地味になりがちな秋冬コーデに欠かせない、主役級ニット。今年らしいシルエットやカラーにこだわった、エディターお気に入りの一枚をご紹介。
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カーディガン ¥35,000/YANYAN(リディア)
ほっこりする遊び心がいっぱい。
秋冬の展示会周りですごく可愛いニットを発見しました。チャイナボタン風なフロントデザインに、昔の中国の食器や絵巻に描かれていそうな微笑ましい柄がポップアレンジされたカーディガンです。ブランドは、今年の3月にNYでデビューしたばかりの女性デザイナー2人が手がけ、ニット中心に展開する「ヤンヤン(YANYAN)」。サスティナブルな意識が高いのもこのブランドが気になるポイントです。“Proudly knitted in China”(誇らしい中国産のニット)をモットーに、中国の伝統的な漢服をモダンにアレンジすることでトレンドに左右されず長く楽しめるデザインを意識しています。使用する素材にもこだわりあり。リサイクルされたカシミヤや、日本やイタリア、中国にある工場で生産過程で余ってしまった高級な残り糸を使うことで廃棄物の削減にも取り組んでいるそう。ルーズなシルエットにもちょっと飽きてきた今、このコンパクトなサイズ感もグッと新鮮、キャミドレスと合わせてみたらとっても可愛くなりそうだなと思います。リサイクルの糸をつかっているけど、見た目はもちろん肌馴染みも着心地もよくて、さっそく僕もカンフー風のニットジャケットとベストをゲット。シンプルになりがちな秋冬のおしゃれに、ほっこりとした遊び心をプラスしてくれそうで、今から着るのが楽しみです。(VOGUE GIRL副編集長 荒井 現)
リディア
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ニット ¥34,000/LAQUINTANE(ビームス ハウス 丸の内)
秋のスポーツ観戦の相棒は、プレッピーなテニス・セーター。
元来のプレッピー好きに加え、空前のブルジョワガールのトレンドに、テニスブームもあいまって、今秋手に入れたいのがテニス・セーター。白地のケーブル編みにVネック、襟ぐりや袖口などにストライプ柄が入ったそれです。オーセンティックにポロシャツやボタンダウンシャツをレイヤードして、着こなしたい気分。テニス・セーターで秋のスポーツ観戦も気分が盛り上がりそうです。(VOGUE GIRL エディター 蔵澄 千賀子)
ビームス ハウス 丸の内
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プルオーバー ¥39,000/CABAN(キャパン 代官山店)
高級感と洗練をまとった、究極のプルオーバー。
以前からかずっと気になっていた「キャバン」のプルオーバーパーカですが、だいぶ肌寒くなってきたので、いよいよ買い時です! 一見、スウェットのようですが、コットンカシミアのニット生地でつくられています。なので、スウェットほどラフにならず、上品なシティウェアとして着られるのがポイントです。ブランドを代表する定番品ですが、レギュラーのカラーに加えて、シーズンごとに少しずつ新色も登場するのも、人気の秘密。今回、ご紹介しているのは「ピスタチオ」という秋らしい色味。オーバーサイズをチョイスし、ユニセックスなムードで、ユーティリティ系のウェアといっしょに楽しみたいと思っています。(VOGUE GIRL エディター 諸岡 由紀子)
キャパン 代官山店
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秋ムードを加速する表情豊かなカーディガン。
秋風が吹き抜け、コージーなニットに手が伸びる季節が到来。リラックス感のあるゆったりした着心地のこちらは「マメ(MAME KUROGOUCHI)」の今秋の新作。ふんわりボリュームのある袖やラウンドヘムなど、ディテールまでこだわりが満載なのですが、なかでもチョコスプレーを散りばめたみたいな編み地がお気に入りポイント。手染めでかすりを施した糸をモヘアと合わせることで、ノスタルジックなカラーリングに。グラニーな雰囲気ながらも、複数の編み地の組み合わせや深いVネックのおかげでほっこりしすぎず着こなせます。いつものスタイリングに1点投入するだけで、ぐっと秋のムードが高まる、今シーズンのお気に入りアイテムです。(VOGUE GIRL ジュニア・エディター 宮島 彰子)
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ネオンカラーに一目惚れ。
地味色が増える秋冬は、明るい色をコーディネイトのポイントに使うよう意識しています。最近のお気に入りは、原宿のヴィンテージショップ「オトエ」にてゲットしたこちらの1枚。平日は室内で過ごすことが多いので、暖房が入っていても過ごしやすい半袖タイプを探していました。パキッと明るいネオンオレンジの色味に一目惚れ。きゅっとフィットするネックラインとほんのりふくらんだパフスリーブで、強い印象になりがちなネオンカラーをフェミニンに転ばせてくれます。今秋一大トレンドのテーラードジャケットと合わせて、シックに着こなすのが気分です。(VOGUE GIRL アシスタント・エディター 塚原 由香理)
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絶妙な丈感が唯一無二!
2年前にゲットした「アクネ ストゥディオズ」のニット。私はハイウエストのデニムやスカートが大好きなので、ショート丈のトップスはマストハブアイテム。一見シンプルなデザインだけど、袖の長さも含め丈感が全て絶妙で、腕は長く腰は位置を高く見せてくれます。編み目も癖がなく、どんなボトムスと合わせても簡単にマッチングするので使い勝手◎! 一枚でとても暖かいので、秋口から本格的な冬まで2シーズンに渡って愛用しています。(VOGUE GIRL アシスタント・エディター 田中 莉子)
ACNE STUDIOS