変身
「変身」を表す黄色。そして「とがった自分を愛する」のピンク色が出ています。いきなりなのですが、2017年の終わりまでに、自分の気持ちのなかで「今の自分の形態って終局を迎えていくんだろうな。次に向かってジャンプできるはずだし、私自身としては次の章に入っていきたい」と思ってきています。つまり、あなたは2017年下半期において「変身」を迎えていきます。


芸術者、表現者としての魚座
この2017年下半期に起こる「変身」という現象について詳しく話をする前に、魚座の人が持つ「芸術の体現者」としての性質をお話ししていきます。
もともと魚座の人って、自分自身の自己紹介が難しい人たちでもあるのです。魚座って「自分がひとつの限定された役割」に押し込められることを本能的に嫌います。だから、会ったばかりの人に自己紹介をしなければいけないシーンなどで「一応、学生をやっています」など、そういう「一応」がついた紹介の仕方をします。「学生」という名称で自分のすべてなんて言い表せないもどかしさを感じます。
魚座の人って、ごはんを食べるために、大人として社会にいるためにいろいろな肩書きをそれぞれ持っていると思うのです。でも、あなたのなかでいちばん強いエネルギーは、
「自分が感じた衝動を、命がけで表現する」
ことなのです。あなたが感じた衝動を、あなたは最高の条件で外の世界に放出しようとします。その瞬間、あなたは普段のあなたではなくなるのです。それがあなたの芸術家性なのです。芸術家が残した絵画の迫力って、単なる「絵のうまい人が描きました」から伝わってくるものではなく、「その人の人生すべてが叩きつけられたかのような衝撃」として感じられるわけでしょう。
実際に、表現活動を行っている魚座の人って、自分が感じている「美」の世界と一体化します。だから、美と一体化している魚座の表現って、見ている人を「ゾクッ」とさせるのです。「この人は、私が知っている世界にいる人じゃない」と、見る側はその表現の光に魅せられていくのです。
あなたは⾃分が「⼼の底からうれしい」「今の私、イケてる」と思っているとき、ほかの⼈よりも強くオーラが輝きます。それだけ、夢中になっているときのあなたの表情って特別なパワーを帯びるのです。そのパワーを、あなたはこの下半期にもっともっと⾼めなければいけません。それこそ「もっと私を⾒ろ!」と周りに強制するぐらいのエゴイストにならなければいけないのです。この下半期は以下のことをぜひやってみてください。あなたにとって特別な瞬間、それは「⽉に1回⼤好きなお店でごはんを⾷べるとき」など、⾃分がまるで「特別な撮影をしているモデル」であると意識して「私はこの特別な瞬間を誰よりも楽しんでいる!」と、究極の紙⾯を飾るぐらいのつもりで⾃分を光らせる。モデルさんって撮影の瞬間に⾃分⾃⾝を最⼤級に光らせます。あなたにもそれをやってもらいたいのです。
ちょっと冒頭から飛ばしてしまったのですが、だから魚座って、「自分じゃない何かの力」を持っている人が多いのです。だから、その「力」を外に向かって出していくために、なんらかの表現の方法を持っていたほうがいいのです。
古代から、歌やダンス、絵画などの芸術作品って、いわゆるこういう言い方が苦手に感じられる方には申し訳ないのですが、人間が人知の限界を超えて作った、神への贈り物という歴史があります。魚座にはその芸術の体現者が多くて、不思議な力を自分のなかに宿している人が多い。だから、自分の意思とはちょっと関係ないところで「人生が動かされる」という経験をよくしたりするのです。
「自分じゃない力によって動かされる」
それはつまり、「なんだかよくわからない衝動」。衝動があなたの人生を動かしてきたのです。
新しい世界を知るために、
次のレベルの⾃分になっていく
ここまで書いてきたように、あなたを動かすものって「衝動」です。魚座の行動って、これはネガティブに受け取らないでいただきたいのですが、ほとんどすべて脈略がないのです。「急に衝動が起きて、それをやりたくなった。いや、どうしてもやらなければいけなくなった」。その連続だから。
でも、社会という場所で暮らしていると、その衝動のすべてを「急にやるわけ」にはいかないことがほとんどです。だから魚座も一応「社会性」という仮面をかぶるし、社会生活のなかで「好き勝手に振る舞いすぎないようにする」という訓練を自分に課したりします。
でも、あなたの本分って「衝動によって、やってみなければわからないことに自分を賭けること」なのです。
そして、この2017年の下半期にあなたに起こる衝動は、
「もうここまでの自分は終わり。変身して次のレベルに行かなきゃ」
という感覚です。ですから、2017年後半から来年2018年も含めて、大がかりな移転や引っ越し、そして環境をガラリと変えてしまう方も多いです。それはあなたが行っている変身の一種の「脱皮」なのです。今の自分じゃ窮屈になってきているのです。感覚が鋭い人なら、これを読んでいる時点で「もう今の自分って昔の自分なんだよな。その姿で見られるの、嫌なんだよな」と感じている方もいらっしゃると思うのです。
ちょっとだけ品のないたとえ話で申し訳ないのですが、たとえば自分の年収が増えるときって必ず「そのレベルの年収を稼ぐ人たち」と仲良くなります。これは無理やり出会うという意味ではなく、自然とそうやって気が合ってしまうのです。
「自分の周りの環境とか、気が合う人が変わっていく」
実はもう自分のなかでは感性のレベルが変わってきているのです。
2017年下半期、あなたの感性のレベルはひとつの大きな爆発を起こし、次のレベルに行っています。なので「え、こんな人と気が合うんだ」という“次のレベルにいる人”と気が合ったりしていきます。
この下半期でのあなたの爆発力を高めるためにやっていただきたいことがあります。
- ・いつも自分がいる地域とは違う場所のお店に行ったり、カフェに入って会話の違いなどを感じてみる。
- ・都会に住んでいる人は、都会だけではなく、遠征して自然が多い場所に行ってみる。
- ・その逆に、自然が多い環境に住んでいる人は、都会に遠征してその空気を感じてみる。
- ・身体性が前面に出たパフォーマンス、表現活動を見に行ってみる(バレエや舞台、ダンスやフィギュアスケートなど)。
- ・「自分にとって憧れの人」に会えたら何を話したいか、自分は何をしてきて、何を目指している人なのか、それをもう考えておく。
ぜひやってみてください。