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FASHION

金曜の夜はaggiiiiiii散歩: 第1回「スタンスミスの顔」

VOGUE GIRL読者のみなさん、はじめまして! KAZAKというZINEをつくっているaggiiiiiii(アギー)と申します。(ZINEがなにかということは、みんなもうだいたい知っているよね?詳しくはこちらから!→www.kazakmagazine.blogspot.jp)わたしはそのZINEで気になるポップカルチャー周辺のことを調べたり書いたり、ということをここ数年続けているのですが、このたび とてもすてきなお誘いをいただき、こちらのサイトでコラムをはじめることになりました。毎週一回、金曜日に更新予定です。楽しくやっていきたい! どうぞよろしくお願いします。

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記念すべき第一回目のテーマは散歩にかかせない相棒、およびみんなの(というかわたしの)大好きなスニーカーについてです。

90年代リバイバルムードまっ只中の今日このごろ、トレンドがくり返されるというのは本当だなとしみじみ感じています。当時は空前のスニーカーブーム。「ナイキ」、「プーマ」、「コンバース」、「リーボック」……。わたしの通っていた学校はアメリカンな雰囲気の私服校だったので、男女を問わずジーンズとスニーカーが制服みたいなものでした。わたしの定番は「アディダス」。黒いスウェード地に白い三本線の入った“ガッツレー”と、テニス選手の名前がついた真っ白な“スタンスミス”という二足をとても気に入って履いていました。

で、最近はその頃のスニーカーがどんどん復刻されているわけです。ぎゃひー! あまりの流行ぶりに戸惑いつつも、あの変わらぬオーセンティックな佇まいにやられて約20年ぶりにスタンスミスを購入したわたしは、届いた包みを開けるあいだ、一方であることを考えておりました。このスニーカーのベロ(甲にあたる部分)にスミスさんの似顔絵が描かれているのは有名な話ですよね。旧モデル名の“ハイレット”(こちらもテニス選手の名前)から正式に“スタンスミス”へと名称変更されたのは78年のことでしたが、彼の似顔絵だけはなぜか前もって70年代半ばごろからプリントされていました。そして80年代のはじめにモデルチェンジする際、年月の経過にあわせてその顔をすこし年老わせたという話を、わたしはうっすらと記憶していたのです。それならば、それならば。2014年のスミスさんはさらに年を重ね、すっかりおじいちゃんになっているのじゃあないかしら?

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しかし靴箱の中から現れたのは、あの頃とおなじ、見覚えのある氏のお顔でした。調べてみると件のモデルチェンジの時も、歳をとらせたわけではなく逆に若返らせたとのこと。初代の顔があまりに老けこんでいたため、本人の希望で修正したとのことです。なんだそれ。

さあさあ(気を取り直して) 来週からこのスニーカーを履いて、aggiiiiiiiのカルチャー散歩がはじまります。それではまた金曜日に!

Illustration : aggiiiiiii

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aggiiiiiii(アギー)
兵庫県生まれ、東京在住。2007年よりオルタナティブカルチャージン『KAZAK』をはじめ、2013年にはソフィア・コッポラ監督『ブリングリング』のオフィシャルファンジンも手がけた。とりあえずなんでもDIYでやろうとする。旅行が好き。www.kazakmagazine.blogspot.jp

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