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佐久間由衣の、本と花と。VOL.1

「本が好きになるまで、私自身も膨大にある書籍の中からどれを手に取ればいいのか、何から読み始めればいいのか分からなかったんです。今、その時の私と同じ気持ちの人が本を読むきっかけになったら……」そんな一言からはじまった、佐久間由衣の連載、本と花と。佐久間由衣が選ぶ毎月の本。そして、本を閉じた時に感じた余韻と思いを、花と手書きの原稿に託してVOGUE GIRL+メンバーへ届けます。

 

はじめに

自分でこの企画を提案した手前、なかなかの難産だと気づいたのは、原稿用紙に向かい合った瞬間でした。(遅すぎる……。)大好きでたまらない本と、美しいお花との間で、まだ25年とちょっとしか生きていない私が何を偉そうに綴るのか、と何度も頭を過ぎりました。ただ、やってみないと分からない精神を乱用し、素敵なスタッフさんに恵まれて、このVOL.1を発信する事が出来ました。まずは「私が初めて誰かに紹介した本」を、VOGUE GIRL+メンバーのみなさんにもお届けしたいと思います。(佐久間由衣)

 

今月の本。

あこがれ』川上未映子(著)(新潮社)

  • あらすじ

    ミス・アイスサンドイッチと勝手に名付けた、サンドイッチ売り場の女性にまだ見ぬ家族……。2人の少年少女、麦彦とヘガティーがさまざまな「あこがれ」の対象を持ちながら、思春期特有の脆く儚いイノセンスを抱え、必死に生きる姿を描いた物語。

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今月の読書感想文。

「羨む」でもない「憧れ」。自分ではまだその名を知らない。その純粋な感情こそが、少女を女性へ。少年を青年へ。変身させる魔法なのだと思う。自分自身から一歩外へ踏み出せる勇気だとも思う。

それはいつくになっても色褪せず、いつまでも心の宝物にしまっておけるもので、いつまでも好奇心の一つ先にひらける道のことを指すのかもしれない。あこがれに、あこがれる。いつまでも、いくつになっても。

 

『あこがれ』を読み、思いを綴る。

今月の花。

ムスカリとラナンキュラス

  • 佐久間由衣がこの物語をイメージして選んだのは、2輪の花。壺状の花を鈴なりに咲かせる早春の花、ムスカリと苺ジャムのように鮮やかな花弁が幾重にも重なるラナンキュラス。小学生の小さな世界、小さな体で繊細に、けれどたくましくお互いを支え合っているような2人の少年少女の姿を、2輪に重ねて。

あとがき

「VOL.1は、“本と花と、こもれび。”です!」と勝手に名付けたくなるくらい繊細な光の中で、気持ちよく撮影をした写真を本とともにお届けしました。念願のスタッフさんたちとも共演できて、終始幸せいっぱいの時間でした。(佐久間由衣

テーマ決定から選書、ページの構成に至るまで何度も、何度も編集会議を重ねて佐久間由衣の連載がスタートしました。VOL.1は「初めて誰かに紹介した本」について。「初めて紹介した誰か」とは、弟だったこと。『あこがれ』という一冊の本を通した家族との話を手書きのエッセイで紹介してくれました。今回、お見せできなかったのが残念ですが、実は手書きの原稿用紙はパターン違いで3つもあったんです。どれをVOL.1でみなさんにお届けするか、最後まで悩みに悩んで決まった『本の飼い主』。誰かと共有したいと思えるほどの物語に出会えた経験を綴ってくれています。デジタル媒体にも関わらず、手渡しでやりとりした原稿。「誰かが本を手に取るきっかけになったら……」、佐久間由衣の手書きの文字から感じる温かさと想いを感じてもらえればと思います。(編集部)

  • 佐久間由衣

    1995年、神奈川県生まれ。2014年女優として映画デビューを果たし、以降NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2017)、主演映画『“隠れビッチ”やってました。』(2019)他多数出演。2020年12月から2021年1月にかけて行われた舞台『てにあまる』では、柄本明や藤原竜也、高杉真宙といった個性派俳優との共演が話題を呼んだ。現在、映画『劇場版 殺意の道程』が公開中。今後は主演映画『君は永遠にそいつらより若い』の公開が秋に控えている。

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