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※この記事は2021年2月にVOGUE GIRL+の記事として公開されたものです。掲載商品、ブランドへのお問い合わせはお控えください。

エライザ流パステルカラーのススメ。【池田エライザのWISH LIST VOL.01】

池田エライザがVOGUE GIRLのゲストエディターとなり、自身初となるファッション連載をスタート。記念すべき第1回目は、エライザが普段から信頼を寄せるスタッフに集合をかけたファッションシューティングの様子をお届け! 「王道だけど、やっぱり春だから優しい色が着たいよね」そんな一案から、夢をいっぱい詰め込んだファンタジーなスタイルあり、等身大のリアルスタイルありのエライザ流パステルカラーの着こなしが完成!

第1回目の連載テーマを決めるにあたり、エライザから送られてきたテーマ案。「王道だけど、やっぱり春だから優しい色が着たいよね」という一文のすぐ下に「地黒はパステルカラーで顔がくすむっていうけど、くすめばよくない?」と、添えられていたメモ。嘘のないストレートすぎる言葉選びに驚き3%、けれど残りの97%は共感の思いでいっぱいに。「自分自身を愛せるおしゃれをする!」というメーセージを第1回目のテーマに乗せることが決定した。テーマが決まれば、フォトグラファーやスタイリスト、ヘア&メイクといったスタッフを揃えることも、ファッション撮影に欠かせないエディターの大切な仕事。エライザが信頼するスタッフを招集し、スタイリングもヘア&メイクも「パステルカラーのワントーンでいきたい!」というテーマをオーダー。6色6様のコーディネイトを、エライザのメッセージとスタッフからのワンポイントコメントとともにご紹介。

センシュアルなグリーンとファンタスティンックな世界へ。

子供の時に一番目にしていた色のはずなのに、
今では眩しく見える色。
身近なものがいつしか憧れに変わるなんて。
これからまたよろしくね。な色。

ドップバッターを飾るグリーンは「これ着たい!」とエライザも思わず笑顔になった、センシュアルなレースのドレスが主役。ファンタジーな世界に浸るドリーミィなドレスも、レースから覗く素肌がほどよくヘルシーなバランスに導いてくれる。メイクは、ドレスの世界観に合わせて上下にたっぷりとマスカラを塗りツイッギー風のドーリィアイに。レモンカラーのチークを少しオーバーなくらいに乗せて、グロスオイルでジューシーに仕上げるのがコツ。

ポップでキュンとする80年代アイドルルックを現代にアップデート。

パープルは私の中で一番優しい色。
どんな気持ちにでも寄り添ってくれる柔らかい色。
ちょっと不器用な日にも、強い味方。

エライザ自身が「リアルに、普段やってみたいと思うコーディネイト」というパープルルックは、80年代のアイドル風に甘くポップなエッセンスをオン。ドレスとジャンプスーツをレイヤードしたテクニックとラフに羽織ったコートで、レトロな中にもモダンな要素を覗かせた。愛らしいポニーテールに、パープルのアイシャドウとチークをプラスすることで妖艶な魅力を添えて。リップは唇の山を協調しながらヌードカラーを塗ることで、意志のある凛とした表情に。

新しい自分に出会う、ブルーの力を味方につけて。

実は海が大嫌い。未知で怖くて。怖いから未知で。
けど、そう思うのはもったいない。
ってことで今年は青を取り入れてみる。

ギザギザに切りっぱなしたマッシュルームヘアと太めのアイブロウで、ボーイッシュなムードを楽しむ。そんな時、自然界に通ずるブルーの力を味方につければ、いつもと違う自分もすっと受け入れられる気がする。透け感のあるオーガンジー素材のドレスやブルゾン、PVCのハットがボーイッシュなヘアメイクに遊び心あるコントラストを加えて、フレッシュな装いに。

足元からエンパワメントするポジティブなキャンディーイエロー。

自分の気持ちはいつだって足取りに出るもの。
俯いた時に幸せな色が目に入るように
おしゃれするって、自分を大切にできてて最高。

毎日をエンパワメントしてくれるポジティブなキャンディーイエローのサンダルは、心地よい素材感でどこまででも歩いて行けそう。グッドガールなくるぶし丈のソックスも、シアーなものを選ぶだけでフェミニンにアップデート。

春風に誘われる淡いピンクの洗練ルック。

ピンクって誰の色?なんてとっても無粋。
誰にだってお似合いのピンクは必ずあるよ!

春らしい、軽やかなフェザーが優しく全身を包みこむ、スウィートなピンク。わたあめのようなふわふわヘアにパステルピンクを乗せたアイホール、ホワイトカラーのチークで、ヘアメイクも淡く儚い少女の夢を詰め込んだ。繊細なフェザーとヘアメイクのバランスを上手に引き算したハイテクスニーカーのスポーティなエッセンスが鍵。

憧れのスタイルアイコンをお手本に、自分らしいベージュを見つけて。

原色纏ってブーンブーンな
セクシーベイベーな感じもいいけど
私にそのマインドはないので、
セクシーかつ聡明なキム・カーダシアンのように
現代の美のアイコンであるファサのように
聖母感のあるセクシーをベージュにて。

「キム・カーダシアンのようにありのままの個性を受け入れ、愛することができればおしゃれはもっと楽しくなりそう」と、憧れのスタイルアイコンをお手本にエライザも自分らしいベージュの取り入れ方にトライ!ボディラインを美しく協調するドレスに、ロングツインテールとブロンズカラーのフォックスアイで、個性を謳歌するインディペンデントウーマンに。

ファッションプロたちと作った連載第1回のバックステージをお届け!

スタジオに集まったたくさんのパステルカラーのアイテムを前に、エライザが着用ルックを選ぶことからスタートした撮影。気心の知れたスタッフたちと「このドレスとこの羽織りの合わせは新しいかも」「このアイテム着てみたい!」など、悩みに悩みながら6ルックに厳選。撮影前には、フォトグラファーと写真のムードについて打ち合わせをした後にセッションがスタート!記念すべき第1回ということで、その舞台裏を少しだけお見せします!

  • 池田エライザ

    1996年生まれ。2009年にファッション誌の専属モデルとしてデビュー後、2011年からは女優としての活動を開始。名だたるクリエイターからのオファーが絶えない。2020年12月に日本公開となった『夏、至るころ』では、監督デビュー。映画『騙し絵の牙』が2021年3月に公開、その後も『賭ケグルイPart2』の公開を控えている。

MODEL & EDITOR:ELAIZA IKEDA PHOTOS : SAKI OMI @ IO STYLING : SHINO SUGANUMA HAIR & MAKEUP : HARUKA TAZAKI @ H STUDIO EDITORS : GEN ARAI, SAYA YONEKURA
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