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佐久間由衣の、本と花と。VOL.4

佐久間由衣がVOGUE GIRL+メンバーのために選ぶ本と花の連載。ページをめくる度に湧き上がる高揚感や感情を、佐久間由衣が手書きの文字で丁寧に綴ります。第4回目の今回は、多くの人気児童文学を生み出す作家、森絵都の1冊。

はじめに

純文学ばかりを漁って読んでいた19歳の頃、母に勧めてもらって読むことになった本。私がそれまで読んできた系統の小説とはまた違うシンプルで普遍的なテーマでありながら、こんなにもまっすぐに心に響く本があるのかと、衝撃をうけた私にとって特別な1冊です。激動の世の中の“今”を生き抜くためにひとりひとりに届けたい、とってもハートフルな本を“私流のおまじない”を添えて、紹介します。(佐久間由衣)

今月の本

『カラフル』森絵都(著)(講談社)

  • あらすじ

    生前の罪により輪廻のサイクルから外された“ぼく”の魂。本来ならもう2度と生まれ変わることができないが抽選によって再挑戦のチャンスを得たのだと、天使「プラプラ」が“ぼく”に告げた。再挑戦とは、前世で失敗した下界で誰かの体をかりながら、もう一度修行すること。前世で犯した自分の罪を思い出す修行のために自殺を図った少年、小林真の体をかりてホームステイすることになった“ぼく”が、さまざまな問題を抱えていた真として過ごすうちに、家族やクラスメイトとの距離が変っていく。世界がだんだんと色づきはじめ、“ぼく”が最後に気づくこととは……?

今月の文

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今月の花

アマリリス、ガーベラ、ダリア、ラナンキュラス、ジュペルティ、シンビジウム、カラー、デルフィニウム

  • アマリリスの赤に、ダリアのピンク、ラナンキュラスの黄色、赤と白のガーベラ、ジュペルティ、シンビジウム、カラー、そしてデルフィニウムのブルーの花びらを散りばめて。色とりどりの花々を佐久間由衣が1本1本セレクトし、自身のフィルムカメラで自分だけの“カラフル”を撮影した。

おわりに

現代日本児童文学の中でもロングセラー小説となっている『カラフル』。10代最後の年に母の勧めでこの本を読んだ佐久間由衣のように、子供から大人になろうともがくタイミングで出会う人が多い本かもしれません。抱えている生きづらさや不安を違った視点から見ることができたなら、今より楽になれるかもしれない。1つだと思っているゴールまでの道のりは、近道も遠回りも含めて本当はいろんなルートがあるのかもしれない。そのことに気づかせてくれる1冊と丁寧に向き合い、自分自身の心を豊かに彩る考え方や価値観を経験とともに綴ってくれた佐久間由衣。彼女がこの本を読んで、辛い時や壁にぶつかった時に自分を助けてくれる“おまじない”の方法を見つけたように、現代を自分らしく生き抜くヒントが見つかるはず。大人こそ手にとってほしい1冊です。(編集部)

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  • 佐久間由衣

    1995年、神奈川県生まれ。2014年女優として映画デビューを果たし、以降NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2017)、主演映画『“隠れビッチ”やってました。』(2019)他多数出演。2020年12月から2021年1月にかけて行われた舞台『てにあまる』では、柄本明や藤原竜也、高杉真宙ら個性派俳優との共演が話題を呼んだ。2021年6月12日よりNHK土曜ドラマ『ひきこもり先生』、9月17日より主演映画『君は永遠にそいつらより若い』の公開が控える。

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