あったかい食べ物が恋しい季節。体だけじゃなく心までじんわり温めてくれそうな冬グルメを、エディターが選りすぐり!
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体が優しく温まる、京風中華の極み。
寒いこの季節になると、京都にある広東料理店「鳳泉」の味が恋しくなります。京風中華は、ニンニクなど強い香辛料を多用せずに素材を活かした味付けが特徴。さっぱりとしていて、とても美味しいです。
地元の人にも人気のこの店は、焼売や春巻きなど食べるべき名物が沢山あるのですが、僕が好きなのは、広東麺。好みな細麺とコクがあるのにスッキリとしたスープの上に、モヤシやネギなどが入った餡かけが乗ったオーソドックスな一品です。
優しい味と程よい歯応えがある食感は、ひと口、またひと口と食べるうちに、京都の街を散策して冷えた体を中からフワッと温めてくれます。しばらくは旅行も自粛していますが、早くこの味をまた食べられるようになるといいな、と思います。(VOGUE GIRL副編集長 荒井 現) -
体の芯からウォームアップ。滋味深いスンドゥプチゲ。
ほっと心も体もあたたまるスンドゥプチゲが大好きで家でもよくつくりますが、本格的な味を求めて通っているのが麻布十番の「純豆腐 田舎家」。ぐつぐつと音をたててやってくるその風貌は何度見ても食指が動きます。あさりとお野菜のうまみが効いた滋味深くホットなスープは一度舌が覚えるとやみつきになる味。ほどよくとろんとした卵を崩しながら、あっつあつのお豆腐を頬張れば真冬でも体が一気にぽかぽかに。ピリリとあたたまるスンドゥプチゲで2021年のはじまりも乗り切ろうと思います。(VOGUE GIRL エディター 蔵澄 千賀子)
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古民家風の一軒家でいただく、心温まる一杯。
表参道からちょっと入った裏路地に佇む「しろう」は、休日の美容院終わり、ショッピング途中などに立ち寄るお蕎麦屋さんです。古民家の古材を使ってリノベーションされた和空間は、温もりを感じる雰囲気であり、都心の喧騒の中にいることを一瞬忘れさせてくれます。風味豊かでフレッシュなお蕎麦は、店内にある打ち場で作られたこだわりのもの。いろんな種類があるので、毎回目移りするのですが、結局、わたしが落ち着くのは温かい卵とじ蕎麦。江戸前スタイルのちょっと甘めのお汁とふわふわの卵のやさしい味わいは、何度でも帰ってきたくなる味です。蕎麦を使った一品料理もどれも上品で美味! お一人様でも、デートや女子会にもおすすめな、ちょっと大人なお店です。(VOGUE GIRL エディター 諸岡 由紀子)
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1度食べたらやめられない。ピリ辛麻辣湯がスゴイ!
ラーメンにチャーハン、キャラメルドーナツにおにぎり……、と炭水化物に炭水化物を重ね暴飲暴食をしまくった2020年の終わり。そのせいで、ジム通いで落としたはずの体脂肪があっという間に戻ってきてしまいました。2021年は自分を大切にできるような食生活を、と改めて意気込んでいるところです。手始めに麻辣湯を試してみたら、かなりおいしい! 春雨と野菜などの具材と、花椒と唐辛子のピリッとした辛さがクセになるスープがマッチ。普段野菜を食べない私が、おいしく野菜を食べることができるのも嬉しいポイントです。渋谷にある「双子麻辣湯」は、自分の好きな具材を自由にミックスして、辛さも5段階から選べるところがGOOD。食べ終わると体がポカポカして、代謝もアップしそう! テイクアウトができるので、これからますます重宝しそうです。(VOGUE GIRL ジュニア・エディター 米倉 沙矢)
双子麻辣湯
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お疲れ気味の人に! あったか〜いお豆腐御膳。
お正月の食べすぎ飲みすぎで、胃腸がお疲れ気味…。そんな方におすすめしたいのが、「神楽坂 茶寮」の「出来立てお豆腐御膳」。その名の通り、こちらの御膳は出来立てアツアツのお豆腐がメイン! 2種類のだしの他に、梅や粗塩、わさびが用意されていて、あれこれ味を変えてお豆腐を味わうことができます。個人的に気に入っているのは、わさびと粗塩の組み合わせ。わさびのピリッと感と粗塩の旨みで、豆腐のまろやかな味わいが引き立って絶品。食欲がない時もこれなら、食が進みそうです。渋谷のスクランブルスクエア店では、地上14階の高さから渋谷の街を一望しながら食事を楽しめるのが特徴。行き交う人や車、電車をぼーっと眺めていると、不思議と心も落ち着きます。胃腸が疲れ気味な人も休み明けで本調子じゃない人も、あったかくてやさしい味わいのお豆腐で体も心もポカポカになってみてはいかがでしょうか?(VOGUE GIRL ジュニア・エディター 高山 莉沙)
神楽坂 茶寮
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韓国の定番鍋で冬でも発汗!
韓国ドラマ内に登場するラーメンやチゲを食べるシーンを観ては食欲を掻き立てられる今日この頃。我こそはという辛党さんにオススメしたいのが、「新大久保ブデチゲ」のプデチゲ。トッポギや野菜、スパムなどがたっぷり入ったチゲに、即席ラーメンをインした韓国流の鍋料理です。まさに”辛ウマ”という言葉がぴったりあてはまるジャンクな味にやみつきになってしまい、新大久保に行くたびに通っているほど夢中になっています(笑)。プデチゲのほかにもチーズがたっぷりトッピングされたチヂミや甘辛チキンなど、本場さながらの韓国料理を堪能できるのも嬉しい! 店内は各座席が広々としているのでソーシャルディスタンス的にも安心。気のおけない友人たちとひとつの鍋を囲めば心も体もあったまること間違いなしです。(VOGUE GIRL アシスタント・エディター 田中 莉子)