人生100年時代と言われる現代、お金の問題はどうしたって生涯向き合わなければいけないもの。不安なくこれからの人生を楽しむためには、お金に好かれる人=貯められる人でありたい! そのために今、ガールに考えてほしい生活習慣やお金との向き合い方を『一生お金に困らない!新・お金が貯まるのは、どっち!?』の著者であり、元メガバンク支店長の菅井敏之さんと一緒に考えてみた。さあ、あなたはお金が貯まる人の選択ができてる?
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Q1. 「サブスク代」or「ランチ代」節約するならどっち?
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A:サブスク代。
音楽や動画が定額で楽しめるサブスクリプション。欲張って入会した後、ほとんど利用していないのに月額料を払い続けているものはない? 支出には「固定費」と「変動費」があって、見直してほしいのはサブスクのような「固定費」について。節約と聞くと「変動費」のランチ代の方を削りがちだけれども、自分にとって毎日に潤いをもたらす源は必要経費。お金を貯めるには、サブスクや家賃、通信費といった固定費からメスを入れよう。
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Q2. 貯金は「給料天引き」or「お金が余ったら」?
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A:給料天引き。
お金が貯まる人の条件は“計画性”があるかどうか。「余ったら貯金にまわす」という考え方はNG。毎月決まった金額が自動で積み立てられるような仕組みをつくることが大切! 新たな貯蓄用の口座を作るのもオススメなんだとか。無理なく貯金するためには、手取り収入の15〜20%くらい金額がベスト。重要なのは、額で決めるのではなく、割合で決めること。手取りの収入が変われば、それに応じて金額も変更しよう。
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Q3. 副業をはじめるなら「好きなことをする」or「好きなことをしない」?
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A:好きなことをしない。
働き方が多様化している中で、副業OKな会社も増えている。もちろん好きなことを副業にできればいいけれど、“お金を稼ぐこと”が目的ならば潔くそこに注力すべき。その時に気をつけたいのは、「お金は、労働や何かを解決した時の対価」として得られるものということを意識すること。自分にとって好きか好きじゃないかは一旦置いて、世の中のニーズをビジネスにつなげることに目を向けてみよう。
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Q4. 口座を開くなら「メガバンク」or「信用金庫」?
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A:信用金庫。
なんとなく安心だからという理由だけで、メガバングをメインに使っている人は、一度見直し! 銀行は、単にお金を預けるだけの場所ではなく、借りる場所(融資を受ける場所)でもあるということを意識して。今やフリーエジェント時代、将来的に自分で事業をする可能性も十分にあるはず。そういった時にコミュニティバンクとして、より親身になってくれるのが信用金庫。支店が多いメガバンクの口座は万が一の時のために持っておき、給与の振込や積み立てなどは信用金庫で行うのがオススメなんだそう。コツコツと積立の実績を残すことが銀行からの信頼にもつながる!
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Q5. お金の話を「よくする人」or「あまりしない人」お金が貯まりやすいのはどっち?
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A:お金の話をよくする人。
つみたてNISAやiDeCo……、ガール世代も積極的にお金を運用していく時代。1人で情報とにらめっこしているだけだと分からないことも当然出てくる! そんな時は友人と情報をシェアするのも◎。“30歳までにいくら貯金をしよう”とか、目標や計画を立て、そのことを友人に話すこともお金が貯まる近道。 ダイエットの話を友人にしていると、自分に対してもセーブする気持ちが生まれるように、お金についての話題だって今までよりオープンにしてもいいのかも。計画の見直しができたり、新しい情報入ってきたりすることも!
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Q6. お金をかけるなら「服」or「靴」?
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A:靴。
「バンカーは、融資を決める時に相手の足もとを見ていることがあるんです」と、菅井さん。“神は細部に宿る”という言葉があるように、足もとまで気が使える人は“他人にどうみられるか”が意識できている人。仕事においても丁寧な人が多かったように感じたそう。お金で困らないためには、まずは信頼される人間であるべき。そういった理由で、投資するなら「靴」。ジュエリーやバッグなども、同様に投資価値アリ!
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Q7. クレジットカードは「複数枚を使い分ける」or「2枚に絞る」?
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A:2枚に絞る。
百貨店に航空会社、本屋など、ポイントが貯まるからといって、クレジットカードをむやみに複数持つのはかなり危険! なぜなら、多く持てば持つほど収支が管理できなくなるから。カード会社によって引き落とし日が異なる分、万が一口座への入金忘れなどで支払いが遅れしまったら大変。個人信用機構に履歴が残ってしまい、将来融資を受ける際の審査に通らなくなることも。クレジットカードは2枚に厳選して! 1枚メインのカードを決めて、もう1枚は財布に入れず緊急用として自宅に保管しておくのがベター。
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Q8. ショッピングは「ボーナス一括払い」or「分割払い」?
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A:どっちもNG!
1回で買えない買い物はしないのが鉄則。「ボーナス一括払い」も、1回払いと変わらないように見えるけれども、支払いを先延ばしにしてしまうとそれこそ支出管理ができなくなってしまう。「分割払い」も同様。「想定していた金額よりもボーナスが少なかった!」や「いろんな買い物を分割払いにしすぎて今月分が支払えない!」なんてことも起こりうる。将来に対する責任は負えないので、現在の自分の経済能力で支払えるものだけを買うことを心がけて。
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Q9. パートナーの金銭感覚は「年収」or「貯金額」どっちをチェック?
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A:貯金額。
将来をともに歩むパートナーと、お金に対する価値観があまりにもズレてしまっていたら不安になるよね? 社会人になって5年、年収1000万円のAさんと年収500万円のBさん……。年収だけをみるとAさんの方が稼いでいるけれど、給料のほとんどを毎月使ってしまって貯金は限りなく0。一方、年収500万円のBさんは手取りの20%を毎月コツコツ貯金に回していて、500万円の貯金が。現状の自分に合った生活と管理ができているか、マネーリテラシーがある人かどうかは、年収だけにとらわれないことが大事!
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Q10. コンビニでの支払いは「現金」or「デビットカード」?
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A:デビットカード。
コンビニで使うような少額の買い物こそカードで! なぜなら、毎月の支出を正確に把握することが、お金が貯まる近道だから。そのためには、毎日の記録を残しておくことが大切だけれど、毎日の細々とした買い物はつい忘れがちに。デビットカードなら支払いごとに口座から即時引き落としされるので、マイナスなる心配もゼロ! Webでも簡単に利用明細がチェックできるので、ぜひ利用しよう。
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Q11. お金をおろすのは「銀行」or「コンビニ」?
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A:銀行。
「必要な時に財布を確認したら現金がない!」そんな時は、ついついコンビニに走りがち。けれども、よく考えてみて。1回110円の引き落とし手数料も月10回で1,100円、1年なら13,200円とかなり大きな&痛手の出費に。さらに、コンビニでの飲み物やお菓子の“ついで買い”も回避できる! 必要な現金は、銀行で下ろす習慣をつくろう。毎週決まった曜日に、決まった金額を下ろすなど、マイルールを決めると◎。