モデルにクリエイター、プレス…etc、シーンの第一線で活躍する彼女達は、日々どんな家具や雑貨に触れながら、独自のセンスを育んでる? おしゃれ業界人7名に聞いた、とっておきのインテリアショップアドレスをシェア! 彼女達のプライベートルームの写真を交えながら、GWにチェックすべき注目ショップの見どころをたっぷりと紹介します。
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近年女性の間でも人気が高まりつつあるインダストリアルショップ。そんな中ビューティーディレクター兼メイクアップアーティストの早坂香須子さんが足繁く通うのが、世田谷の住宅街に佇む「House of Fer Travil(ハウス オブ フェール トラバイユ)」。倉庫をリノベーションしたような空間に並ぶのは、かつてヨーロッパの工場で生産されていたデスクやチェア、ランプなどの工業用製品。それらを併設したアトリエで修理&加工を施し、この店ならではのモダンな感性を注入し販売している。買い付けは主にフランスで行われ「何を加えたら1番表情が引き立つか。アイテムの素材感を大切にしながら、再生手法を考えます」とバイヤーの永井さん。ベースとなる鉄に木材やガラス、ときに大理石などをミックスし再構築するアイテムは、無骨でありながら温もりやユーモアに溢れていて、自宅に招き入れたときの存在感も抜群。インテリア映えする時計やランプ、コンテナなど雑貨も充実しているので、祝い事のプレゼントを探すのにも最適!
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ビエネーゼ社製のチェア(¥72,000)はシートを付け替え、アイアンの表面を磨いて程よい風合いに。隣のテーブルランプ(¥67,000)はフランスの30年代のもの。錆びたアーム&シェードにポリッシュを施し、台座をつけメンテナンス。
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アンティークの和家具に鉄板や真鍮の取っ手をプラスして再構築したチェスト(¥110,000)は、ショップが新展開する「Le Kurogane」のプロダクト。パイレックス社のガラスの実験器具を使ったユニークなライト(¥20,000)にも視線が釘付けに。
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フランスの製糸工場で、商品保管用に使われていたコンテナ類(¥9,800~)。業務用なのでつくりが頑丈なのはもちろん、上下に積み重ねて使用できるので機能性も高め。衣類や道具などの収納にぜひ活用してみて。
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工場や公共施設、船舶などで使われていた業務用ランプは、部屋に1つあるだけでインダストリアルな雰囲気がアップ。街路灯として使われていた迫力あるサイズから、気軽に持ち運べるポータブルタイプまでバリエーションも豊富。
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最寄駅は世田谷駅。メイン通りから1本南に入った住宅街の角にある、トタンで囲まれたヴィンテージ風の建物が目印。ショップの奥にはアトリエも併設されていて、ガラス越しにスタッフの作業中の姿を見ることもできる。
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推薦者の早坂香須子さんは、自宅のダイニングテーブルを探していたとき、友人の紹介でこのお店の存在を知ったそう。それから5年間でテーブル、ランプやハイチェア、玄関用の大理石のベンチなど、インテリアの要となるものをいくつか購入。「無機質なアイアンにアンティークの木材や大理石がセンスよくマッチしていて。FER TRAVAILのアイテムはどれをとっても仕上がりが絶妙!」
自宅のインテリアを構成するにあたり、特にコンセプトは設けなかったという早坂さんだが、仕事柄、海外を行き来することが多いだけあり、旅先で受けたさまざまな国の影響がミックスされているという。ヘリンボーンの床には、北欧風のラウンジチェアや革張りの椅子、グリーンなど観葉植物がセンスよく配置され、愛猫もリラックスできる心地よい空間に。