ドアを開け、外に出る。
2018年下半期のあなたのオーラは「ドアを開け、外に出る」という森の色が出ています。この下半期のあなたは「交流」がとても大きなメインテーマになります。


獅子座の性格は「準備と対策。そして挑戦」という言葉で表されます。この言葉の意味についてはまた後ほど時間をかけて説明していきたいのですが、あなたの実際のイメージも「みんなと一緒になってワイワイする」というものよりは、どこか「誇りある孤独」を選んだり、ひとりで自分のミッションに当たっていったり、「みんなを盛り上げた後」にひとりでスッと帰路についたりします。
「みんなの中心になることもあるし、先頭に立って引っ張ることもある」。でも、どこかでクールさを保ち、ひとりになることもいとわないという独特の温度感が獅子座にはあります。心の熱さをやたらめったら外に出すわけではなくて、クールに自分の任務を遂行していくという性質が獅子座にはあります。
「ホットのときはとことんホット。クールなときはとことんクール」
そういう性質を獅子座はもともと持っているのですが、2018年に入ってからのあなたは違います。熱くなりすぎず、そして冷たくなりすぎず、ちょうど良い温度でいろいろな人やいろいろな世界と交流をしていく。その動きが下半期になってさらに強まっていきます。
獅子座=ツンデレ。
2018年下半期の獅子座のテーマとして「自分の壁をなくし、直感のまま交流する」というものがあります。このことを説明する前に、あなたの「壁」について説明していきたいと思います。
獅子座って本当に不思議な性質で、いわゆる究極にツンデレの人です。「よ、喜んでなんていないんだからね!」と言っているときがとてもうれしいときで、これはもうみんなにも伝わっていると思います。
もう少し詳しく獅子座のツンデレについて説明したいのですが、あなたは「嫌いなもの」に関してはハッキリと顔や態度に表します。「そういうの、本当に無理なんですけど」「は? それは喧嘩を売られたと受け取ってよろしいのでしょうか?」など、嫌いなものには絶対に屈服しないで最後まで戦い通す性質があります。でも、あなたが何かをまたは誰かを好きになったときに最初にする行動が「好きという気持ちを周囲からも、そして自分からも隠す」ということなのです。
猫がお気に入りのおもちゃを誰にもバレないように隠すように、あなたには「好きになったもの」をそっと巣に持って帰って隠すような習性があります。獅子座は猫のようなところがあり、自分が好きなものを外部にばらしたくないという、特殊な羞恥心があります。嫌いなものや苦手なものの話では盛り上がるけど、「じゃああなたの好きな人ってどういう人なの?」と言われると「いや、私の話はいいよ。それよりさ」と急にかわして話題をそらしたりもします。
あなたが自分が好きなものに対して情報を開示するって本当によっぽどのことだと思うし、あなたがボソッと「実は私、そぼろごはんが好きなんだ」って告白する相手って、相当信用して、「同志」だと思った人だけです。
ですから、あなたはツンデレの猫のままで良いので、同時に「私はかわいさがある猫である」ということを周囲に向かってアピールしてみてもらいたいのです。
この猫ミッションについて詳しく説明していきます。
心を許し、自分を見せる。
「みんなの中にいても、自分ひとりでやるべきミッションを考えている」「仲良くなった人にも、礼儀として全部の自分を見せない」「独特の羞恥心がある」という意味で、群れないあなたは猫っぽいところがあります。
でも、2018年の下半期においてあなたは「壁を壊し、外に出てくる」という流れがとても強くなるので、「単独行動」をベースに行動をしていくと疲れが結構溜まってしまったりします。
ここでひとつの設問を設けたいのですが、人同士が「あ、ちょっとこの人と今心が通じ合ったな」と強く感じる場面ってどういうときでしょうか?
もちろんその答えはひとつだけではなく、複数あります。
でも、ひとつそれを言うならば「あ、この人、こういうの弱いんだ」と感じて、さらにその姿が「可愛い」と感じられたときです。ここ大事なのでノートに書いてくださいね。
どういうことかと言うと、普段すごく仕事をバリバリやっている人が「いや、僕、辛いもの一切無理なんです。カレーは子ども用を食べます。辛いと泣いちゃうんです」と言ったら、多くの場面で「え、この人、可愛いな」と思われることが多いのです。
そう、人がその人に対して、パーソナルな部分で強い共感を覚えるのは「できない」とか「弱さ」に対してなのです。
でも、猫っぽい獅子座ってその「弱さ」とか「できない」を他人の前で見せることを、これは本当に、本能的に嫌がります。
だからですね、この下半期にあなたに宿題を出したいと思います。
それは「できない」とか「いやぁ、私それ苦手なんですよねぇ」を可愛く伝える訓練をしてみてください。顔をくしゃくしゃにして「いやぁ、もうそれダメで」など。
それをやりつつ、今度は「好きな食べ物」とか「好き」を伝えるときにどういう表情とどういう言い方が一番私なりに良いかとか、その訓練もしてみてください。「え、ほっけの塩焼きですか? ほっけの塩焼きって言いましたか今? (ニコッ)私大好きなんです」などですね。ぜひやってみてください。
2018年、丸くなった獅子座。
この下半期だけではなくて2018年に入ってから「丸くなった」と自分自身に感じる獅子座の方も多いと思うのです。
あなたに何が起きてきたのかを説明します。
それは、あなたは物心がついてから、それは10代で本格化することが多いのですが、自分なりの「ヒーロー像」や「ヒロイン像」を本気で追い求めてきました。
あなたの中にある「ヒーロー」と「ヒロイン」というのは、つらくても弱音は吐かず、みんなの手本となることもあって、そして「やっぱりあの人がいたから助かった」と、頼りになる人です。「バカ言うな。そんなたいしたことはやっていないよ」と、陰でめちゃくちゃ努力をしているのに、その努力の跡を一切見せようとしないのが獅子座の美学なのです。
「私のことはちょっとだけわかってくれたらいい」
そういうクールな美学を持つのがあなたであり、その美学を持つからこそ、必要以上に他人のことを自分のテリトリーに近づけさせない習性があったのです。
でも、2018年に入ったあなたに起こった変化があって、それは「ヒーローとかヒロインとか、もしかしたら私はそれをやりすぎてきたのかな」ってちょっと思い始めてきたのです。
そう、ちょっと寂しくなった。
その寂しさを感じてきたことって全然悪いことではなくて、「強さとか気を張ることでカバーできないこともあるんだ」と気づいてきたのです。
あなたが目指してきた一種の「超人」ではなくて、自分の寂しさを知り、だからこそ、他人に対しても「この人も寂しいのかもしれない」と共感する気持ちが強くなってきています。
わかり合うって何か。理解し合うって何か。そして、愛し合うって何か。
その問いに対してこの下半期のあなたは強く取り組み、そしてその答えをところどころで得ていきます。
ここでひとつだけ答えを言いますね。
「わかり合うって、わかり合わないこと」です。そして、「わかり合わないところがあるからこそ、一緒の時間を過ごしたい」
と思うことなのです。はい、複雑ですね。
自分が一緒にいたいと思う相手には「この人にはほかの人には喋っていないことまでもいろいろベラベラ喋っちゃったからな」など、そういうちょっとだけ、10%ぐらい“腐れ縁”と言われるような成分が混じります。もちろんそこには純愛もあります。恋焦がれる関係もあります。でも、あなたが恋愛だけではなくて、いろいろな人と特別な「よう! 元気!」と言い合える関係って「この人には失態も見せちゃったし」という戦友なのです。
だから、この下半期でさらに丸くなることは良いことです。
あなたが見ていきたい夢。それは完璧じゃない人同士で、です。「なんかさ、あんたってバカだよね」って愛情を持って言い合える関係をこの下半期にぜひ目指してみてくださいね。