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世界的な注目作がいよいよ公開! ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』を観るべき10の理由。【No drama, No life! 】

数ある海外ドラマのなかから、“今だから観たい”作品をピックアップ! 今回フィーチャーするのは、センセーショナルな内容で注目を集める世界的な話題作。

海外ドラマの最高峰であるエミー賞で作品賞などを含む最多8部門を制覇、さらにドラマ&映画の祭典であるゴールデン・グローブ賞では2冠を達成。視聴者のみならず、批評家からも絶大な支持を集めるディストピアドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。放送業界における数々のタブーを見事クリアし、海外ドラマの歴史を大きく変えた一作としても話題の本作。女性として、この時代を生きる者として、今観るべきこのドラマの魅力に迫る!

 

© 2018 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved.

1. 原作はセンセーショナルな1985年発売カナダの人気小説
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』は、1985年に出版されたマーガレット・アトウッドによるベストセラー小説「侍女の物語」を原作とするディストピアドラマ。舞台は、化学物質や放射能により、子どもの出生率がほぼゼロになった世界。アメリカは、テロリストに襲撃された結果、原理主義者の支配下に置かれ、国名も変わり、宗教主義国家「ギレアド共和国」に……。家族や仕事、選挙権を当たり前にもつ女性たちは少しずつ生活を規制され、家族と引き離され、仕事や銀行口座、名前さえも奪われ、子どもを産める健康な女性は”妊娠可能な貴重な国家財産”とみなされ、政府によって強制施設に収容されることが義務付けられてしまう……。

その内容は当時から現代に及ぶまで議論のやまない衝撃作。小説発売から30年以上たった今でも、そのストーリーは全く色あせることがない。

 

2. 「想像で描いた部分は一切ない」-原作者マーガレット・アトウッド
人権、選挙権、仕事をする権利、家族を持つ権利、オシャレをしたりメイクをしたりする権利など、女性があらゆる権利や自由を奪われ、共和国の司令官たちの子孫を残すために”妊娠マシーン”になることを強いられるこの作品。当然、問題作として見る人も多く、「差別的だ」「アンチ・キリストのドラマではないか?」など、キリスト教原理主義者をはじめ、多くの批判がアトウッドのもとには寄せられることになる。しかし彼女は言う、「私が本作で描いた女性虐待の数々は、すべて世界のどこかで起こっていること。私が想像で書いた部分は一切ない」と。また、本作はアンチ・キリストを描いた作品ではなく、”宗教を利用して、自分の思い通りに操る男性たち”を描いた作品で、決して宗教を批判するものではない、とも述べている。

想像するだけで恐ろしいけど、作中で描かれる侍女たちへの罰や石を投げつける刑は世界のどこかで実際に行われていたこと。これらは宗教が始まる何百年も前から存在していた刑だという。そう、決して絵空事ではない、これは真実のドラマなのだ。

 

3. 1990年の映画版の評判はイマイチ……。
実はベストセラー小説「侍女の物語」は1990年に一度、映画化されている。ドイツの映画監督フォルカー・シュレンドルフがメガホンを取り、ナターシャ・リチャードソン、フェイ・ダナウェイといった俳優陣が出演。ちなみに音楽は坂本龍一が担当していたとか! しかし、映画版の評判はイマイチ。というのも、原作である小説の世界が全くリアルに描写されていなかったから。小説ファンの人からすると、「あれ、原作の世界観と全然違う……」とガッカリする内容だったみたい。その理由は、映画館で上映するために、倫理委員会の承認が必要だったから。その作品に影響を受けて変な気を起こす人がいないか、嫌な気持ちになる人がいないか、差別的ではないかをジャッジするのだ。小説のまま映像化すると、宗教支配と女性虐待の描写が衝撃的すぎて絶対に映画館での放映は無理……ということで、原作とは異なる”ぬるい”描写になってしまったのだ。

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