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LIFESTYLE

「おきゃんてぃーず」の25歳はこの1曲! Marvin Gaye / 『 I Want You 』

今年最後の「おきゃんてぃーず」の25歳はこの1曲。a.k.a 津軽に降りた最期の天使、田邊慎一郎です。

僕も、年内最後の連載のラストを飾るべく 「立つAngel跡を濁さず」 そしてR.Kelly先生がおっしゃっていたように 「I Believe I Can Fly」 の心意気で、来年に向けて、エレガントに舞い上がます。さて、みなさんにとって2014年とはどんな1年だったでしょうか? 会社や学校で良いことや嫌なこと、たくさんあったことと思います。社会情勢をみても、「消費税8%に増税」や危険ドラッグの氾濫」、「集団的自衛権の憲法解釈変更問題」、さらには「笑っていいとも!32年の歴史に幕」なんて大変なことも起こった年でした。

「でも、心配ご無用。My Sweet Heart」
「これさえ、胸の奥底にしっかりともっていれば2015年はきっとHAPPYだよ。」
「Oh,Baby それはなにかって?」
そ・れ・は・ね ♥
「EROTICISM!(エロティシズム)」

2015年は獲物を狙うチーターのようなエロティックな野性味をもって、恋や仕事にチャレンジしてみましょう。味気ない恋や仕事にバイバイ。エロティックに艶やかに人生を謳歌していきましょう!小さいことは気にすんな! ワカチコワカチコ。「魅惑的な大人の着こなし」 「官能的なフレグランス」かっこいい先輩や上司はきっと「エロティシズム」を隠しながらも、うまく取り入れているはずです。今回は、そんな魔法のキーワードが、たくさんちりばめられた、スペシャルなエロティックな真夜中のアルバムをあなたに紹介したいと思います。
Marvin Gaye(マーヴィンゲイ) / 「 I Want You 」

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個人的にMarvin Gayeの中で1番好きなアルバム。「Let’s Get It On」に続く性愛路線ですが、「Let’s Get It On」での明るく溌剌としたセクシーさはここにはなく、真夜中の混沌としたエロティックの連鎖が続きます。もともとはリオン・ウェアとTボーイ・ロスが自身のために用意していた素材をマーヴィンが聴いて非常に気に入ってしまい、急遽マーヴィンのアルバムとして制作されたものとしても、異色の作品として知られています。そしてこのアルバムの特徴は何と言っても全体の完成度の高さ。リオン・ウェアの高度な作曲センスも然ることながら、Ray Parker Jr.やDavid T­Walker等のソウルミュージック界の職人ギタリストがバックからサウンドを支え、そして何よりもMarvin Gayeのファルセット・ボイスの多重録音が冴えまくっています。それに加え、アルバムジャケットは黒人芸術家Ernie Barnesが担当。ダンスの躍動感と官能的な人間の動きを見事に表現した美しいアートは見事です。

I want you the right way
ほんとうに君が欲しい。

and I want you to want me too
僕が君に欲望しているように

just like I want you
僕が君に欲望しているように

冒頭のヒット曲であり、アルバムタイトルでもある「I Want You」からして、非常に官能的で、かつ、まるでマーヴィンの精神を覗き見しているかのような混沌とした世界。あらわれては消えるマーヴィン自身によるヴォーカルは、実に複雑な味わいです。その他、ヒットした「After The Dance」、また、ボーカリゼーションの複雑さが飛び抜けている「All The Way ‘Round」(椎名林檎のお兄ちゃんである椎名純平も大絶賛していますね)など、捨て曲がありません。この「I Want You」というアルバムはMarvin Gayeのアルバムの中でも特にメロウな作品で、甘くスウィートでいて何処か憂いや刹那さ溢れる美しい世界観が創造されています。さあ、恋人のいるアナタ。ぜひ彼とベッドでふたり聴いてみてください。1曲目の「I Want You」からラストの「After The Dance」の間までに、官能的な素晴らしい一夜を過ごせるはずですから。このコンセプトアルバムは曲間もなく、スムーズに流れていきますので、身を任せてみてください。ちなみにラストが「After The Dance」ってこのアルバム気が利いているでしょ?  個人的には20代前半のころの僕は、この官能的なアルバムで行為を終えてから、アストラッド ジルベルトの「おいしい水」を聴くのが定番でしたけど…….。のどが渇くしね。

 

 

PROFILE●田邊慎一郎1975年青森市生まれ。エフエム青森にて、類いまれなる音楽知識をもとに「おきゃんてぃーずのおきゃんてぃーぱーてぃ」のDJを担当。(A.K.A.津軽に降りた最期の天使)。大学卒業後カメラマンを目指し、NYや中南米、アジアを放浪後、なぜか料理の道へ入り、味にうるさい女子たちを魅了するシェフへと変貌。現在 レストラン Teraにて、オーナーシェフまで担当。

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