モデルにクリエイター、プレス…etc、シーンの第一線で活躍する彼女達は、日々どんな家具や雑貨に触れながら、独自のセンスを育んでる? おしゃれ業界人7名に聞いた、とっておきのインテリアショップアドレスをシェア! 彼女達のプライベートルームの写真を交えながら、GWにチェックすべき注目ショップの見どころをたっぷりと紹介します。
-
レイビームスの統括やRBSのブランド立ち上げを経て、フリーのファッションディレクターに。おしゃれ通として支持を集める濱中鮎子さんが、前職の先輩に紹介され通うようになったのが、経堂にある「Rungta(ルンタ)」というお店。インテリア関係のバイヤーとして長年インドやアフリカに出向いていたオーナーの波賀さんが、失われつつある現地の手仕事を紹介したいと思い始めたこの店は、インドのキッチン雑貨やアフガニスタンのヴィンテージラグ、アフリカのオブジェがひしめき合う、国や年代にとらわれないクラフト作品の宝庫! アンティーク家具と個性あふれる雑貨、そしてグリーンが共存する独特な空間は、異国に迷いこんだかのようなワクワク感に溢れ、つい長居してしまう。「現地の職人や作り手と可能な限り会い、モノの奥に隠れた背景やストーリーを伝えたい」と波賀さん。ホリデーシーズンに向け、インドから買い付けたばかりの古いバスケットや刺し子のキルトなど、新アイテムも続々入荷。アイテムの奥に潜むエピソードに耳をすませながら、ここにしかない一期一会の出会いを楽しんで。
-
天然の染料を用いたインドの藍染のコットンラグや、ハンドメイドのウールラグ、アフリカの手紡ぎの布……etc。キリムにも通じる独特の幾何学模様は、インテリアのスパイス役に。
-
ビルマの伝統工芸品としても有名な朱塗の漆器(¥2500~)をはじめ、インドの真鍮の置物、アフリカの貨幣を元にしたオブジェなど、一風変わったアイテムに目を奪われる。
-
窓際に置かれた多肉植物やグリーンは、インドで生産しているRungtaオリジナルの素焼きのポットに入れて販売。小さいサイズなら1000円台から手に入り、ちょっとしたプレゼントにも最適。
-
100年前のイギリスやチェコ、スウェーデンで作られたというデッドストックのホーロー製品は、かつてインドで舶来品として愛でられていたもの。レトロな2トーンカラーが愛らしい。
-
小田急線・経堂駅の南口から農大通り商店街を抜け、交差点を右折。しばらく歩くと、温もりのある白い壁とグリーンがアクセントになった可愛らしい外観が見えてくる。
-
私服はもちろん、夫&愛猫と暮らすセンスのよい自宅も注目を集める濱中さん。そんな彼女がプッシュするRungtaの魅力とは?「インドの珍しいラグや、アジアやアフリカなどから買い付けた珍しい民藝アイテムがたくさんあって、ここにいると時間が経つのがあっという間! オーナーの方から直々に商品にまつわるエピソードを聞けるので、思いを馳せているだけでも楽しくなります」
「自宅のインテリアは、まだまだ発展途上です」と語る濱中さんだが、ミッドセンチュリーな雰囲気が好きとあって、ダイニングのペンダントライトはルイス・ポールセン、チェアはほぼイームズのもので揃えている。壁にかかった抽象的な絵や、テーブルの上に何気なく飾られた花も、素敵なインテリアの一部に。窓からは日差しがたっぷりと注ぎ、愛猫のチャイ君も気持ちよさそう。