ。
エピソード1で人前で歌うチャンスを得たベスだけど、突然のことでうまく自分を表現できない。それはきっと自分自身が「私でいいのか?」と才能に疑いがあるから…。彼女がこれまで目を背けてきたことに向き合い、本当の自分を受け入れた時、才能が花開き、未来が見えてくる。まさに自分の“本当の声”を探しながら、その“小さな声”が感動を生んでいく姿に、思わずグッときてしまうはず。
本作のために書き下ろしされたオリジナル楽曲が、ベスの美しい歌声と共に毎エピソード流れるので要チェック。一人ぼっちな日々を過ごす孤独さ、仕事も恋も何ひとつうまくいかないもどかしさ、それでも夢をかなえようと前を向く強さ。口下手であまり自分のことを他人に話すのが得意ではない分、すべての思いを歌にこめてメロディーで私たちへ届けてくれる。
オリジナル楽曲を担当するのは、グラミー賞受賞、トニー賞&エミー賞ノミネート歴を誇る、アメリカ出身シンガー・ソングライターのサラ・バレリス。世間に反骨しながらも、前に進もうと奮闘する、20代のパワーがたっぷり詰まった楽曲の数々。ぜひ歌詞にも注目して。
『リトル・ヴォイス』
Apple TV+オリジナルシリーズ。独占配信中。
https://tv.apple.com/jp/show/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%82%A4%E3%82%B9/umc.cmc.4x932osv992wjjdq7ce12za2r
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苦難を乗り越えて…。台本なしのリアルラブストーリー。
『ドリーム・ウェディング ~幸せをプロデュース!~』大人気リアリティショー『クィア・アイ』のスタッフが手がける、新たな感動リアリティショー。本作のテーマは“ウェディング”。何らかの事情で結婚に踏み切れないカップル、複雑な事情によって結婚式に良い思い出がない夫婦などを依頼人に迎え、記憶に残る夢の結婚式を3人のプロフェッショナルがプロデュースする。
式をプロデュースするのは、ベトナムをルーツに持つ衣装担当タイ、イタリア出身の料理担当ガブリエル、インテリアデザイナーの空間担当ジェレマイア。“3人の天使”と依頼人に自分たちを紹介するシーンがあるのだけれど、彼らはまさに神様の使い!
親族を相次いで失い失意の中にいる花嫁や、幼い頃から里親の家を転々とし、自分に自信がもてない花嫁など、複雑な心情を抱える依頼人に寄り添い、言葉の力で救い出していく。
夢の結婚式を準備しておしまい!では決してない。愛し合っているのにまだ結婚式をあげていない“理由”を掘り下げ、胸のつかえすべてを取り除いた上で、式に送りだす。結婚式で見せる依頼人たちの晴れやかな表情を見ると、台本なしのリアルなストーリーであることがよく分かる。
また、注目してほしいのが、結婚式で新郎新婦が互いに送りあう「誓いの言葉」。様々なことを乗り越えた先で紡がれるこの言葉は、とても純粋で美しい。“愛”を伝える言葉はこれほど多く存在するのかと、その豊かさに驚かされるはず。
セクシュアリティや人種、年齢など、多様性に満ちた依頼人たちが登場するのもNetflix作品ならでは。愛を語るのに人種、セクシュアリティ、年齢は関係ないと教えてくれる。
ドレス、料理、空間へのこれ以上ないこだわりにも目が奪われること必至。「永遠の愛」の尊さを教えてくれる感動作をぜひチェックして!『ドリーム・ウェディング ~幸せをプロデュース!~』
Netflixオリジナルシリーズ。独占配信中。
https://www.netflix.com/jp/title/81014405