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“カワイイ”は全部彼女たちが教えてくれた。私たちが毎日をハッピーに過ごすための秘訣を紹介!【EDITOR’S SECRET】

※この記事は2021年3月にVOGUE GIRL+の記事として公開されたものです。掲載商品、ブランドへのお問い合わせはお控えください。

VOGUE GIRLエディターが、大切にしていることや気になることを紹介する特別連載がスタート!最新のトレンドを追い続ける彼らが、毎日をハッピーに過ごすために取り入れていることとは?第2回は、米倉沙矢の自宅にある本棚からお届けします。自分自身がハッピーに過ごすための“カワイイ”は全部、彼女たちに教わった!そう断言できるスタイルブックをVOGUE GIRL+のメンバーだけに教えます!

ようこそ、私の自宅の本棚へ。
歴代アイコンのスタイルブックをお気に入りコーナーに。

「今のアイコンは誰なの?」「いつも誰かを目指しているよね」そう言われて気がついたんです。いつだって、私には自分の琴線に触れる“カワイイ”のアイコンがいるということ。そのアイコンたちから、おしゃれや美容のヒントを探していること。彼女たちが持つ“カワイイ”のかけらを拾い、取り入れることで自分自身が毎日機嫌よく、ハッピーに過ごせているんだと思います。

私の歴代アイコンをみなさんに知ってもらうためには、自宅の本棚を見ていただくのが一番早いと思い、まずは本棚の写真から。半年ほど前に引っ越しをして、洋服も日用品もかなり断捨離をしました。ただ、本だけは何度も選考にかけたのですが捨てられないものが多く、総荷物の半分が本の入った段ボールという業者泣かせの(本が入った段ボールってすごく重いんですよね)引っ越しを経て、現在の状態に。こちらはスタイルブックを集めたコーナーです。

本棚だと出し入れが面倒だったり、探している本がなかなか見つからなかったりすることもあるので、すぐ手にとれる場所に置いておくためのブックスタンドも常備しています。憧れのアイコンが変わるたびに入れ替えをします。

 

私の憧れアイコンの原点。

まずは、私のアイコンの原点からご紹介します。独自の世界観で支持を集めたファッション誌『オリーブ』で、1994年から専属モデルをつとめていた市川実日子です。90年代はまだ小学生だったので、リアルタイムで「オリーブ少女」な世代ではないのですが、大学生の時に古本屋で目にして一目惚れ。20年以上経っても色褪せない“カワイイ”がここにあるなんて、そして眉上で切りそろえた前髪、真似したい!と購入して帰ったのを覚えています。すぐに、ヘアサロンを予約したのですが、雑誌を持って行きこの髪型にしてくださいなんて、羞恥心からできず……。何度も目に焼き付けて言葉でオーダーしましたが、思い描いていた市川実日子風前髪にはならず、惨敗しました。

なりたい顔NO1に近づきたいとまたもや前髪をチェンジ。

“なりたい顔NO1”という、キャッチコピーがついていたモデルの森絵梨佳に、私も例に漏れず近づこうとした社会人2年目。前髪にかかるかかからないかくらいの前髪に、愛らしさと大人の色香を感じて、市川実日子の一件に懲りず、またもや前髪から真似しました。当時、所属していた媒体の担当企画で何度か森絵梨佳さんと仕事をする機会があったのですが、誠実で真面目な人柄と努力が、美しさを増幅させているんだと実感。見た目ばかりを真似しようとしていた自分が本当に恥ずかしくなりました。ポルトガルで撮影された『こんにちは、私。』は、森絵梨佳のナチュラルな美しさが切り取られていているフォトブックですが、その体や素肌を作るためには日々の努力があるからこそ。自分自身が心地よく幸せに過ごすための努力は、いつだって忘れないでいたいと思わせてくれたアイコンです。

おしゃれに魔法をかける小花柄!

自分に持っていないものをさらりと纏う人に憧れるものです。凛とした個性と独自のカルチャーのある蒼井優がアイコンだった20代半ば。エディターとして、まだまだ見習いの3年目でした。フォトグラファー・高橋ヨーコと2人で出かけた旅のドキュメントを一冊にまとめた『トラベル・サンド』と『ダンデライオン』は、なんてことないコインランドリーからも、なんてことないTシャツとデニムからも物語が生まれることを学んだスタイルブック。企画の参考に買って、何十回も読み込んでいました。仕事の参考に買った写真集でしたが、みればみるほど蒼井優の持つ空気感や魅力のトリコになって『A DREAM』を買い足し! ファッションセンスに定評のある彼女の感度の高さは、この頃から遺憾無く発揮されていて、スタイルのお手本にしていました。

その時、なぜか私は小花柄を服を着れば、彼女に近づけるんじゃないかと思っていたんです(笑)。彼女の持つ知的でイノセントな魅力は、小花柄が引き出しているのではないかと。そんなことを思っていたので、当時かなり奮発して「トムセン(THOMSEN)」のミニドレスを購入して、ヘビロテしていました。体型がプラスサイズしてしまって、今は残念ながらこのドレスが入らなくなってしまったのですが(笑)、捨てられず、大切にクローゼットにしまってあります。

ピュアな表情から覗く情熱を学ぶ。

今や日本を代表する女優、小松菜奈が18歳の時に出したフォトブック『小松菜奈 first photo book 18』。重めに切りそろえられた前髪に、ナチュラルなアイブロウ、透き通った肌と“カワイイ”ポイントがギュッと詰まった写真の数々は、見ているだけで幸せな気持ちになります。見た目が愛らしい写真はもちろんですが、その中でも特に彼女の持っている意思のある佇まいや表情に魅力を感じていました。仕事やプライベートでも、自分らしさとはなんだろうと考えることが増えて悩んでいた時。新しい時代を築こうとするエネルギッシュなパワーに、私も頑張ろうという気持ちになれました。

ストイックに自分と向き合う。田中みな実が私の先生。

ここまで読んでいただくとお分かりになると思うのですが、かなりミーハーな私。女性が憧れる女性としての地位を確率した田中みな実の1st写真集『Sincerely yours…』も2冊もっています。一冊はなんとVOGUE GIRLのGIRL OF THE MONTHで、ご本人にお会いした際にいただいたサイン入り! 自分自身としっかりと向き合い、妥協せずに努力を続ける姿勢に30歳手前の私は感化され、勝手に師と仰いでいます。紹介しているビューティアイテムや食事も真似すれば、少しでも田中みな実に近づけるんじゃないかと取り入れていました。その時、紹介していた「アンプリチュード」のロングラスティング リキッド ファンデーションや「カネボウ」のフレッシュ デイ クリームなども“田中みなみ買い”!

なりたい私に堂々となる! 優子前髪が今のお手本。

今、私が目指しているのは新木優子が纏っているようなヘルシーなフェミニニティ。3月19日に発売されるビューティースタイルブック『新木式』も心待ちにしています。今、彼女のパーツで気になっているのが、シアーな前髪のバランス。大学生の頃は写真を見せて言えなかった前髪オーダーですが、最近はヘアサロンで写真集の表紙やSNSを見せて「これにしてください!」と言うようにしました(笑)。イメージで共有したほうが理想に近づくし、自分に嘘をつかずに可愛いものを可愛いと思う気持ちは、恥ずかしいことではないと思うんです。

お手本のアイコンは、年齢やその時に気持ちによって変わるけど、その存在は、自分がご機嫌に過ごすため、自分らしく自信を持つためにいつだって欠かせない。彼女たちにパワーと“カワイイ”のヒントをもらいながら、これからもポジティブに過ごしたいと思います。

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