シューズは新進ブランドで遊ぶ!という人は、人気沸騰中の「アンドレア ワゼン(Andrea Wazen)」に注目。レバノン出身の彼女が織りなす魅力的なデザインには、シエナ・ミラーからジェニファー・ロペス、カイリー・ジェンナーら大物セレブらも顧客なのだとか。
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PHOTO:GETTY IMAGES1998年のカンヌ映画祭で当時恋人だったジョニー・デップと一緒に登場したケイト・モス。
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PHOTO BY INSTAGRAM/@stylememaeve/Maeve Reillyヘイリー・ビーバーが2019年に来日したときはデニムにヌーディなパンプスを合わせて。
レバノン出身の彼女が織りなす魅力的なデザインには、シエナ・ミラーからトレイシー・エリス・ロス、ジェニファー・ロペス、カイリー・ジェンナーら大物セレブらも顧客リスト入りするほど。人気の秘密は、ケイト・モスが98年のカンヌで履いていたようなローヒールのストラップサンダルや、宝石が散りばめられたスティレット・ヒール、チュールパンプスなど、とにかく個性的なデザイン! 特に大ヒットした透明のデンバーパンプスは、ヘイリー・ビーバーの来日アイテムとしてフィーチャーされたことも。
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PHOTO:GETTY IMAGESイベントに出席したエミリー・ラタコウスキーは型押しレザーをチョイス。
この夏アンドレア本人がオススメするのは、トレンドでもあるチャンキーヒールのミュール“グロリア”。「私が子供の頃、母が履いていたような90年代のミュールがインスピレーション。履きたくても若過ぎて履けなかったから、今こそ作ろうと決めたの」だそう。
約10年前、「ルパート サンダーソン」や「クリスチャン ルブタン」でインターンシップを経験。そこでは、靴のサイズがサンプルサイズ(EU 37サイズ)だったことから、試着モデルを務めることもしばしば。「とても面白かったわ。素材について学んだし、着心地がどうしたら快適になるか、どんな形なら良いかという理解にも繋がった」。その経験を生かし、今度は自身のレーベルを立ち上げることに。「良いレザーを買うのはここ、ベストな素材はあそこ、というように仕入先についての勉強にもなった。本当に役に立ったわ」。
ロンドン生まれ、ベイルート育ちゆえ、工場も職人もレバノンにこだわるのがモットー。その理由は「靴を生産している工場は、経営不振のところばかり。私のブランドが、彼らの経営の維持を助けることができればと思っているの。みんな、良質な靴はイタリアがヨーロッパの国しか作れないって思ってるから」。
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今年はそんな彼女の貢献が、中東と北アフリカの若い新進気鋭のデザイナーをサポートする「ファッション・トラスト・アラビア」賞でも認められた。審査員であるダイアン・フォン・ファステンバーグ、エリザベス・サルツマン、ジャンバティスタ・ヴァリらがZOOMで受賞者を発表するなか、アンドレは「FTA アクセサリーズデザイナー賞」を受賞。贈呈された財政、指導支援のうち、賞金はさらなるステイナブル制作へ投資予定。この秋発表するハンドバッグラインも、レザーの切れ端などアップサイクルの素材を使用しているのだそう。
ストリートからレッドカーペットまで、どんな場面でも映え確実の「アンドレア ワゼン」。今後は、イベントでのセレブ着用コーデをチェックしつつ、自身のワードロープにも加えてみて!
出典:UK VOGUE