2019年上半期、蠍座は
「想いが満つる。あるひとつの物語の完成。
そして新しい物語の始まり。」
2019年上半期の
運勢は?
想いが満つる。
2019年上半期のあなたのオーラは「想いが満(み)つる」を表すゴールドが出ています。まずこの「満つる」という言葉を説明します。「満月」という言葉があります。あれは「真ん丸」という意味もあるのですが、古代の人は月を心細い、針のような細さから始まって、その心細かった月が「満つる」「完成する」、つまり、満月として堂々と天空に光るその美しさを感じ取って「満月」と呼んだのではないかと思います。


2019年は、あなたにとって「自分なりに積み重ね、紆余曲折しながらも頑張ってきたこれまでの物語」がひとつの完成を迎えていきます。
2019年上半期の蠍座って、見事にこれまでの物語の中にいた自分。そして、完成して次の物語に向けて旅立ちたいと思う自分、その中間地点にいます。
納得するまで積み上げる蠍座。
蠍座は、「自分が一度関わったプロジェクト、一度関わった人に関しては、最後までその任を引き受け、見届ける」という強い使命感を持っています。何て言うか、映画や小説で言うと、物語の始まりがあって、はじめの苦労があって、そして希望が見えてきて、クライマックスがあって、それぞれの結末があって、エピローグがあって。その「始まりからエピローグまで」すべてに対して付き合っていきたいという気持ちがあります。
蠍座は「付き合い方」にポリシーがあって、「無責任なことはしたくない」のです。自分が関わる対象の邪魔にならず、無責任にならず、そして、愛情をかける。
蠍座って普段の生活でも「いつの間にか深い繋がり」を持っていることが多いです。少なくとも、あなたが心を許す人ならば「ごめん、急に顔を出しちゃって」とか「ごめん、急にこんなことを頼んでしまって」ということに対して「いいよ、別に」と言って受け入れたりします。
蠍座は、一度関わった人や案件に関しては、最後まで引き受けていく強さがあるのです。
でも、2018年の頃から、あなたには「そろそろ、この物語はもういいかな」という想いが出てきています。もちろん、急に辞めたり、急に手を離したりするわけではなくて「それぞれまた、違う距離感を持って、違うネットワークを築いていっても良いんじゃないか」と、身の周りのものや人に対して、新しく回路を繋いでいくことを模索しているのです。
ありがとう。
これ、何回も誤解のないようにお伝えしたいのですが、蠍座ってすごい洞察力で先を見ている人です。ですから、「自分がこれまで深く向き合ってきたこと。そして、自分にこれまでさまざまな物語を見せてきてくれたもの」から離れて、「そろそろ私も次の章をつくっていくか」というときまで、タイムラグがあります。急に辞めたり、手を離したりするわけではありません。
でも、あなたは物事のストーリーに深く関わる人だから、「以前と同じような密度や濃度では仕事は引き受けない」など、そういう「少しずつ手を離していく」活動期に入っていっています。
蠍座って、本当に「子育て」をするように、物事に対して向き合います。
子どもが夜泣きをして、おしめを替えてあげなきゃいけないときに、あなたは目を覚まして、おしめを替えます。
子どもがまだごはんをうまく食べることができないときに、あなたは「おいしいね」と言ってスプーンで口にまでごはんを運んであげます。
子どもがまだうまく歩けないとき、あなたは手を引いて歩いてあげます。
そして、子どもが自分で自分の物語を発見できる年頃になったとき、あなたは少しずつ手を離していくのです。
そのときに、あなたから出る言葉は「ありがとう」なのです。
「あなたと一緒にいたから、私はひとりで生きてきた時間の中では知らなかった風景を一緒に見ることができました。あなたが一緒にいたから、私は『そんなの無理だよ』と思う事柄にも果敢に挑むことができました。あなたと見てきた景色は、永遠です」
と言える人が、あなたなのです。
それだけ深く関わってきて、2019年のあなたって、いわば「親離れ&子離れ」のようなことに取り組んでいきます。案外、スキップしながら次に進んでいく人もいるし、その「離れ」作業がうまくいかない人も出てきます。うまくやっていくために、次の章も一緒に見ていきましょう。
親離れ&子離れ。
蠍座の人は奇跡の力を持っていて、その力が発動されるときって
「う~ん。やってみよう。やってみたい。理屈じゃなくて、私が力を出してうまくいくようにする」
と、心の奥底に眠る力が「起きる」ような感覚があるのです。そして、その力が発揮された対象や相手に対しては、途中でその情熱を放棄するようなことはありません。最後まで見守る方向を選びます。
そういう意味で、あなたを動かす力の半分は「理屈じゃない」部分があります。
でも、この2019年上半期のあなたは、「理屈」や「理性」のほうを重視していく傾向があります。
つまり、自分にとって大好きなものもある。今まで深く関わってきたものもある。でも、私個人の私生活も含めて人生をいろいろ豊かなものにしていきたい。もちろん、命が燃えるようなことにも全力で力を注ぎたい。
物事や自分にルールをつくっていこうとしているのが、今のあなたなのです。
このルールはとても大切なもので、蠍座の人は対人関係で相手の話を聴くときに「この人の問題は、私の問題」と、そういう共感能力を発揮しすぎてしまうことがあります。「私もこの人と同じように、とても貧しかったから、なんとか協力してあげたい」とか。もちろん、それは素晴らしいことなのですが、それによって「相手と自分を一体化させすぎてしまい、それによって距離が近すぎてお互いに息苦しくなってしまう」ということがあったりします。
だから、相手の話を聴くときには「これは、この人の問題」と頭の中でリピートして、距離を取ってみてください。
「今そういう問題に向き合っているんですね(これは、この人の問題)。大変だけど面白そうですね。何か私にできることがあったらおっしゃってくださいね(これは、この人の問題)」
また、お仕事などに関しても「仕事は仕事。仕事が終わったら私の生活があるから、仕事に全責任を負ってはいけない」という、これは無責任ではなくて、「自分の生活を豊かにしていくために、仕事がある」という感覚。2019年の上半期にはこの感覚も強く持っていたほうが良いです。
新しい物語の始まり。
すごく不思議なのですが、この2019年の上半期は、あなたがいろいろな人やものに対して
「ちゃんと敬意を持って、近づけすぎないで、適切な距離で周りを応援していこう。そして、自分のことは自分で楽しみながらまたやっていきたい」
と、そういう「距離感」を持ったときに、あなたの想いは満たされやすくなってきます。
この時期のあなたって「人と自分とは違う。瞬間的に同じことを感じ合えたとしても、その人と私はまた違う人間同士に戻らなければいけない」と、そういう寂しくも愛しい感覚がわかるからこそ、いろいろな人との間で生まれる“想い”を大切に取り扱っていけます。
出会えたことは偶然じゃなかった。お互いに必要とし合えたから、この人と出会うことができたと、そういうことも深く感じられるはずです。
「私には私個人でやっていきたいことがある。ワクワク」
この台詞をぜひ大切にしてみてください。
2018年まであった物語が完成し、そして、2019年からの新しい、あなたの物語が始まっていくのです。
あなたが出会う、そして出会ってきた人が大切であるからこそ「この人の問題は、私の問題」と他人事に介入しすぎるのではなく、また、他人に自分の人生の運命を一気に預けちゃうようなことはしないで、お互いの人生のドライブを楽しんでほしいのです。
一緒の車に乗って目的地を目指す。でも、ずっと一緒に乗るのではなくて、それぞれの自家用車を持って、自分のドライブを楽しむ時間を持つという感覚です。
近くにいても、少し遠くにいたとしても、あなたは他人が幸せであることを祈ることができる美しい人です。
他人は他人。自分は自分。
自分の活躍を、そばにいる人達に見ていてほしい。
そして、ひとりで何もしない時間も最高。
ONとOFFがかなりハッキリした、楽しい2019年の上半期が始まっていきます。
あなたはあなたらしく、そして他人は他人らしく。
仕事運はどうなる?
仕事も大切だからこそ、
私生活でひとりの時間も持つ。
2019年上半期の仕事面でのあなたのテーマは「自分個人の楽しみに返る」です。この時期の蠍座は、「今やっている仕事から、ちょっと身を離す」ということをやっていきます。どういうことかというと、蠍座って、自分が引き受けたお仕事といつの間にか「自分と一体化させてしまう」ことが多いです。あなたは先ほどからお伝えしてきたように「子育て」のような関わり方をする人だから、24時間その仕事のことを考えても大丈夫な人です。
でも、2019年に入ったあなたは「仕事をもっと良くしていくために、私自身の私生活も大切になるな」と思い始めています。ここで一点注意が必要なのが、私生活においても自分と相手を一体化しすぎてしまい、相手の問題を「自分自身の問題」として考えないように注意してほしいのです。他人と会って話をするときや、他人のことを思い出しているときは「これはあの人の問題」ときちんと距離を取る意識を持ってみて。
そうではなくて、私生活でも「あなたはあなたでできるから、私は私の時間も持つ」と、ちょっとだけひとりになる時間も大切にしてみてください。「がっつりくっつき合って、そばにいるのが当たり前だった対象と、ちょっとだけ親離れ・子離れの時期に入る」。それがこの時期のあなたの仕事上の課題にもなります。
恋愛運はどうなる?
いろいろな距離感を大切にしてみる。
2019年上半期の恋愛面でのあなたのテーマは「いろいろな距離感を大切にしてみる」です。蠍座って、好きになると一気にいきます。普段恋愛に対して奥手な人でも、相手のことを「放っておけない」とか「この人の夢を手伝いたい」と感じたときに、一気にその人のことがもはや「他人事」ではなくなっていきます。もちろんあなたの愛情は素晴らしいのですが、この2019年上半期は「いろいろな距離感を大切にしてみる」と思ってください。もちろん、一番近くにいて、一番愛するという距離も大切です。そして「この人のことは尊敬するから、あんまり連絡して邪魔したくないな。お互いにたまに会って今取り組んでいることを報告して、それで刺激を受け合う関係でいたいな」というのも大切です。「関係性を明らかにしないで、お互いに自立して刺激を受け合う」って、この時期すごく良い関係になりますし、いろいろな人と「お互いに自立した距離。自分は自分でやることがあるし、相手は相手でやることがある。“寂しい”という感情は起こるが、それだけに負けない」ということを続けていくと、あなた自身が「あ、今この人は困っているだろうけど、私はこれくらいの距離で関わったほうが良いな」と、そういうことが冷静に見えてきます。ですから、恋愛面において人と関わるときには「この人の問題は私の問題」と距離を取ってみて、頭の中で「これはこの人の問題」とリピートしていってください。すべてに対して寄り添う関係ではなくて、距離がある関係も十分尊い関係。その距離を知っている人同士が、お互いを強く必要とし合えるから。
恋愛面でのラッキーカラーは水色です。この水色は大人っぽい、青に近い水色でも良いですし、カジュアルな水色でも良いです。ターコイズに近い水色もありです。この時期のあなたのパートナーシップの運って、「いつもきちんと掃除をして、心をきれいにして、出迎えていく」ということが大事になります。悪い意味で馴れ合いにならないために、ピシッとした、多少の緊張感を持たせてくれる水色が、あなたの恋愛面を後押ししてくれます。
月ごとのアドバイス
- 1月
- 発展と広がり。
- 2月
- メリハリが大事。
- 3月
- 夢に向かって。
- 4月
- ちゃんと難しさを知る。
- 5月
- イメージをチェンジする。
- 6月
- 新しいアイデンティティ。
★マークのついた⽉はラッキー⽉です。



発展と広がり。
「発展と広がり」のオレンジが出ています。この1月はここ最近も含めて新たに仲良くなった人、そして今まで付き合いがあった深い友人なども含めて、「プライベートで話し合っていたことが、企画や面白いこととして動き出す」ということがすごくあります。「もし何かの機会で一緒になったら、今度もまた面白いことをしたいね」とか、そういう発言が現実になっていく感じです。この時期のあなたはプライベートもお仕事も調子が良いです。なので、今まで温めていた企画とか「こういうことをみんなでやったら面白いだろうな」とか「あの人に会って話したら共感されるかもしれない」というプランを、ぜひ表に出していってください。ひとつだけ注意をすると、蠍座って想いが強くなってきたときにバーッ!と自分の考えをしゃべりすぎて圧倒しちゃうか、それか「相手に気をつかって話を聴きすぎちゃう」ということがあるから、話すときは気持ち、ちょっとだけ姿勢を崩すような感じでフランクなスタイルで話しましょう。



メリハリが大事。
「メリハリが大事」の赤が出ています。この時期はお仕事でも、プライベートでも、そして周辺の人間関係でも、あなたにとっての「新旧」がかなり強く入れ替わっていくタイミングになります。これって不思議なのですが、たとえば表面的には思ったような変化が出なくても「今まで赤い靴なんて興味がなかったのにな」とか「あれ、いつもと同じように仕事をしているんだけど、なかなかアイデアが出てこないぞ」とか。変化って、「今までの自分の好き嫌いが多少変わってきた」とか「プチ・スランプ」として感じられることでもあったりするのです。ですから、この時期の停滞はそこまで別に気にする必要はなく、立ち止まるたびに「今の自分の正直な気持ちとして、どういうことに興味を持つんだろう」と新しいやり方にチャレンジしてみるなど、積極的にやってみてください。新しい世界があなたに入ってくるので、はじめは慣れないで神経をつかうシーンも多くあります。でも、今のあなたはそういうストレスにも勝てるぐらいの気持ちで臨んでいるので全力で当たっていってください。



夢に向かって。
「夢に向かって」のゴールドが出ています。大きな希望が見えてきます。希望とか、楽しみとか「やってみたい」という気持ちがむくむくと湧いてくる対象が見えてきます。一言で表すと「向かっていきたい夢が出てくる」のです。あなたにとっての夢って、何て言うか、その夢と家族になりたいという気持ちで表されます。別にそれが仕事のプロジェクトであったとしても「このプロジェクトに密接に関わって、そこに関わる人同士が家族のように感じられて、それで、一緒に文化祭をつくるみたいな感じでやっていきたいな」って。この時期、夢を持ってみてください。人から憧れられる存在になりたいと思っても大丈夫です。そして、「笑わば笑え」と思ってください。夢を笑う人がいます。夢に向かうことをけなす人もいます。そういう人は、夢を持ったときに人は現実に向き合い、そして、実力不足の自分に気づかなければいけないという事実を知っています。そして、あなた自身もそんなことをとっくに知っています。だからこそ、思いきり楽しんでやると考えているのだから大丈夫。



ちゃんと難しさを知る。
「ちゃんと難しさを知る」のシルバーが出ています。この3月と4月は連動していて、先月の3月であなたは「これから先こういうことをやっていきたいなぁ。こういう自分になったらカッコイイな」と、ヴィジョンを見ます。そして、この4月はそのヴィジョンを具体的に、現実的に一歩ずつ実行していく時期になります。ですから、「おー、思ったよりも難しい部分もあるな」と見えてくるところも出てきます。この時期のあなたへのアドバイスは「自分の頭の中で、すべてのシミュレーションや予測を完成させないこと」になります。やると決めたら「完璧な準備をしなきゃ」と蠍座は思いがちです。でも、今あなたが取り組んでいることは「昨日やってみて、また今日になって全く方向性が変わった」ということがあっても良いものなのです。自分自身が情熱を持っている時って、良い意味で「明日がどうなっても構わない! 今日をやりきるぜ!」という気持ちの強さが出ています。だから、燃え上がったときに発する自分の力を信じること!



イメージをチェンジする。
「イメージをチェンジする」の白が出ています。この時期には結構あなたの周辺が2018年と比べても入れ替わっていっています。蠍座の人って、2018年はちょっとだけ「もう、私に構うな。ひとりでやっていく」とピリッとした部分もあったりしました。それって、自分自身も含めて、周りと一緒に「今の自分の形での、自立」を目指していたりしたから。そして、その「自立プロジェクト」の結果が大きく出てくるのがこの5月なのです。あなたは「あー、今の自分には、今の自分に合わせた環境とか人がいてくれるんだなぁ」と思ってジーンとしたりします。この時期、あなたにとってすごく心強い協力者などが出現しやすくなります。また、「新しい自分」に合わせたイメチェンなどがおすすめです。今まで身につけてきたものに飽きてきたら、今度買う際にはちょっと違ったテイストのものを選ぶなどしてみると面白いですよ。



新しいアイデンティティ。
「新しいアイデンティティ」の茶色が出ています。6月になると、あなたの中に大きな心境の変化が出てきます。それは「中途半端で良いんだ」という感覚。この中途半端ってすごく偉大な概念で、それって、「完璧にやらなきゃ」と思ってきたあなたが手に入れる新しい武器なのです。たとえば、あなたがたまたま夜遅くにラジオやテレビをつけて、その番組をすごく好きになったとします。それに出ていた出演者も。その番組にはずっと昔から応援してきた「古参のファン」みたいな人もいるだろうけど、両者の「その番組とか出演者が好き」という気持ちは変わらないです。あなたには「好きになったらどこまでも追いかけなきゃいけない」と思う性質があったりしますが、今は「いろいろなものが好きで、いろいろなものを、追いかけたい」という気持ちがあります。好きになったものや人は、完璧に好きになりすぎるのではなくて、「中途半端な好き」という感覚も大事にしてみてください。そして、「私はこれが好き。私はこれが嫌い」という意見を出し続けていってください。完璧な恋や完璧な仕事、そして完璧な自分よりも「何か、会っているうちに好きになっちゃった」というような中途半端が、幸運を呼んできてくれるから。1回の100点を取るより、75点を5回取り続けることのほうがすごいことだから。
しいたけ.からの
魔法のメッセージ
これまでのあなたって、結構強く「自立」を目指してきました。そして、ほかの人から見たときに、あなたは「自立」している人に見えるはずです。でも、あなた自身は「今までお世話になった人達に、私自身甘えすぎていたかもしれないなぁ。もう一度自分に立ち返って、私なりにどうやってこの人生を楽しんでいくか考えていこう」と思って、今の自分を追求してきました。近い距離で思いきり愛することも、少し離れた距離で見守ることも、そして、もう少しだけ離れた距離で尊敬し合うことも、そういう「距離」がこの時期のあなたにとってとても愛おしく、そして大切なものになります。愛のある2019年上半期をお過ごしください。
