当たりすぎる!と評判の「週刊しいたけ占い」。そんな噂の占い師しいたけが、ネットで大反響を巻き起こした「2015年上半期占い」に続き、「2015年下半期」も独自の視点で読み解きます。読むと納得、思わず涙がホロリ。2015年後半の蠍座の運勢は?
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■ 第一章:上半期までの流れ
2015年上半期までのあなたのキーワードは「私は私」でした。
あなたの心を揺さぶらない言葉に「みんなは……」という言葉があります。「みんなはこういうことをやっているよ!」という言葉ですね。それに対してあなたは「で?」とか「だから?」という反応をするのです。そういう「みんながこう」とか「多数の人たちはこう」という感触が、別に反抗しているわけではなくて“響かない”のです。
あなたは自分のやり方しかできない人です。ですから、人よりも遠回りすることもあるし、器用に立ち回れない時もあると思います。
上半期に「他の人だったらもっと楽なやり方を取ることができるのに、あなたは自分のやり方で苦労する方を選ぶ」というようなことを書きましたが、「楽なやり方をあんまり選ばない」、いや「選べない」というのは、あなたの本質に近いところにあります。
人が持つ「本質」って、「あー、私ってこういう人だからねー」とペラペラと言葉によって説明できるというよりは「なんでこうなっているのか自分でもよくわからない」と説明できないことの方に「本質」ってあるのです。
「私は私のやり方で。感じ方で」
それをやってきたあなたがこの2015年の下半期にどうなっていくのでしょうか。見ていきたいと思います。
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■ 第二章:2015年下半期のオーラ
「ある成果に向けて前を向いている」という、非常に強い勢力を保っているオレンジ色がありました。オーラの色でオレンジ色というのは「結果が出る」「具体的にいいことがある」という意味で非常にポジティブです。イメージでいうとオレンジ色って「パーッとそこに向けて光が向かう」ような、太陽の光が一気に届き始めるという色なのです。ですから、「今までコツコツやってきたことが表に出て、成果が出る」という形になっていきます。
そのオレンジ色がいちばん先に強くあって、そして周りから「自分がやりたいことをやっていくために、周りの人や環境とのバランス調整」を表す紫色が出ていました。
まず、今のあなたの状態。今年の7月から年末に向かっていくパワーですね。これが本当に強いことになっているのです。この「非常に強い状態」のあなたが自分のしたいことに向かってスイッチを入れていくと、必ず周りも巻き込むことになっていきます。
今のあなたってね、「いろいろなことがひと段落ついて、安定してきた」という、ちょっと落ちつく場面でもあるのです。こういう時期に他の人なら「あー、ようやくここまでやってきたなぁ。ちょっと旅行でもしてのんびりしようかな」ってなるのだけど、あなたの場合は全く違った反応をします。
「ようやくここまできたなぁ。よし! 動こう!」
となるのです。
なんというか、あなたの目の前にある「時間」が、あなたと他の人では評価の仕方が違うのです。あなたは「ようやくここまで来ることができた。今まではあくまで準備段階。本腰を入れてスタートさせていくためにいろいろ細かいことも調整してこなければいけなかった」と、「やっとここからが本番!」という感覚で接しています。
それに対しておそらくあなたの周囲の人たちって、「やっとここまで来ることができた」ってところまでは一緒だけど、その後で「じゃあ落ち着いたし少しゆっくりしよう」という感覚になるのだと思います。
とにかく、あなたにとっては「今までできなかった、本腰を入れて着手していきたい5年計画」のようなプロジェクトに向かって、2015年の下半期は具体的に行動を始めると思います。
あなたの行動はあなたの恋人や家族なども巻き込むと思うので、その人たちへの対応についても後で書いていきたいと思います。
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■ 第三章:体から出ていたその他の情報
これもあなたにしかない性質なのですが、ほとんどの場面において、あなたは露骨に反抗したり、嫌悪感を出したり、そういう牙を周りに対してあからさまに見せないのです。
例え話ですけど、あなたがある職場に新入社員で入ったとします。そこにすごく嫌な先輩がいたとします。その時、あなたは自分で「2年経てばこの先輩を実力で抜かせるし、他社からの評価も上がるように頑張ろう」と決めます。そしたら実際に2年経ったらその人を抜かして、今まで絶対に見せなかった「あら、先輩まだそんなことやっているんですか」という牙を見せたりもします(笑)。
まぁ、でも実際はそんなに露骨な反撃はしないのですが「準備が整うまでは、自分の計画を外に向かって漏らさない」という秘密主義的なところがあります。
これはあなたが秘密主義なのではなくて、計画の見通しが立っていない段階で、周囲からあれこれ口出しされるのがわずらわしいからなのです。
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■ 第四章:着手
2015年下半期のキーワードは、シンプルに「着手」というものになります。この「着手」のイメージを広げてもらうためにこういうことを書きたいのですが、今年の上半期までのあなたは、ひたすら山登りをしてきた感覚なのです。何かわからないけど、途中でしんどいことがあっても、足を止めずに頂上を目指してきました。
そして今、ひとつの頂きに立って、景色を眺めている感じなのです。「あー、頑張ってきたんだなぁ」って。そして「次はあそこに行ってみたい!」とか「あそこを目指したい」というような、次の5年間を見つめ始めています。
「今のところ何をしていいのかはまだわからない」という人もいると思います。そういう人は全然慌てなくても大丈夫ですし、もしかしたら気づかないうちに「次の5年」に向けてすでに着手していることがあるのかもしれないのです。
他には
・今までやってきたことに目処がついて、まったく新しい分野に挑戦したくなる
・今までできなかったこと、延期になっていたリストを引っ張り出し、そこに向かってもう一度やっていこうとする
・「こういう暮らしをしていきたいから、毎月いくらずつぐらい貯金する」という感じで、今の快楽よりも将来の豊かさを取るために節制を始める
というような行動が出てきます。
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■ 第五章: 気をつけるべきこと
気をつけるべきことは、はじめの方に書いた「あなたの今のパワーは非常に強いから、あなたが動くと必然的に周りを巻き込むことになる」ということなります。
他の人と違って、あなたの行動というものは「未来のイメージと一緒の行動」が多いのです。つまり、あなたは自分が「何かをしよう」と決意した瞬間から、「自分に結果を求める」というプロ意識を持つのです。他の人だったら「まだ自分は初心者だし、しょうがないか」と自分を許してしまうような場面で、あなたは「そんなことでやっていけると思う?」と自分を挑発することすらします。そういう、「自分に対して厳しいことを求める」というのが、さほど苦ではない節があります。
そういう「常に結果に向かって動いている」というあなたにとって未来というものは、他の人と同じような漠然とした希望ではなくて、ひとつひとつの具体的な行動の積み重ねの結果として手に入れていくものという認識ができています。
あなたは自分が「痩せたい」と決めたら、具体的な体重を切るまでは夜11時過ぎに炭水化物を断つということは当たり前に行える人なのです。「ストイックに自分を追い詰めるけど、どこかの場面で暴走したり、大ポカをする」というのが蠍座のお茶目なところなのです。
それで、気をつけるべきことというのは、あなたは今後の5、10年のために今年から取り組んでいくことが多いのです。
その計画は、途中で軌道修正を入れたり、「ここまでにできなければ他のことを考えていこう」という期限は入れてほしいのです。
あなたの未来の計画は具体的で、そしてあなたには実行力があります。だから、70%ぐらいはあなたの今思い描いているままに、未来に向かって進んでいっています。
「私がこうしていきたい!」と思うことはもちろん間違っていません。でも、その目標の100%を自分の思い通りにやっていくというよりは、30%ぐらいは周囲の意見に乗っかるということができたらいいです。
「どうしてこれができないの!?」と計画にがんじがらめになって、余裕を失ってしまってはいけないから、計画の中に「こうできたらいいな♪」という楽観的な姿勢を30%ぐらいは入れておいてほしいのです。
「こうしなければいけない!」ではなくて「できたらいいな♪」というゆるい姿勢を入れておいた方があなたの場合はうまくいきます。
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■ 第六章:恋愛面
恋愛面でもあなたの「リアリスト」の面は強いです。先ほども書きましたが、あなたは「漠然としたイメージではなくて、あくまで具体的にひとつひとつ押さえていく」という行動が、この下半期は特に強くなっています。
だから、恋愛面での注意点も
「一人では進めない」
ということ。
これをもう少し説明したいのですが、あなたは「きちんとした査定」をする人です。これは恋愛面でも、人間関係でもそうなのですが、あなたは自分に関わる人で、「きちんと誠実にやっている人」を誰よりも精確に査定して、評価をします。
蠍座って、対人関係の評価で「見かけの派手さ」など、そういう「見かけ」を査定しません。あくまで「実質的に、どれくらいやってくれる人か。信用できる人なのか」ということを見ます。だから、この人たちに「やらない理由」を口先だけで弁解しようとするのはかなりの逆効果です。「やらない上に、口先だけの弁解。マイナス2000点ですね」とかなり精確に査定します。
そういう「精確な査定」があるからこそ、恋愛面においても「誠意が3回以上見られない相手」に関しては「あ、もう期待できないな」という「さようならスイッチ」が常に入る危険があります。
でも一方で、蠍座の査定ほど当てにならないものはないのです(笑)。あなたが心を許して「大好き!」となった人には、その人がマイナス1万点でも「全然いいよ! 私が背負うから!」と許しちゃう、「気分による大甘な査定」というのもあるから。好きになったものには本当に弱い人たちなのです。
だからね、あなたは「完全なリアリティの世界」にいるんじゃなくて、半分ぐらい「いい加減な世界」にいてほしい時もあるのです。
「気をつけるべきこと」でも書いたのですが、時々かなり深刻になってしまうあなたには「30%の楽観主義」ってこの下半期も必要になります。「こうなったらいいな」とか「何とかなるよ」という台詞は自ら言ってほしいのです。
今、誰かと付き合っていないという方も「自分の深刻さ」をチェックしてみてほしいのです。「期待をしないで、ひとりで生きていく」という“リアル”な方を採用し続けてきたのかもしれないから。
そういう時、恋愛運を上げていくために「1%ずつ、他人に期待をしていく練習」をしてもらいたいのです。
だから変な話、はじめは他人に対して「期待しない」で入っていってもいいです。「え、あなたメールの返信をしてくれるんだ! 嬉しい!」とか。それは心の声ですよ(笑)。相手にその心の声は伝える必要はないです。「嬉しい!」という心の声を繰り返していく。そうすると「期待」とか「希望」があなたのそばにやってきてくれます。
「ネガティブな方のリアリティ」が自分の中で強い人は「疲れた、かもしれない」などネガティブな表現をする時は「かもしれない」っていう台詞を入れて断言系にしないでください。
あと、なんでもいいから、自分にとってハプニングが起きたら「ラッキー」と思うこと。「あ、電車が止まってる。自分がどうするか新しい引き出しが増える。ラッキー」って。
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■ 第七章:時間の流れ
まさに下半期に入る7月ぐらいから、「本腰を入れて着手する」という行動が始まっていくと思います。それまでの、6月以前までは、まだ海面を浮き輪でプカプカ浮いているような、「力の抜け加減」があなたにあったのです。でも、そこから浜辺に戻って「休業終わり!」みたいに気合いを入れて自分が着手すべきことのために帰路につきます。
その流れは年末以降、来年まで続いていきます。
だから、その時期的なことで気をつけるべきことって特にはないのですが、「プレッシャーに押しつぶされないように30%の楽観」は持っておいてください。
しつこいけど「こうあったらいいな♪」ってやつです。
あなたは自分で決めたことに着手し、実行できる人です。だからこそ、「遊びながら」といういい加減な姿勢も持ってほしいのです。楽しくないと、長期に渡る計画って実現されないから。貯金を目標にしている人は「年に1回は旅行に行ってパーッと使う」という息抜きを用意した方が、「みんなにとって幸せな貯金になる」というイメージです。
徹底的に勝つというイメージではなくて、結果として「プラマイでいうとプラスになる」というようなゆるいイメージで。
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■ 第八章:メッセージ
あなたが未来のイメージに向かって具体的に着手を始めた時は、他の人が想像もできないような強さを発揮します。あなたは具体的に、ひとつひとつを押さえていける人だから。マラソンレースのように、ある意味孤独なレースをひとりで黙々と進めることができる人なのです。
だからこそ、孤独にはならないように注意なのです。マラソンレースって、走破することだけが目的ではありません。周りに応援してくれる人がいてくれて、きれいな景色があって、それを楽しむのもレースの目的のひとつです。
あなたは意識して、「ゴール」だけを目指すのではなくて自分を応援してくれる人と一緒に食事に行っちゃっても構わないのです。
あなたはこの下半期、「応援すること、応援されること」を学びます。それはとても深い人間の行為です。では、頑張って!