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VOGUE GIRL with BOY FRIEND
Guest:戸塚純貴

フレッシュな才能とルックスで注目を集める、旬な男の子の素顔にせまる連載。レトロポップなインテリアで国内外のファッショニスタが足繁く通う新宿の「Café & Bar CHAOS」を舞台に、VOGUE GIRL副編集長とゲストが本音のボーイズトーク。第45回は、その独自の存在感で注目度が急上昇! 心温まるドラマから痛快なコメディまで豊かな表現力をもって演じる俳優の戸塚純貴くんが登場。

戸塚くん、デビューはお母さんが応募した「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」がきっかけだったとか?
きっかけはそうですね。母と小さい頃からお世話になっている母の友人がいて、その2人で応募したみたいです。でも母は、僕が赤ちゃんの頃から芸能界に何としても入れたかったみたいで(笑)。自分がやりたかったんじゃないすかね。松田聖子さん世代で、自分がアイドルになりたかったのをたぶん…。

子供に託した?
押しつける形で…(笑)。よく知らなかったんですけど、子供服だったり、赤ちゃんモデルみたいなのも応募したりとか。

じゃあ、ジュノンの前にもお母さんは積極的に動いていたんですね。
はい。小学校はジャニーズで。

お母さん、アイドル希望!
でも、その時の僕は坊主で肌も日焼けして真っ黒。若い頃の勝俣さんみたいな。

かっちゃんだったんだ(笑)。半ズボン履いちゃう、みたいな?
はい。全然ジャニーズっぽくなかったと思うんですけど。

そして、ジュノンに。
高校で応募して。僕自身はこの世界にあまり興味はなかったので就活もしてたんですけど、たまたま大震災が重なったんですよね。それで東京に来る予定がずれちゃったりとかして、色々と影響が大きかったかもしれないですね。震災が起こったあの時期って、いろんな方が「自分には何ができるんだろう」と考えていたと思うんですけど、僕も、もしかしたら地元から元気にできるのかな、と考えたり。

確かにあのとき僕も「一度きりの人生なんだから悔いのないように生きなければ」と思いました。
そうですね。あの震災で180度人生が変わった人ってたくさんいると思うんですけど、自分もそういう意味では、人生が変わるきっかけになったのかなと思います。

そしてコンテストでは、理想の恋人賞!
はい。当時は何が何だかわかってなかったですけど。

理想の恋人って、すごいじゃないですか。
僕のときはコンテストの審査で、告白のシチュエーションを自分たちで考えて、相手役の方と演じるみたいなのがあって。毎回審査員の方に、トリンドル玲奈さんや益若つばささんのような旬の女性がいらっしゃるんですけど、僕のときにはそこのポジションがミッツ・マングローブさんだったんです。

ミッツ・マングローブさん!
旬の女性には変わりないのですが。ミッツ・マングローブさんに告白をするという審査で、そこでいただいた賞です。異例の恋人賞で。

でも何か、今の活躍を予見しているような感じですね。
そう思いますよね。今思えば。

イケメンだけど、コメディも自由自在というか。
いえいえ。本当はたぶん「キャー」みたいなリアクションになるはずだったんですよ、コンテストのその部門って。でも笑いが起きたんです。そのときにもしかしたら僕の道が決まったのかもしれないですね。

昨年、デビュー10周年。どうですか?振り返って。
あっという間だなって思いますよね。今もですけど、やってることはほとんど何も変わってないと思うんです。もちろん、いろんな作品に出させていただいたりとか、いろんな方と共演させていただいたりとか、そういう経験で変化しているとは思うんですが、根本的に大事にしているものとか、自分の好きなものとかは変わってないのかなって。

戸塚くんが俳優を続けられたポイントはどんなところだったんでしょう?
なんですかね…。気付いたら俳優という場所に立ってましたからね。けど、一番は辞める理由がないからですかね。

あ、それいいですね。
僕は飽き性なんで、いろんなことを簡単に辞められるんですよ。これまでもいろんなことを途中までやって辞めてきたし、諦めることもたくさんあった。だから、この仕事も辞めたいなと思ったら辞めていたと思うんですよね。その理由が見つからないから、やり続けているんですかね。

辞める理由がないというのは、俳優という仕事が好きだからこそですよね。戸塚くんにとって、俳優としての転機になった作品や人との出会いって何かありますか?
やっぱり福田組、福田雄一さんとの出会いは僕にとっては大きいなって思います。もともとコメディが好きで「THE3名様」っていう、福田雄一さんのDVDの作品がすごく好きだったんです。上京してこの仕事をはじめてから、その作品を福田さんが撮ってるというのを知って…。だから僕はこの方と絶対にお仕事しなきゃと思って。

福田さんとの出会いが転機に?
そうですね。「面白い」って、土台があっていろんなことが重なって面白くなるものなんですよね。僕は、その土台なくいろんなところで、コメディに従って演っていたんですけど、やっぱり周りの人たちから見たら変なことしてる人ってだけで何も刺さらなくて…。そんな時に唯一、笑ってくれたというか、つまみ上げてくれたのが福田さん。面白いおもちゃ見つけた、みたいな感じで。

面白いって、難しいですよね。
難しいです。勇気もいることだと思います。僕は、悲しみのわかる喜劇俳優ってかっこいいなと思っていて。ジム・キャリーがすごく好きなんですけど、彼はそういうのを感じさせる俳優さんだなと。喜劇と悲劇が、紙一重みたいなことはよく言うんですけど…。

面白さに温度がある、というか。
人のことを追い込んだり、悪く言ったりするとかってコメディにしにくいんですけど、それを超えてどんどん人がやられたりするのは意外と笑えたりして。紙一重で悲しいものが可笑しいものにかわる不思議な力を持っていて、それは楽しいです。

1月17日からはじまった新しいドラマ『ユーチューバーに娘はやらん!』では、ユーチューバーのタックタック役?
人気ユーチューバーです。

役名だけで期待が高まっているんですけど(笑)。
すごく面白いです。いただいた役のことを調べたりとか、自分を役に近づける作業とか。今回も実際にYouTuberの方に取材して、知らなかったことがたくさん聞けて楽しいですね。ギャランティの話とか、どういう感じで生活しているのかとか、実際に取材で聞いた話を台本に反映させていただいています。

生き方も冒険型、ギャンブラー的な役なんですよね。安定のサラリーマンを演じる金子ノブアキさんとは恋敵になる?
そうですね。ライバル!

戸塚くんは YouTuberで生きていくってどうですか?
僕はできないですね。マメじゃないんで。

確かに彼らって、見えない部分の努力がすごいですよね。
そうなんですよ。それこそYouTuberになれば、週4とかで動画をあげたりしてるわけですよね。全部自分で企画して、編集も自分たちでやって本当に休みないんですって。でも、本当はいくらでも休めるんですよ。要は、自分たちがあげたくなければあげなくてもいいし、誰かにあげてって言われてるわけじゃないから。

自分次第だ。
視聴者さんを大切にしていて、ネット事業ということもあって、その人たちが炎上するともう終わりなんですって。生で意見も入ってくるし、その中でやり続けなきゃいけないし、相当な精神力とマメさ、あと情報のインプット能力……。一流YouTuberたとはそういうのが長けてる人が多いっておっしゃってて。そんな生活は僕にはちょっとできない。

全部を担っていますもんね。自分がテレビ局みたいなもので。
そう、ディレクターでプロデューサーで、演者で…。すごいですよね。

戸塚さんのタックタック、楽しみです!見所は?
今、まさに撮影中です。今回ラブコメというジャンルで、職業や恋愛の仕方は複雑なところもあるかもしれないんですけど、個人的にはストレートな恋愛ドラマをあまりやってきてなかったので、新しい挑戦です。ストレートな恋愛を描いていて、佐々木希さんの役どころも女性の心に刺さるような、すごく等身大のキャラクターを演じられているので、いろんな人が共感できるんじゃないかなと思います。

さっき「悲しみのわかる喜劇役者」と言っていましたが、戸塚くんにとっていい俳優とは?
優しい人じゃないですか。

それはどんな優しさ?
人に対して。

優しさが演技にも出てくるということですか?
お芝居って、相手に耳を傾けなきゃいけない仕事だと思うし、1人でできることではないと思うので、相手を思いやったり感じたりしないと、会話ってできないんじゃないかなと。思いやりのある人って素敵だなと思います。

戸塚くん自身もそうありたいと。
そうですね。今年の目標は、文句を言わない!

一緒です(笑)!偶然にも。何か出ちゃいますよね
出ます、出ます。マネージャさんに文句ばっかり言ってるけど、今年はもう言わない!

でも出ちゃう自分も嫌いじゃなかったり(笑)。
そうなんです。それも楽しいんですよね。

急に何か言葉だけが残っちゃうと、あれ自分って面倒くさい?みたいになるときがありますもんね。
それこそ10年やらせていただいて、いろいろ経験できたからこそ言ってしまうこととかも、今後たくさん出てくると思うんです。そこは気をつけていかないとなって。常に謙虚に、自分の物差しで意見を言いすぎるのはよくないかな。

偶然にも一緒でしたね(笑)。
一緒ですね。それは何でそうなったんですか。

文句を言っちゃうと、自分で何かストップしちゃうものが出てくる気がして。1回、いいじゃんってところから入るのも大事なのかな、と。
一緒です。そういうことにしたい気持ちは一緒です。

じゃあ、一緒に頑張りましょう(笑)。
絶対いいことありますよね(笑)。文句言わないができたら。

言わない人っているじゃないですか。やっぱりそういう人って、綺麗な風吹いてますよね。
うん、でも、面白くないのはありますよね。

そう(笑)!ちょっと嘘くさいぞって思ったりね。
結局、アクがある人のほうが魅力的なんですよね。

毒ですよね。ちょっとの毒を自分がどう持つか。それは、戸塚くんが大切にしている「コメディ」にとっても大切ですもんね。
ユーモアってね、そういうところですからね。結構ブラックだったりするんで。

さっきジム・キャリーがすごい好きって。他のインタビューでも読んだんですけど、憧れでいうとやはり彼が?
ジム・キャリーがいちばんじゃないですか。

彼の出演作の中でいちばん好きなのは?
『マスク』です。小学校の時にめっちゃ見てたんすよ。

前はよくテレビでも放映してましたよね。
金曜ロードショーでやってたのを録画して、擦り切れるほど見て。BGMぐらいな感じでずっと流していたくらい。

理屈抜きで好きだったんですね。
子供が見るアンパンマンみたいな感じですよね。流しとけば、泣き止むだろうみたいな。自分がこういう仕事をやったときに、改めてジム・キャリーの作品を見て、やっぱりすごいなって。

もし彼に会えたら、どうします?
(入口を見て)えーーーっ!

あっ、本日はジム・キャリーはお招きしてないです(笑)。外に見えるのはスタイリスト(笑)。
ははは(笑)!

急にコメディくる(笑)。好きすぎると逆に会いたくないとかあるじゃないですか。
あぁ、それだと所ジョージさん!ジム・キャリーに関してはもはや、逆にハグできると思うんですけど。

所さんも独自で素敵な軽さがありますよね。
最高ですよね!それこそ僕、車とかバイクも好きだったので。

高校のときはそうですよね。
もともと整備士になりたかったので、あんなおじさんになりたいですね。

わかります。僕も高田純次さんが憧れなので。
僕も大好き!

究極の理想形がやっぱり所さんとかですよね。仕事に対する向き合い方とか…。誰かに言われて、心に留めているアドバイスや言葉はありますか。
たくさんあります。なかでも、野球監督の野村克也さんの格言で「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」っていう言葉があるんですよ。いろんな面において勝つこと、うまくいったりすることには、自分でもわからない理由とかがあるけど、失敗することって必ず理由があるよねっていう言葉なんです。

なるほど。
すごく好きな言葉で、それは大事にしてますね。

戸塚くん、お休みの日は何してるんですか。
サウナ。サウナで整って、最近だとギター始めたかな。作品の役作りで初めてやることがあるじゃないですか。それを続けていこうかなって。せっかく教えていただいてたりするので、そういうもの全部やっていこうっていう年にしようかな、って思っています。

役作りのために知ったものを自分の中に蓄積していくのっていいですね。ちなみに料理はするんですか?
しないんですよね。でも、役で漁師で魚捌く役だったんで、魚は捌けます!

好きな人のタイプってどんな人ですか。
自立している人。自分で自分の時間を持ってる人。あと気が強い人。僕はたぶん、Mなんですよ(笑)。

文句は言うけど(笑)?
文句言うけど!そう(笑)。どっちかっていうと甘えたいほうなのかな。だから芯があって、どしっと構えている方は、魅力的に思います

理想のデートとかはありますか。アイドルみたいなことを聞いてすいません。
パンケーキかな…。原宿でパンケーキ。

パンケーキ(笑)?それってやったことあります?
ないです(笑)!アイドル風に嘘つきました(笑)。本当は何もしないのが好きです。アクティブよりは、ボーッとしてるのがいいっていう人がいい。ボーッとしてても文句言わない人がいいですよね。

スケジュール詰め詰めじゃなく。
旅行しても、旅行先でボーッとできる人がいいなぁ。

結婚願望とかあります?
ありますよ!

そろそろじゃないですか?
もうみんなしてますからね。どうせするなら早めにしたいですけど。でも結構、遅そうです。1人でいる時間が好きだから。

1人でいるのが苦じゃない?
苦じゃない。男の子の趣味が絶えないんです。

少年のまま大人になった感じですもんね。
結婚したら、だいたい嫌がられるようなことしかしてないですよね。それこそバイクとか。バイクだって安くないですからね。ゲームとかサウナとか全部1人で完結できちゃうので。一人暮らしも長いからかな。だからちょっと怖いっすね。結婚したいんですけど、そのために辞めたくないものもあるし。

29歳って、自分の人生をそろそろ線で捉える年齢じゃないですか。
おっしゃる通りです。子供のこととかも。

そういうのも含めて、演技に生かせそうですしね。
結婚したほうが男は役者としてよくなる。子供が生まれたらなおさらよくなるって、蜷川幸雄さんが仰っていました。結婚したら忙しくなるから、生活が窮屈になる。子供もできたらより疲れて、生活が窮屈になる。それがいいんだって。

演技で発散されるということなのかな。
何かに押さえられてることっていいらしいですね。

へえ、面白いですね!
幸雄さんはそうおっしゃってましたね。

ここからは思いつくままにお聞きしたいんですけど。まず、自分の顔の好きなところ。
どこだろう…眼かな。

いい眼してます、ちょっと吸い込まれそうな。では、自分の体で好きな部分。
体で?うわー、どこだろう。考えたことないな。

一緒に考えてみましょう!
首?

シュッとしてる。
首、首か…!?じゃあ、ここかな。横顔!横のフェイスライン!

確かに綺麗です。
なんか、いいねって言われたことがあります。

好きな季節。
秋。ちょうどいいです。あと、紅葉が好き。

自分を色に例えると何色ですか。
白。

自分を動物に例えると?
……なんか、カワウソみたいな(笑)。

(笑)いいですね。好きな食べ物。
じゃあ、エビチリ!嫌いな食べ物がないんですが、パッと思い浮かんだんで。

寂しいときはどうしてる?
寂しいとき、ないです!

1人の時間があればあるほど嬉しいってことですね。
うん。ホームシックにもなったことない。

おっ、それはすごい。岩手から上京したときも?
はい。友達といるのも好きなんですけど、1人が好きなんですよね。

寂しい、という受け取り方をしないのかもしれないですね。
はい。でも、辛いなとか寂しいなと思ったら逆に辛い映画とかを観たくなります。

Mだ(笑)。さらに、どんどん深くいく。
いきたくなる! しんどいときに、しんどい映画を見たくなる。しんどさにどっぷり浸かりたくなるかも。で、泣いたりして…(笑)。

好きな言葉。
保証人にはなるな。

(笑)。親からの教えですか?
親からの教えですね。ずっと言われてましたね。

もし俳優じゃなかったら、今どんな仕事してそうですか?
車の整備士だと思います。

生まれ変わるなら、男性、女性?
男性。男性のほうがいろいろ楽じゃないですか。女性って朝、お化粧とかで早く起きなきゃいけないし、洋服とか色々とやることが多くて大変そう。

迷わず男性?
はい。だからこそ女性を尊敬してます。

では10年後、どんな戸塚純貴になっていたいですか。
10年後?

40歳目前。いい年齢ですよね。
20歳の役をやれる人になっていたいですね!

20歳の役もできちゃうぐらいの自由さを持ってるってことですかね。
そうですね。

コメディだったらその可能性はありますよね。
ありますよね。でも、深みもほしいですよね。僕は、深みがない…(笑)!

(笑)そうですか!?
軽く見られますよね。年齢とともに厚みをね、説得力を持たせたい。

今を続けていくことで、説得力はでそうですけどね。
今自分のやっていることは、変わらず信じてやり続けていきたいです。

辞める理由がなければ、10年後も俳優として活躍されていますかね?
そうですね。けど、それでいうと来年辞めるかもしれない….ですからね!

もっとときめくものが出てきたらそれも人生ですよね。すごく楽しいインタビューでした!
ありがとうございました!

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