ヌーベルバーグの名作『勝手にしやがれ』などで知られるフランスの国民的俳優ジャン=ポール・ベルモンドを祖父にもつ、女優・モデルのアナベル・ベルモンド(ANNABELLE BELMONDO)。ずっと参考にできる、パリジェンヌらしいエフォートレスなスタイルをVOGUE GIRLのために披露してくれた。撮影したのは、ひとり暮らしをしているパリ・マレ地区のアパートメント。ヴィンテージ家具でまとめられたシックなインテリアが心地よい空間だ。
夏のバカンスに出かける前に撮影した、アナベルの定番サマースタイル。「今年の夏はギリシャのエギナ島にある友人の家に寄ってから、サントリー島、そしてシチリアの小さな村にいく予定よ。バカンス先ではショートパンツに水着もしくはTシャツなどカジュアルなスタイルで過ごすわ。でも、夜はレストランでディナーをするので、ワンピースやヒールなどで少しだけドレスアップ。パリでも夏はワンピースを着ることが多いし、夏は日焼けを楽しみたいので、日焼け肌に映える白やパステルを中心にチョイスしてる」
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名前入り白Tで
コンフォートなおうちルック。“Annabelle”と名前入りの白Tに、今夏「ザラ」で調達したストライプのニット素材のホットパンツでコンフォータブルに。夏のスニーカーはオーセンティックな白で決まり。「ビーチでのバカンスにパーフェクトな装い。とにかく快適に過ごせることが大切」
Tシャツ:ニーラ・ミラノ(NEILA MILANO)
ショートパンツ:ザラ(ZARA)
スニーカー:スペルガ(SUPERGA) -
60sライクなワンピースに
シャネルのバレエフラットをON。「バカンス先での夜のお出かけや、パリで友人と会うときにはワンピースで」とアナベル。パリジェンヌ御用達の「サンドロ」のシースルーのミニワンピースはヴィンテージのスカーフでアレンジ。赤いバレエフラットは「シャネル」の定番の形で、アナベルのマイスタンダードだそう。
ワンピース:サンドロ(SANDRO)
頭に巻いたスカーフ:ヴィンテージのピエール・カルダン(PIERRE CARDIN)
シューズ:シャネル(CHANEL) -
オードリー・ヘプバーン気分で着たい、
クラシカルなジャンプスーツ。パリでディナーにいくときは、ジャンプスーツで肩肘はらずにドレスアップ。ネイビーに白のラインがアクセントのジャンプスーツはフランスのアップカミングブランド「セプテム(Septem)」のもの。「定番も好きだけれど、新しいブランドの洋服も積極的に着るタイプ。このジャンプスーツはひと目みて、オードリー・ヘプバーンのイメージで着こなしたいなと思った」。アナベルのパリでの行きつけレストランは、和食「たから」やフレンチタパスが人気の「ル・ドーファン(Le Dauphin)」。
ジャンプスーツ:セプテム(SEPTEM)
シューズ:バイファー(BY FAR) -
ステートメントハットで
気分を盛り上げる。色に一目惚れして購入したという、ライムグリーンが華やかなヴィンテージの「ヴァレンティノ」のドレス。レトロシックなサマーハットを合わせて。足元はパリジェンヌの夏の定番、シンプルシックな「カージャック」のサンダルで涼やかに。「この帽子は形崩れしてしまいそうで、正直旅先に持っていくのは躊躇してしまうけれど、お気に入りだから持っていきたいなと思ってる」
ワンピース:ヴィンテージのヴァレンティノ(VALENTINO)
ハット:ラックオブカラー(LUCK OF COLOR)
シューズ:カージャック(K JACQUES) -
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デイリーバッグの中身。
ボッテガ・ヴェネタの白のスモールバッグを愛用中のアナベル。夏に欠かせない「クラランス」の日焼け止めはミニサイズを持ち歩き、保湿のため「アベンヌ」のハンドクリームや「ルーカスポーポー」のクリームも欠かさない。カード類は「クロエ」のカードケースでコンパクトに収納。パリでの行きつけカフェはマレ地区、家の近くにある「ル・カロー(Le Carreau)」。ひとりでくつろいだり、友人と集まるときも。「私にとってパーフェクトなパリジェンヌは友人たち。みんな個性的で可愛くて、素敵な存在」
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肌身離さず付けているジュエリー。
下はパリのセレクトショップ「ホワイトバード(White Bird)」で購入した「サラ・アップルトン(Sarah Appleton)」のもので、上の緑のものはヴィンテージ。「好きなリングにはサイクルがあるけれど、最近はこの2つを重ねづけするのがマイブーム」
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夏のエッセンシャル。
マダガスカルで友人がつくっている「タイユ(TAILLEE)」というラフィアのプチバッグのブランドがお気に入り。マルチカラーのレトロな水着は「ヤスミン・エスラミ」。水着の上にショートパンツを履けば、おしゃれなトップに早変わり。「最近買ったオリンパスのフィルムカメラはどこに行くときも必ず持ち歩く。友人や景色など撮っているの」
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夏のレスキュービューティ。
夏の香水:「ボビイ ブラウン」のビーチ、「ル ラボ」のベルガモット 22。「季節によって香水は変えているけれど、夏はフルーティかつライトな香水がぴったり。冬はもう少し重めなパチュリやサンダルウッドなどを愛用している」
夏のゲームチェンジャー:「ドクターバーバラ」の美容液サンドロップス。「これを入れたらどんな化粧品もSPF50に。手持ちのものが日焼け止めに変身するので夏には絶対欠かせない」
夏の保湿:「ダルファン」のセラム、スティック。「夏は日差しを浴びて乾燥するので、保湿が必要。セラムも重宝しているけれど、スティックタイプは持ち運びできるので、頻繁に保湿できて便利」
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フェイヴァリットなもの。
アナベルがボーイフレンドと一緒にスタートして、今かなり力を入れているのがお茶のブランド「エデン(EEDN)」。完全にオーガニックで、12種類の茶葉が揃う。ヤスミン・エスラミやダヴィッド・マレとのコラボも予定していて、9月から本格的にスタートする。最新情報はインスタグラム(@eedntea)で。