これまでにあったあなたの強さ
2017年下半期のあなたのオーラは「水に流す」という水色が出ています。2017年下半期における獅子座は、かなり強い形での「新スタート」を迎えていきます。その流れを早速見ていきたいと思います。


はじめに、あなたの今までの人生における「変化」ってどういう感じで起こったかを思い出してみてほしいのです。獅子座であるあなたの場合、自分が変化するときに強い気持ちを込めて「何があってもやり抜く」と決めてきた場合が多いと思うのです。あなたにはハンターや勝負師みたいな性質があるので、人生において「あ、これは私にとってチャンスだ」と変化を感じた場合に、それが「自分を賭けて挑むべき勝負」という感覚になります。そして、そういう変化によって、あなたの今がつくられてきたところってあると思うのです。
「負けられない」と思う環境の変化があって、そこに向かって戦ってきた。でも、今回改めてこの下半期に注目したいのが、変化や勝負に乗る前のあなたの姿。つまり、弱かった頃のあなたなのです。なぜなら、あなただってもとから「強い人」ではなかったのだから。
あなたは実は自分の弱さを知っています。だから、人生で自分が「このタイミングで私は変わらなきゃ」「もっと強くなって、ちゃんとやり遂げてみせる」と目標を決めたときに、自分の弱さを置いてくるのです。獅子座の人って自分に自信がつくまで、自分が目標を達成するまで「涙を流さない」「弱音を吐かない」と決める人すらいます。
でも、2017年下半期のあなたに起こる変化って「あなたが強くなるための変化」ではないのです。それを詳しく説明していきます。
2017年下半期に起こる
あなたの変化
ここまでの話をまとめると、今までのあなたにとっての「変化」って「自分が強くなるための変化」であることが多かったと思います。
でも、今のあなたが迎えようとしている「変化」って強くなることではないのです。強くなって、ひとりで乗り越えていかなければいけない。乗り越えるまでは弱音や涙なんかも一切見せない。そういう自分ではない自分。
そういう「私は強くなければいけない」という自分のイメージに対して、あなたのもう一方の心がこう言っていると思うのです。
「ひとりでいろいろ乗り越えていく自分、飽きた」
って。これが今のあなたが迎えている最大の変化の波なのです。
真剣勝負の舞台を持っている
もうひとつこういう話をしたいのですが、お笑い芸人の方ってどこか陰を持っていませんか? ほら、舞台上やカメラが当たっているときに光を放っている方って、プライベートでバランスを保つために「暗い部分」も持っているのです。
芸人さんっていろいろな人間模様を観察するのがお仕事でもあります。だから、なるべく観察をするときには自分の感情を入れません。そうしているうちに自分自身にあった喜びも悲しみも、どこか「ネタ」として客観的に眺めていってしまうこともあります。
だから、「舞台」=「自分にとって真剣勝負の場所」以外の自分にスポットライトが当てられても「いや、自分には何もないっすよ」と自然に答えてしまうことも多い。
この芸人さんのたとえって、どこか獅子座の人にも共通するところがあるのです。獅子座の人って、決めるときに決めます。あなたには「舞台」、つまり「自分にとって全存在を賭けるべき神聖な場所」が自分の中にあって、そこで120%を出せば、極端な話「あとには何も残らなくても構わない」と思ってしまう。
今、あなたが迎えている心境の変化って、「ひとりでいろいろ乗り越えていく自分、飽きた」です。その次のあなたが迎えていく段階は「水に流す」と「メモリーのシェア」だと思ってください。
水に流す
まず、あなたが変化を迎えるにあたってとても大切な感覚のひとつに「水に流す」というものがあります。
これってすごく大切なことで、獅子座の人の生き方の中心にあるものって「積み立て式の努力」なのです。その努力の総量ってほかの人がわからないぐらいのものを持っています
その努力があるからこそ、あなたは「今日できないことは忘れずに、明日できることへ。今年できなかったことは決してなかったことにせず、来年の課題へ」と、次につなげていく感覚を持ち続けることができます。
あなたは「できなかったことが“ひたむきな努力によって”できることになっていくこと」がすごく楽しく感じられる人なのです。だから、そのためにはある程度つらい努力に関しても継続して行っていくことができる。
でも、その「積み立て式の努力」に関してはひとつだけデメリットもあります。
それは「この舞台だけでは負けられない」という、自分にとって「神聖な場所」が定まりすぎてしまうことです。
あなたが「この仕事でスキルアップしていくことだけは負けられない」と決めたとしたら、「それ以外のこと」に関しては自然とどうでもよくなってしまうというようなことが起きます。
「水に流す」というのは
結果にこだわらない。反省もしない。ただ思いついた楽しみを実行して、そして忘れること。
この感覚を急に持つのが難しいと感じられた方は「自分が大事にしている舞台を一点だけに絞らない」と思ってください。勝ち負けはひとつの舞台で定めていいけど、勝ち負けを決めないゆるやかな場所も自分で持ってほしいのです。知り合いとの会合があって、「あー、なんか今日は全然いい発言ができなかったなあ」と思っても、「それでよし」とゆるい自分も認めてあげてほしいのです。
メモリーのシェア
これも獅子座特有のクセなのですが、あなたにはどこか本能的に「リーダーシップを取らなければいけない」というプレッシャーがあるのです。何ていうんですかね、「まとめなきゃいけない」っていうお兄さんやお姉さんのような感覚。
だからちょっと正直に答えてもらいたいのですが、みんなでごはんを食べに行ったり、遊びに行ったりしても、みんなのことを考えずに自分で勝手に個人行動をしている人を見ると「イラッ」とすると思うのですよ。それだけ無意識に、「この場を私がまとめなければいけない」というプレッシャーを常に持っているのです。
あなたにおすすめしている「メモリーのシェア」って、たとえばあなたがみんなとごはんを食べに行く、遊びに行くという場面があったら
「ドキュメンタリーフィルムなりミュージックビデオを撮影している感覚」
を持ってほしいのです。自分がその場の監督として、「何も気取らず、自然にやってもらえばいいです」という指示を自分に出してほしいのです。「これはドキュメンタリーフィルムの撮影なんだ」と認識したとき、あなたは「その場をまとめなければいけない」という長男や長女的なプレッシャーから解放されるのです。
それが「メモリーのシェア」なんですね。自分で引っ張って、自分でみんなをまとめて、自分で勝手に反省しない。みんなが好き勝手やっている。自分も多少好き勝手に楽しんでしまう。「まとまらないこと」を否定しない。肯定してあげる。そうするとですね、あなたはいろいろお店を予約したり、計画や準備をしなくても「とりあえずこの週に会おうよ」とみんなに対して言えるようになります。
この「水に流す」と「メモリーのシェア」、頑張ってやってみてくださいね!