VOGUE GIRLでは、2021年もビューティアワードを開催! ベストコスメの発表に先駆けて、エディターズピックでもエディターたちの今年のビューティ事情を振り返ります。第1弾は、フレグランス編。エディター5名に、今年一番グッときた香りをASK。
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●バスアイテム編
●ガジェット編
●スキンケアアイテム編
●コスメ編
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マルセイユ 50ml ¥13,200/COMME des GARÇONS parfums PARFUMS(コム デ ギャルソン)
ありそうでなかった! サヴォン系の新名香。
今年印象深かった新作フレグランスのひとつに挙げたいのが、「コム デ ギャルソン」の「マルセイユ(MARSEILLE)」です。
その名の通り、トップノートはサヴォン ド マルセイユの石鹸とネノリの、背筋がスッと伸びるような清潔感が漂う香り。そこからフローラルやオレンジの華やかな香りに流れて、最後にはコム デ ギャルソンらしくムスクやウッディちょっとだけクセのあるあたたかな香りに落ち着きます。
サヴォン系の香りは今まで気に入ったものがなくて縁がなかったのですが、「しばらく続いた自粛気分から、気持ちをもっと外の世界へと開いていかなきゃ!」と思っていたところ、このフレッシュでユニークな「MARSEILLE」の香りがそれを後押ししてくれるような気がします。男女問わずつけていると好印象間違いなし!の新名香です。(VOGUE GIRL 副編集長 荒井 現)コム デ ギャルソン
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ムンバイ ノイズ 100ml ¥31,460/BYREDO(エドストローム オフィス)
新しい物語を始める、高揚の香り。
ずっと愛用している香りは、自分らしく安心感がありますが、冒険したくて手に取ったのが「バイレード」の「ムンバイ ノイズ」です。その名のとおり、インドはムンバイがイメージされた香りは、お香や焚き木の煙、路上のコーヒーカートと、不協和音のサウンドがミックスしたムンバイの魅惑的なエネルギーが表現されたもの。スイートな樹脂の香りのラブダナム、サンダルウッドにフルーティなダバナ、ビターなコーヒーと甘いトンカビーンズの香りは、目を閉じると、体の中心からドクドクと力が湧いてくるような夢心地に。新しい物語のページがはじまるように、まだ見ぬ世界のドアを開くワクワク感が感じられる2022年にしたいです。(VOGUE GIRL エディター 蔵澄 千賀子)
エドストローム オフィス
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ガイアック 10 100ml ¥52,000/LE LABO(ル ラボ)
東京でしか手に入らない特別な香り。
今年度のベスコス特集を担当する中で、何十人ものアンケートに目を通したのですが、VOGUE GIRL世代のインフルエンサーたち、そしてヘアメイクさんなどの業界のおしゃれマスターたちから多くの支持を集めていたのが「ル ラボ」。昨年に比べると、圧倒的な支持を集めていて、しかも、それぞれ好きな香りが違った点が興味深かったです。かく言う私も今年は「ル ラボ」イヤーでした。手が伸びることが多いデイリー使いの「サンタル33」、いつもよりきちんとしたい気分の時の「テ ノワール 29」に加え、新定番として仲間入りしたのが今年の9月に発売された「ガイアック 10」です。東京発信の「シティ エクスクルーシブ」シリーズであるこの香りは、東京を訪れた人しか購入できない(オンラインも配送もしていないそう)、文字通りその年限定のフレグランスなのです。東京といっても、オリエンタルが漂うわけでもなく、シダーを感じる深みのあるグリーンが洗練された都会のムードを体現しています。これを纏っている日は「どこの香水?」と聞かれることも多く、人と被らない珍しい点も嬉しいです! お値段がちょっと高めの設定ですが、香水ラベルに自分の名前や購入日を刻印できるサービスもあったりと、自分だけの一本を楽しめるのも「ル ラボ」の魅力。気になる方は、手頃に試せるミニボトルからスタートするのがおすすめです。(VOGUE GIRL エディター 諸岡 由紀子)
ル ラボ
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オーデコロン ローザ・ガーデニア100ml ¥17,600/SANTA MARIA NOVELLA(サンタ・マリア・ノヴェッラ銀座)
ローズが奏でる幻想曲。
「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のローザ・ガーデニアは、リキッドソープやボディミルクではすでにお馴染みの香り。華やかなバラと柔らかなクチナシの香りがお気に入りだったのですが、今年オーデコロンにもこの香りが仲間入りしたと聞いて、いてもたってもいられず発売直後に購入しました。バラとクチナシをベースにイチジクの花やジャスミン、バニラやムスクが合わさってトップからミドル、ベースへと移ろう香りは、まるで一つの曲を奏でているかのように幻想的でうっとりします。仕事の合間のちょっとリフレッシュしたいときに、シュッとひと吹きするだけで優しく包み込んでくれるオーデコロンはデスクの上の必需品。2021年、私のベストフレグランスは迷いなく「これ!」と断言します。(VOGUE GIRL エディター 米倉沙矢)
サンタ・マリア・ノヴェッラ銀座
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マインドフル フレグランス ノンアルコール パッショネート・アウェイクニング 100ml ¥3,905/SINN PURETÉ(シン ピュルテ)
気持ちをスイッチングしてくれる、新感覚フレグランス。
今年出会った中で、グッときた一品が「シン ピュルテ(SINN PURETÉ)」の「マインドフル フレグランス」。香りで気持ちのON/OFFを切り替えられる新感覚なアイテムです。特にお気に入りなのがノンアルコールの「パッショネート・アウェイクニング」の香り。恥ずかしながら朝にはめっぽう弱い私ですが、こちらのフレグランスを纏うと「よし、頑張るぞ!」とスイッチが入るのが不思議。こちらのフレグランスを愛用し始めてからは、朝一番にシュッとひと吹きして香りを纏うのがルーティンになりました。マジョラムとローズの華やかなトップノートが、体も頭も半分夢の中な状態から目覚めさせ、ゼラニウムやラベンダーのフローラル系の香りが心地よく包んでくれる。ベースノートのパチョリやフランキンセンスの深みのある香りも大好きで、日中ふとした拍子に自分の体から香りがすると、何かに見守られているような安らぎを感じ自信が湧いてきます。スイッチングアイテムとしてもフレグランスとしてもとにかく優秀で、もう手放せなくなりそうです。(VOGUE GIRL ジュニア・エディター 高山 莉沙)
シン ピュルテ