全世界を巻き込みファンを増やし続ける『スター・ウォーズ』。今回の連載では、自身も作品の大ファンだと話す高橋ららが壮大なストーリーに挑む。ららの目の前に広がるのは見たこともない宇宙の彼方――? あなたは今、次元を超えた新たな物語の目撃者に。
異次元空間でアドベンチャー。高橋ららが『スター・ウォーズ』への愛をかたちに。【Get Inspired with LALA vol.4】
力強い女性像にインスパイアされた、ホワイトルックに身を包む。
「映画はもちろん何度も観ているし、グッズを集めるほど『スター・ウォーズ』が大好き」と話すららが、スタイリングのイメージソースにしたのは、劇中でナタリー・ポートマンが演じるパドメ・アミダラ。シリーズごとに、さらにはシーンごとにもさまざまな装いをしたことで、ファッションの観点からも注目を浴びたアミダラ女王。その中から、ららが選んだのは戦いに挑む際の、強さ溢れるスタイリング。
ららは、「アミダラ女王は、高い地位に君臨するリーダーでありながら戦うんです。ジェンダーや置かれている立場がどう、という話ではなく、果敢に戦いに挑む姿が本当に格好良くて! そのキャラクターへのリスペクトを込めて、アミダラ女王が第一次ジオノーシスの戦いで着用しているような、白でまとめた構築的なスタイリングに」と話す。曲線のカッティングがあるスカートも、立体的なビスチェもフェミニンでありながらクール。ウエストや腕を見せて、ファッションとしての要素もプラスした。自前のライトセーバーを巧みに操るららの佇まいは、その場の空気を一瞬で『スター・ウォーズ』の舞台へと導いてくれた。
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『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』 © 2022 Lucasfilm Ltd. ディズニープラスで配信中
目に映るすべてに夢中になる、SF超大作。
壮大なストーリー、さまざまな背景を持つキャラクター、次々に解き明かされていく真実、そして宇宙規模の戦い。現実世界ではあり得ない物語と、全員が主役級の存在感を放つ登場人物に没入するファンがあとを絶たない、1977年公開の名画。続編は今後も展開予定で、映画のみならず、アニメやドラマにも。「リアルな世界では想像もつかないような出来事やストーリー、特に私の好きな戦いのシーンで使う武器やその威力。あまりにも大きすぎる規模感と内容に、毎回ワクワクさせられるんです。何度見ても色褪せない、夢を見させてくれる世界観が最高で。シリーズ通して見ることでわかってくる登場人物たちの関係性に涙することもあるし、今回インスピレーションを受けたようなファッションやメイクに目を奪われることも多々。BB-8みたいな、キャラクター自体の可愛らしさにも惹かれます! 非現実的なことだからこそ“あり得ない”が面白い、不朽の名作」とらら。2019年に公開した『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』から約3年。次回作には、世界中で期待が高まっている。
ライトセーバーを模したペイントでジェダイとシスを表現。
作品内では欠かせない、アイコニックな武器とも言えるライトセーバー。使い手によってプラズマ刃の色が変わる特性をメイクに落とし込んだらら。
「ジェダイが用いるライトセーバーの中でもメジャーカラーのブルーと、シスの証であるレッド。その2色が対になるようにまぶたにペイント。『スター・ウォーズ』の中で、昔から戦いを繰り返してきた宿命の相手でもあるジェダイとシス。その関係性を語る意味も込めて、ライトセーバーの色に置き換えてメイクに取り入れました。リアルに発光している感じを出したくて、ヴィヴィッドカラーに白を重ねてコントラストをつけ、ライトセーバーの持ち手部分は黒でグラフィカルに」(らら)。それぞれの色に合わせたラインストーンに加え、目頭には『スター・ウォーズ』にちなんだ、星を印象づけるシルバーのストーンを。
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〈左から時計回りに〉ラインストーン(レッド&ブルー)・アイライナー(ブルー&レッド)/モデル私物 アーティストカラーシャドウ M-742 ¥2,200/メイクアップフォーエバー
使用したアイテムの一部を公開! 「ジェダイとシスのライトセーバーが放つ光を本物そっくりに仕上げたくて、高発色なアイライナーとアイシャドウを使用。それぞれの色でプラズマ刃の部分となるアーチのアイラインをまぶたに描いてから、白のアイライナーやペインターで細いラインを重ね描き。そうすることで蛍光のような光のニュアンスが表現可能に。今回はメイクに加えて、ヘアにもこだわりました。アミダラ女王が戦うシーンにしている、まとめ髪を再現。ねじれた毛束が複雑に絡み合う、変形シニヨンがお気に入り」(らら)。
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