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FASHION

おしゃれプロに訊く、ワードローブのMY定番10 [Vol.7 林 真理子さん/「ジョンリンクス」デザイナー/ブランドディレクター]

スタイリストやデザイナー、ブランドディレクターなど、ファッション業界で活躍するおしゃれのプロ中のプロに、自分のワードローブに欠かせない定番ベスト10をASK!  さまざまなおしゃれ遍歴を経てマイスタイルに辿り着いた達人たちの定番アイテムから、自分らしいおしゃれを完成させるためのヒントを探ります。Vol.7は「ジョンリンクス」のデザイナー/ブランドディレクター、林 真理子さんが登場!

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  • 「ジョンリンクス」のライダースジャケット

    デザインをはじめすべての生産工程を目が届く範疇におき、こだわりが詰まったもの作りを行う「ジョンリンクス」。デザイナーの林 真理子さんのマイスタイルとは、“昔からずっと変わらず自分の支えとなっているものを、その時々の気分に合ったアイテムとミックスすること”。そんな彼女にとって長く親しんでいるライダースは “着ていて安心できる存在”だとか。「これは3年ほど前にジョンリンクスで初めて作ったライダース。切りっぱなしのディテールがポイントです。着るほどに経年変化が楽しめる、ほかにないデザインを目指しました」

  • ヴィンテージのレオパード柄コート

    ヴィンテージながら大切に扱われてきたことが分かる、状態のよいコート。「レオパード柄のアイテムが大好きで、コート以外にもニットやスカーフ、バッグ、シューズなど着こなしのポイントになるようなアイテムをいくつか持っています。これはNYのフリーマーケットで見つけた掘り出しもの。レオパードが好きといいつつ、微妙なニュアンスの違いがあってなかなかこれという柄に出合えることがないんですよね。このコートの柄はかなりのお気に入り。私にとってデカダンスとエレンガンスが感じられるアイテムです」
  • 「ジョンリンクス」のミリタリーニット

    ミリタリーニットをウィメンズ向けのワードローブとしてアレンジした、「ジョンリンクス」のしなやかで柔らかい質感の薄手ニット。伸縮性があって心地よく体にフィットする。着こなしやすい少し長めの着丈も特徴。「このニットはカラーバリエーションを変えて毎シーズン作っているお気に入り。夏のトップスだと白Tシャツが欠かせないのですが、冬はこのニットがTシャツと同じくらい登場率が高いです。合わせやすくて扱いも楽。100%ウールですが、洗濯機で洗っても大丈夫。素肌に着てもちくちくしない優秀なアイテムです」
  • ヴィンテージのチャイナシャツ

    「古着屋のチェックはもはや趣味のひとつ」という林さん。ワードローブもヴィンテ―ジ率が高い。こちらは渋谷の老舗ヴィンテージショップ「トロ」で購入したチャイナシャツ。「50年代から60年代に多く見られるチャイナシャツ、チャイナガウン、ジャケット、スカジャン、ベトジャンが大好きです。シノワズリはインテリアも含めて好き。このシャツのように、欧米のフィルターを通したアイテムを着こなしにミックスするのが好みです。ボトムはカジュアルにデニムを合わせることが多いですね」
  • 「カリフォルニアストア」のTシャツ

    林さんのワードローブに不可欠なアイテムで、自分でもびっくりするくらい持っているというのが白Tシャツ。「基本はメンズスタイルが好きなんです。男性のように“白Tに何か羽織ればキマる”という、ラフな感じの着こなしが好みですね。これは中目黒のセレクトショップ「カリフォルニアストア」のオリジナルポケットTシャツ。“どうしてもポケTじゃないと嫌!”という気分の日によく登場するアイテムです。サイズもメンズのMですし、ポケT自体がメンズっぽい存在。それをあえて着るのが好きです」
  • 「ジョンリンクス」のブラックデニム

    林さんのお気に入りボトムは、自分の体型コンプレックスからうまれたというデニム。洗ううちにほつれてくる切りっぱなしの裾がポイントだ。「ブラックジーンズは私らしくいられるアイテム。最近はこればかり履いていて、3本ほど持っています。腰の張りやお尻がない自分の腰回りに合わせたデニムなので万人に合うシルエットではありませんが、同じ悩みをもつ人がいるのも事実。そういう方がたどり着いてくださったら嬉しいですね。これからもシルエットと履き心地にこだわってブラッシュアップさせていきたいです」
  • 「シャネル」のバッグ

    最近はバッグを持つのが気分ではなく、持ち物は全部ポケットに入れるか(潔くてクール!)、持っても小さいサイズのものばかりという林さんが定番として挙げたのはシャネルのチェーンバッグ。「このシャネルの定番バッグがいちばんしっくりくるし、デザイン的にも私らしいと思います。サイズ違いで3つ持っていて、これは母から譲り受けた40年前のもの。最近修理をしたこともあって登場率が高いですね。40年経っても変わらない、あの頃の母も今の私も心踊るバッグって素敵です」

  • 「サンローラン バイ エディ・スリマン」のブーツ

    色違いでサンドベージュも持っているほどお気に入りのベルテッドショートブーツ。「エディ・スリマンがディオール オムを手がけていた時から彼がデザインするシューズが好きで羨ましく思っていたので、サンローランのデザイナーに就任してからはここぞとばかりにシューズを購入しています(笑)。基本的にパンツスタイルで、なかでもタイトなブラックデニムが多いので高ヒールでは疲れるしスニーカーだとカジュアルすぎる。マニッシュでも細みでシルエットが美しいブーツはそれだけで全体をエレガントに仕上げてくれます」
  • 「エリザベスダブリュー」のボディオイル

    林さんが香りのMY定番に挙げた「エリザベスダブリュー」は、“デザイン&フレグランス”をテーマにパッケージにもこだわった上品な香りを展開するサンフランシスコ発のブランド。「香りは私にとって非常に重要な存在。現在使っているサンタ・マリア・ノヴェッラのフレグランスも6年ほど愛用していて、気に入るとずっと使い続けるほうですね。このボディオイルはサンフランシスコのおみやげでいただいたもので、とても気に入っています。洗剤も同じくベティベールの香りも使っているので、実はかなりのベティベール好きなのかも(笑)」
  • 好きな音楽
     
    「プロではないので詳しく掘り下げてはいませんが、自分のクリエイションは音楽なしに考えられないと思っています」。考えごとをするのにいちばん最適だという車の中で、林さんが最近よく聴いているCDがこちら。
     
    ・『リアル・ゴーン』トム・ウェイツ/初期の作品ばかり聴いていたのですが、最近2004年のアルバムにハマっています。本当に天才だなと……。
    ・『暁より』光風&グリーン・マッシヴ/唯一好きな日本のバンドで、全アルバムを持っています。ほかにないサウンドと心に刺さる詩をもつ、中毒性のあるバンド。
    ・『ヴェルベット・アンダーグラウンド』ヴェルベット・アンダーグラウンド/退廃的でいて美しく切ない音。ぐーーっと自分の世界に入れて、何度聴いても飽きません。
    ・『ホーセス』パティ・スミス/本当はカバーアルバム『トゥエルヴ』を紹介したかったのですが、そちらはiTunesでダウンロードしたので誰もが知っているファーストを。
    ・『ザ・ブートレッグ・シリーズ vol.9』ボブ・ディラン/彼の曲をすべて聴いたわけではないですが、初期の音源を集めたこのシリーズは集めたいです。
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PHOTO: SHINSUKE KOJIMA  TEXT : NAOKO MONZEN

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