-
いつだって自然体、独自のニュアンスある美しさで世界中の女性から支持されるパリジェンヌ。そのパリジェンヌらしさはどうやってつくられるの? 知られざるその秘密について、生粋のパリジェンヌにして世界を飛び回るビューティジェットセッター、「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」のヴィクトワール・ドゥ・タイヤックに教えてもらうスペシャル連載をお届けします。最終回となる今回は、自他ともにお風呂好きで知られるヴィクトワールのパリのプライベートなバスルームに潜入してきました!
-
-
■バスタイムはどんな時間?
「やはりリラックスできる時間かしら。夜9時くらいから、少し熱めの湯船に20分くらい、好きな本を持ち込んだりしてゆっくり長く入るのが好きよ」
-
ユイル・アンティーク ローズ・ドゥ・ダマス 190ml ¥5,700
■簡単にできるバスタイムの保湿ケアを教えて!
<ボディー>
「肩からつま先まで、ボディーの保湿用には、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのユイル・アンティークやジャスミン、メイローズ浸漬液などの植物オイル。これらをお風呂上がりに、全身をマッサージしながら塗り込むのがおすすめ」
-
左 ラズベリーシードオイル 50ml ¥9,000 中 シアバター 50ml ¥4,300 右 ブリチオイル 50ml ¥6,600
<フェイスケア>
「ブリチ、ラズベリーシード、シアバターなどの植物オイルをマッサージしながら塗り込みます。私は、ナイトケアにクリームではなく必ずオイルを使うようにしているの。時々、ポマードコンクレットを使ったフットマッサージやキャスターシードオイルでネイルケアをしているわ」
-
ポマードコンクレット 75g ¥4,700
-
■リラックスできるバスタイムを演出するためのこだわりは?
「熱めのお風呂を用意して、ユノハナパウダーなどのバスソルトやカカオビーンズパウダー、プラムカーネルオイルなどを入れます。そしてピンククレイのマスクやハイビスカスパウダーを使ったボディースクラブを使ったボディートリートメントをするの」
-
-
●改めてパリ本店をヴィクトワールがご案内!
どう楽しむのが正解?「まず、土曜日はとても混んでいるので平日に行くことをおすすめするわ。例えば、サンジェルマン・デ・プレのあたりから、アンティークショップやアートギャラリーを回るとか、ウィンドーショッピングを楽しみながら歩いてくるコースが良いんじゃないかしら。ブティックに着いたら、重厚な木製家具と調和するルームフレグランスやサヴォンの特別な香りを嗜んでみて。
ボナパルトの本店ではオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのすべての商品を取り揃えているので、アクセサリーが陳列された棚やウィンドーディスプレイをゆっくり時間をかけて見てほしいわ。スタッフに声をかけて、好きな香りのフレグランスにまつわる美しい逸話を聞いてみるもの良い思い出になると思うわ」
-
■BULY本店に込めた思いは?
「私がラムダンと共にビュリーの再生に取り組んだときに一番大切にしていたことは、創設者のジャン=ヴァンサン・ビュリーが創業した当時を継承する19世紀風のクラシカルなパフューマリー(香水店)を創ることだったの。お客様に、まるで時が止まったかのようなブティックに迷い込んでしまったと感じていただけるとうれしいわ」
6, rue Bonaparte 75006
tel. +33 (0)1 43 29 02 50
営業時間:10:00〜19:00
定休日:日曜 -
ジャスミンオイル 50ml ¥12,900
-
メイローズ浸漬液オイル 50ml ¥6,900
■ホリデーシーズンのギフトでおすすめは?
「イニシャルや名前、オリジナルメッセージを刻印できる櫛は特別なギフトになるのではないかしら? プラムカーネル、ワイルドイングリッシュラベンダー浸漬液、ジャスミンやメイローズ浸漬液など、薫り高い植物オイルもおすすめよ」
-
■パリジェンヌの連載も今回が最終回。
改めてヴィクトワールさんが考える「シックな女性」とは?「どちらかと言うと、着ているものよりも、心構え(アティチュード)ほうが大切だと思うわ。シックであることは、自分自身や着こなしに自信を持っていること。それは流行を追うのではなく、自分らしいスタイルを持っているかどうかなの。私にとって姉のマリー=エレーヌはとても参考になる女性像なの」
パリジェンヌは一日にして成らず。肩肘張らず、いつだって自然体。そんなフレンチ流のアティチュードを身につけて、シックな女性を目指そう!
全12回のアーカイヴ記事はこちらから。