2018年も終わりに近づいてきたけれど、お部屋のクリーンアップは大丈夫? 年末はあれこれやることも多いけれど、整理整頓されたお部屋で新年の快調なスタートに備えたいもの。日々忙しいガールのために、整理収納アドバイザーとして活躍する片付けのプロ、ヒバリ舎の内山ミエさんがステップ別“お片付けTIPS”をレクチャー! 7つ全部コンプリートすれば、お部屋もスッキリ快適に!
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何はともあれ、ステンレスを磨く!
どこから掃除したらいいのかわからない、という人は“ステンレス磨き”からスタートしよう!
「水回りの掃除って手間がかかるように思えますが、ステンレスやガラスのような“光る”部分がピカピカだと、それだけで空間全体がすごく綺麗に見えます。用意するのはマイクロファイバークロスだけ。バスルームやキッチンの蛇口のレバー、洗面所の鏡を拭き上げればOKです。目につく場所が綺麗になると、掃除のスイッチがONになって、他の場所への片付け欲も湧いてきます」
各スポットの蛇口や鏡をすべて拭き上げても、15分もかからないはず。“年末お掃除”になかなか取りかかれずにいるなら、まずはTRY!
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散らかったアイテムは“保留ボックス”に。
床に直置きしたりテーブルの上に広げっぱなしになっていたり……。無造作にものが散らかりっぱなしになっていない? 定位置が決まっているものはそこに戻せばいいけれど、決まっていないものは片付けが億劫になりがち。
「出しっぱなしで定位置が決まっていないものがたくさんあると、それをどう片付けるべきか考えるのが大変で、ついつい後回しに。そんな時は、“保留ボックス”を作るのがおすすめです。
そのボックスの中に、しまう場所が決まっていないものを全部放り込んでしまいましょう。そうすることで、床やテーブルの上が一旦片付きます。あとは、1日1箱などペースを決めて、その中身を片付けていきます。“テーブルの上を全部”と考えると気が重くなるけど、箱に分けることで片付けタスクが細分化されて、取り組みやすくなります。オシャレなボックスを選べば、インテリアのように並べておけば違和感がないから、“保留”にしている状態が気にならないのもポイントです」
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道具を見直して日々のお掃除を一工夫。
掃除&片付けばかりに目が向きがちだけど、年末のこの機会に“お掃除道具”を見直すのも重要。
「使い勝手のいい道具を使うことで、掃除の手間が省け、日々の掃除がぐっと楽になります。
普段の掃除には、マイクロファイバー&アルコールスプレーがあればOK。この2つがあれば、場所ごとに洗剤を買い換えなくても日常的なお掃除には対応できます。
ほかにも、トイレ掃除には使い捨てブラシを使ったり、シンクの排水口カバーをゴム製からステンレス製にチェンジしたり。道具を見直すことで、大掃除したその時だけでなく、1年ずっと快適なお部屋をキープできるようになるんです」
年末の掃除が面倒になってしまう理由のひとつは、“日々の汚れが積もり積もっている”からじゃない? 今年のうちに“道具”や“アイテム”を見直しておけば、来年のお掃除&片付けがぐっと楽になるはず!
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捨てる・捨てないの判断はこう決める!
収納スペースを見直そうとすると、どうしてもいるものといらないものを分けて処分する必要がある。でも、いざ処分しようとすると「でもやっぱり、全部いるかも……」と思ってしまい、なかなか処分が進まないこともしばしば。
「ものを処分するかどうか決める時、“いるorいらない”で判断することって多いですが、その基準は卒業しましょう。考えるのは、“好き・好きではない”と“使う・使わない”の2つ。たとえば、“好き”かつ“使う”ものは、なくてはならない必要なアイテム。“好きではない”かつ“使わない”なら処分すべきアイテムです。
“好き”だけど“使わない”ものは、いわゆる思い入れのあるアイテム。捨てる必要はないですが、それらは普段使っているものとは分けて収納しましょう。 “思い出のものはこの箱に入るだけ”と決め、専用の箱に収納しておくと良いですよ」
普段づかいの収納には、“使っている”ものだけを入れておくことで、スペースの有効活用にもつながる!
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運気を呼び込む玄関に!
外の世界と家の境界線である玄関は、日々の暮らしにメリハリを生み出す“スイッチの場”。部屋じゅう片付けるのは難しいなら、まずは玄関から手をつけたいところ。
「シューズボックスの上にカウンターがあると、ついつい不要なものをちょい置きしがち。また、ディスプレイに向くのでいろいろ飾りたくなるけれど、そういったものは一度撤去しましょう。
玄関に置いておくべきは、印鑑とメモ帳、ペン、鍵、ハサミ。ハサミは出がけに洋服から糸が出ていたらカットしたりできて便利です。もし何か置きたいなら、世話をしないといけない植物などがおすすめです。手入れしなくてもいいものは、掃除を怠って埃がたまってしまうのでやめておきましょう」
使い勝手がよく、整理整頓された玄関なら、2019年の運気アップも狙えそう!?
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使いかけのコスメは思い切って断捨離。
新アイテムが気になってどんどん増えていくコスメ。いつか使うかも、と思ってなかなか手放せずにいるなら、年末のこの機会に思い切って処分しよう。
「化粧品には使用期限があって、パッケージに記載がないものは、未開封で製造から3年。開封してしまうと、もっと短くなります。使っていないコスメって“また使うかもしれない”と思うと捨てづらいけれど、使用期限を過ぎているとしたら、処分してしまったほうが賢明です」
年明けには春の新色もたくさん登場し始めるし、思い切ってサヨナラしちゃおう!
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クローゼットの整理整頓は“あるモノ”を見直す
不要なものは持たずワードローブを洗練させてこそおしゃれ上級者とは思うけれど、そうは言ってもクローゼットに収納しておきたいアイテムってなかなは減らせないもの。
「STEP4でお伝えした“好き・好きではない”、“使う・使わない”の基準でクローゼットの中身を分類し、必要ないものは処分しましょう。それでもクローゼットの中身がパンパンなら、見直すポイントはずばり“ハンガー”。
大ぶりのハンガーを使っていると、それだけでかさばってクローゼットのスペースを圧迫します。スリムなデザインのハンガーなら、コンパクトな空間にたくさんの衣類が収納可能。ハンガーが統一されていると、それだけで空間がスッキリ見えます。
おすすめは、ドイツ製の『マワハンガー』。スリムなデザインはもちろん、丸みを帯びたフォルムが大事なアイテムの型崩れも防いでくれます」