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「おきゃんてぃーず」の25歳はこの1曲!「Money Jungle(マネー・ジャングル)」

LIFESTYLE/CULTURE
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『大切なことは二つだけ。どんな流儀であれ、きれいな女の子相手の恋愛。そしてニューオーリンズの音楽、つまりデューク・エリントンの音楽。ほかのものは消えていい。なぜなら醜いから。』 by ボリス・ヴィアン

 

秋風が吹きはじめた。

毎日、海水浴して、日光浴して、ビタミンDを生成する、『うたかたの日々』も、もうすぐおしまい。

 

そうしてこれからの季節に合う街。NY

「ちょっと寒くなってきたかもなー。」からがカッコよい街。

NYは僕の住む青森と緯度もいっしょ。

なんと、百石町には「自由の女神」まであります。(笑)

 

そんなことはさておき。

NY ハーレムの華。「デューク・エリントン」

1899年、ワシントンD.C.で生まれ。小学生の頃からピアノを習い始め、1916年ピアニストとしてデビュー。

その後ニューヨークに進出し、1927年にニューヨーク市マンハッタンハーレムにて高級ナイトクラブ「コットン・クラブ」とバンド契約に至る。

1930年代から第二次世界大戦後にかけて『A列車で行こう』(作曲はビリー・ストレイホーン)など、音楽史に残る様々な作品を世に出した。(wikipedia調べ)

マイルス・デイヴィスからもスティーヴィー・ワンダーからも、天才ミュージシャン皆から尊敬される、ブラックミュージック界の「神」。音楽マニアが行きつく先には必ずたちふさがる「鬼」。

一般的に、「デューク・エリントン」といえばビッグバンドを率いていて、コンダクター的な役割で、「懐メロのJAZZ」の人でしょ?って感じかもしれませんが、

Non Non Baby …

このコラムを読んでくれている、若い皆様にも、

『本当に上質なものとは、本当は怖いものだ!』

というのを知っていただきたい。

今回の「25歳はこの1曲」はそんな「デューク・エリントン」が、珍しくピアノ・トリオで制作したアルバムから『マネー・ジャングル(Money Jungle)

』(1962年)

 

まずメンバーですが・・・。
p:デューク・エリントン
b:チャールズ・ミンガス
ds:マックス・ローチ
この面子です。とてもとても怖い3人です。アーケードで目なんか合わせられない3人です。

デューク・エリントンは、当時もう63歳。

そして、ミンガス40歳。ローチ38歳。

 

20歳以上下の名声と実力を兼ね備えたミュージシャンを率いた、還暦過ぎの「鬼」エリントン。

 

チャールズ・ミンガスが「バララーン、バララーン」と軋むほど太い音でウッドベースを鳴らし、マックス・ローチが「ドカッ!シャシャシャシャシャッ!」と轟音でドラムを叩くと、「ビヤーン!!ビョビョビョッーン!」とデューク・エリントンのピアノが飛び出す。

 

たった5分30秒の演奏なのですが、みっしりと中身がつまっていています。蓋を閉めた大きなタッパーから、高級和牛の挽き肉やら田子ニンニクやらオーガニックのスパイスやらが、ムニムニッと溢れ出してくるフィーリングとでもいいましょうか。

 

緊張と緩和のバランスが良いものが「上質なものだ」なんて、常識的には言うのでしょうが、この作品は「緊張感の連続」です。緩和なんていらないね。

 

なぜならホンモノだからね。

 

PROFILE●田邊慎一郎1975年青森市生まれ。エフエム青森にて、類いまれなる音楽知識をもとに「おきゃんてぃーずのおきゃんてぃーぱーてぃ」のDJを担当。(A.K.A.津軽に降りた最期の天使)。大学卒業後カメラマンを目指し、NYや中南米、アジアを放浪後、なぜか料理の道へ入り、味にうるさい女子たちを魅了するシェフへと変貌。現在 レストラン Teraにて、オーナーシェフまで担当。
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