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『エンパイア レコード』(1995) PHOTO : Everett Collection/AFLO
1995年に人気を誇った映画『エンパイア レコード』って知ってる? GenZ世代には馴染みが薄いかもしれないけれど、当時はお店でCDを買うのが主流。しかも田舎のCD店は、ファッションや音楽好きな若者たちが個性を表現する場でもあり。そんな田舎の老舗レコード店を舞台に、リアルな日常が描かれた本作は25年経った今も色褪せず。店員を演じるのはリヴ・タイラー、レネー・ゼルウィガー、ロビン・タニー、ジョニー・ホイットワースなどの名優たち。コメディチックなストーリー展開はもちろんだけど、とにかく注目したいのはファッション!
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リヴ・タイラー。PHOTO : Moviestore Collection/AFLO
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ジョニー・ホイットワース。PHOTO : Everett Collection/AFLO
タニー演じるデボラは、坊主ヘアとクロップド丈のタンクトップがアイコニックなバッドガール。一方リヴが演じるコーリーは、アメリカのスイートハート的存在。そんな中でも注目なのは、ホイットワースが扮するA.J。チェッカー柄のインナーにぶ厚めのカーディガン、そしてジーンズのスタイルは、カート・コバーンを彷彿する自由なグランジスタイル!
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ロビン・タニー。PHOTO : Everett Collection/AFLO
キャスト全員が個性的でお洒落なスタイリングの鍵は、そのエフォートレスさ。時にはベッドから出てそのまま来たような格好だったり、真夜中に出かけるようなスタイルだったり……、決して誇張せず、上手にまとめすぎず、それでいてセンスが光っているのが魅力。特にグランジファッションは、ラフでお洒落なのが重要。だからこそきっちり体現している『エンパイア レコード』は、まさにスタイルの参考書。
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レネー・ゼルウィガー。PHOTO : Photofest/AFLO
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最近ではマーク ジェイコブスの新ライン「ヘブン バイ マーク ジェイコブス」でも見受けられるなど、グランジの美学にインスパイアされたスタイルがの人気が復活。自分らしいグランジファッションを探すなら、まずは『エンパイア レコード』をチェックしてみて!
TEXT : CHRISTIAN ALLAIRE TRANSLATION : MARIKO PEELING EDITOR : CHIKAKO KURAZUMI