モデルにクリエイター、プレス…etc、シーンの第一線で活躍する彼女達は、日々どんな家具や雑貨に触れながら、独自のセンスを育んでる? おしゃれ業界人7名に聞いた、とっておきのインテリアショップアドレスをシェア! 彼女達のプライベートルームの写真を交えながら、GWにチェックすべき注目ショップの見どころをたっぷりと紹介します。
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アートな美術セットを手がける気鋭のプロップスタイリスト、ケイコ・ハドソンさんが推薦してくれたのは、親子二代で通い続けているという器のお店、KOHORO(コホロ)。二子玉川の路地裏に店を構えるこの店は、日本の個人作家や工房のクラフト作品に焦点を当て、料理が美味しく見える器をメインに、長く使っても飽きがこない、暮らしにまつわる道具を取り扱っている。モノトーンを基調にした店内は、白磁の器や焼締めの花器、ガラス作品など、作家もテイストも異なるものがセンスよく調和し、まるでギャラリーのようなモダンな空間に。初心者でも興味を持ってもらえるようにと、商品にはオリジナルのポップを添え、特徴をわかりやすく紹介。また自宅の器との相性をイメージしやすいよう、異なる作家作品を組み合わせて展示するなど、この店ならではの粋な提案に思わず顔がほころぶ。また企画展も常時開催しており、訪れるたびに新たな作品と出会えるのも魅力。4/27~は川口武亮さんの展示が行われる予定なので、こちらもあわせてチェック!
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ブルーの釉薬が美しい一輪挿し(¥2,500)は東京在住の作家、伊藤満さんによる作品。花器にこだわるだけで、何気ない草花もこんなにドラマティックに見えてくるから不思議。
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伊藤満さんの白いパスタ皿(¥4,860)の上に、愛媛在住の宮内太志さんの角小皿(¥1,400)を配置するなど、異なる作家の作品を組み合わせてディスプレイするのもこの店の特徴。
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秋田にある樹齢100年以上の天然杉を使って作られた、曲げわっぱの弁当箱(¥8,640~)。湿度をうまく調節し、ごはんもおかずもベストな状態をキープしてくれる優れもの。
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青森の職人さんが手作業で仕上げるあけびのカゴ(¥12,960~)や、福岡在住の木工作家、山口和宏さんによるまな板(¥5,832)、鎌倉の作家さんによる木彫りのバターケースなど、暮らしにまつわる道具も。
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お店は二子玉川駅から徒歩3分、高島屋のちょうど裏手あたりの商店街に位置。白い格子をあしらったモダンなガラス戸とベンチに置かれた作品群が、客を温かく出迎えてくれる。
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母に連れられ訪れたことがきっかけで、KOHOROに足を運ぶようになったケイコ・ハドソンさん。「ガラスの引き戸を開けると別世界に入れるような……そんな空間が居心地よく、ゆっくりと器を見ることができます。作家さんの作品が常時入れ替わり、行くと必ず新しい出会いがあるのもいい。このお店が選ぶ器や作家さんのセンスが私は大好き。母娘で通っている大切なお店のひとつです」
イギリス留学時に、友人が暮らす家によく遊びに行ったというケイコさん。現在のお住まいにも、その時に得たインスピレーションが随所に落とし込まれているそう。「イギリスの友人達が住んでいたフラットは、モノが多いのですが、1つ1つこだわりがあって。遊び心あふれる部屋づくりが、アンティークショップで暮らしているかのようでワクワクしました。あのときに見たフラットのイメージと、日本のモダンで美しいもの、それがミックスされたのが私の部屋(写真上)。事務所も兼ねているので、撮影道具もインテリアの一部として成立するよう心がけています」