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VOGUE GIRL with BOY FRIEND
Guest :柳楽優弥

フレッシュな才能とルックスで注目を集める、旬な男の子の素顔にせまる連載。レトロポップなインテリアで国内外のファッショニスタが足繁く通う新宿の「Café & Bar CHAOS」を舞台に、VOGUE GIRL副編集長とゲストが本音のボーイズトーク。第7回は、クールさと情熱をあわせ持つ魅力で、俳優仲間からも憧れられる柳楽優弥くん。

今いくつになるの?
28歳です。

役者としてのキャリアはすでに長いよね?
12歳からなので16年になります。

ここ数年でさらに存在感を発揮していますけど、自分で何か吹っ切れたものとかあったのかな?
どうだろう……テンションはずっと変わってないんですけど。蜷川幸雄さんなどの演出家や監督と出会ったことが大きいかもしれないです。もっと自分を磨きたいと10代のころから思い続けてきたんです。そういうものがひとつひとつ20代で形になった。それが今ポテンシャルとしてあるんじゃないかなと思います。

才能豊かな人たちと仕事することで自分磨きを?
そうです。現場のおかげです。

雰囲気も眼ぢからもどんどん強く、良くなってる感じ。
よくなりたいな、とずっと思ってます!憧れの役者もたくさんいるので。

僕が今まで見てきた柳楽くんよりも、とても自由な感じがするんだけど、28歳になって、若い時より自分のことをうまく表現できるとかある?
10代のときに是枝監督の『誰も知らない』(04)でカンヌで主演男優賞をいただいたりしたんですけど、言ってみれば役者のゴールみたいなものがいきなり最初にきてしまった感じがあって。14歳にして、これからどうすればいいんだ?と。当然キャリアも始まったばかりで、どうやって自分を成長させていけばいいんだ?ともんもんと悩んでいた日々が続いていました。

中学生ですでに大人と同じレベルを求められるようになったもんね。
だから、小栗旬さんや先輩の俳優が、アルバイトをして色んな経験を積んだということを聞いたら、自分もアルバイトをしてみたり。蜷川さんの作品に出ると若手は鍛えられると聞けば、積極的に出てみたり。世間の評価に対して自分が足りないものを自分で気づいているからこそ、もっと良くなりたい、良くならなきゃって思いが人一倍強かったです。今は、周りからの期待やプレッシャーにどう対応していったらいいんだろう、というところから徐々に自由になれているなとは思います。年齢や出会った人が増えていってる、っていうこともありますが。

確かに演技としての感性は、デビュー作で太鼓判を押されちゃった。
そういう評価がすでにあると、役者として逆に使いづらいということもある。それはそれで大変だな、と思いました。

周りの勝手な思い込みも強いもんね。じゃあ、蜷川さんには役者としてのスキルを教えてもらったという感じ?
はい。その頃、蜷川さんは若手をいっぱい起用して可能性を広げていくことをされていたので、僕もそこに引っ張ってもらえたのは嬉しかったですね。何かをやっていて楽しい時期って意外ともがいているとき。ステップアップしているのを実感しながら、もっと次に行きたいんだ!と考えているときが充実しています。10代後半から厳しい監督と組んだり、新たな挑戦ができてきたのは運が良かったなと思います。濃い20代になっていますよ(笑)。

蜷川さんに若手が鍛えられるっていうのは、もはや都市伝説のように世間にも浸透していた(笑)。何が違うの?
なんだろう……蜷川さんが上場企業の会長で、僕らが面接受けに来た大学生とか新入社員みたいな関係性かな。大体のことは見透かされているような、うまくは言えないですけど。

小手先のことが通用しないみたいな。
そうなんです。蜷川さんに起用してもらっているという時点で、俳優として大きなチャンスで、そこで発揮したいという思いが強かったです。常に心の中がバレているみたいなのはありました。

こうやって話していると柳楽くんってストイックだなぁと感じるんだけど、結構、不器用系だね(笑)。
不器用ですね。器用になりたい(笑)。

器用だったりチャラい役も難なくこなしているから意外だった。
器用さにはずっと憧れてるから、普段から練習しているっていうか(笑)。俳優としても、そういう役がうまくなりたいなって思ってます。

演じられる役の幅が広いのも柳楽くんの魅力だよね。2018年8月17日(金)より公開の映画『銀魂2』ではどんな役?
真選組の土方という人気のキャラです。原作の漫画だと、すごくクールな感じに見えるんだけどどこか抜けてる感じもある。僕も実際に原作を読んでみて、クールっぽいけど親しみやすい、スキのある人間味溢れるキャラだなと感じました。今回の『銀魂2』では、三浦春馬くん演じる鴨太郎とライバル関係であり、対立しています。土方と、通常の土方と真逆の弱々しいオタクキャラのトッシーという、二役を演じています。

共演者もすごく豪華。
小栗旬くんや菅田将暉くん、吉沢亮くん、橋本環奈ちゃん……。

さらっとしてるけど百戦錬磨みたいな人たちが勢ぞろい。その中に入っていくのってどんな気分だった?
色んな経験をしてきた俳優たちと共演できたことは、やっぱり嬉しいです。ただ、僕のキャリアがインディペンデントや小規模な映画からスタートしたからなのかもしれないのですが、そういう映画にもこれからも出たいと思っています。

旬な役者たちの中で、自分の存在を際立たせてやろう!みたいに思ったりするの?
今回の現場では、そういうムードがいい意味であったと思うんです。『銀魂2』ではそれがいいエネルギーになっていました。

コミック上のキャラクターを演じるために、気をつけたりするところって?
あまり原作を読みすぎたり意識しすぎないほうがいいなと思います。自分への制約が強くなりすぎて、演じにくくなってしまうというか。

自分がアニメっぽくなっちゃうってこと?
漫画では、こうしてたからこうしなきゃいけないのかな……って、すごく不自然になってしまうことがあるんです。

「絵」であるからより視覚的にそういうイメージがついてしまうんだね。
読んだ時の印象が脳裏に焼きついちゃって邪魔してしまう。台本だけ読む場合は文字だけだから想像するじゃないですか。演じるには想像できる幅がないときついです。

柳楽くんにとって、役者に必要なものってなに?
いろいろな経験です。あと、沢山の人と出会っていろんな話を聞いたりすること。それを通して自分の考えを持つのが大切なのかなと思います。

28歳でそれを実感できてるということは、さらに飛躍しそうだね。
僕、海外に行きたくて。

海外の映画にも出たいってこと?
出てみたいですね。でも基本的には日本での活動をずっとしていたいっていうのが目標ではあるんですけど、海外でインプットして日本でアウトプットできるような俳優になりたいです。

じゃあ、英語も勉強してるの?
そうなんですよ!すごいしています。

でも絶対必要だもんね。
いろいろな状況が重なって。やらないとなって。

きっと海外で活躍したときに『誰も知らない』でカンヌを獲ったっていうのが、ものすごい武器になるんじゃない?
僕、14、5歳の時には海外で今オファー受けても恥ずかしいなと思っていたんです。経験も浅かったので。『誰も知らない』が特殊なスタイルで撮影されたというのもあるのですが。

15歳ですでに海外を視野に入れていた。
当時は今オファーを受けても対応しきれないなと感じていました。経験値をもっとあげないとって、そのころは真剣に考えていました。

もし海外、この監督の作品に出てみたいっていう人はいる?
すごい人! 日本人にもすごい監督は沢山いますけど、やみくもに海外の映画に出たいというより意味のある経験をしたいなって思います。

楽しみだな。今の20代の人たちって、海外で普通に活躍し始めているから。
多いですよね。

10代や20代といった新しい世代の子達が時代を変えていくんだなって最近強く感じるから。役者として、柳楽くんがそれを引っ張っていけるといいですね。
日本の先輩たちから得たものを持って、もしそういう場があるなら行ってみたい。

じゃあオスカーのサンキュースピーチは用意してない?
そこまでは……(笑)。

僕たちの周りは一応用意している(笑)。遊びですけど。役作りが煮詰まったりしたときは、何をして気分転換してるの?役にのめり込まれちゃうことはあったりする?
作品や撮り方とかによっては、ディープに求められる現場もあるので、そういう時に役を引きずってるなと感じることもあります。映画『シークレット・サンシャイン』(07)に出演していた女優さんがメイキングで「ぽくていいんだ、私たちは」と言っていたのを観たとき、すごくホッとしたんです。「追い詰めすぎる必要はない。私たちは、ぽくていいんだ」って。それ、とてもいいなって思いました。たまに忘れがちになるので「ぽくていいんだ」と思うようにしています。

柳楽くんぽい、というのは何なんだろう?やっぱり目力かな。
もっと力抜きたいんですけどね。

(笑)。
眼精疲労がすごい(笑)。

自分の中で大きな強みって思わないの?
そういう風に意識したことはないですよ。

でも目の印象って、見る側からしたらすごく記憶に残るだよね。柳楽くんの場合は、ますますミステリアスで、色気も出てきたなって思う。それは自分で感じない?鏡見たりして。
僕は太りやすいので、鏡見て思うことは、ちょっと太ってきたなとか、むくんでるとかですかね。容姿に気を使うのは役者として必要なことだと思うので、ジムにも行くようにしています。

普段は何してる?
習いごとに行ったり、最近だったら英語を勉強したり。インプットするようにしています。あとは家族と過ごすとか。

どんな習いごと?
武道をやってるんです。教えてもらっているときは、所作とかにも集中するし、すごく緊張するんですよね。撮影より緊張するくらい(笑)。そういうのが私生活であると細胞が働いてる感じがして。

芸能人のお友達と会ったりは?
しますよ。自分で言うのもなんですが僕、ミーハーなんです(笑)。

SNSはしてる?
オフィシャルはマネジャーさんが。あんまり向いてないんです。酒飲んだ時とかにやったら怒られそうなので。

お酒飲んで変なのあげるのが一番ダメだよね(笑)!
ははは(笑)。なので避けてます。

では、尊敬する役者は?
尊敬する方は何人かいるんですけど50代、60代の方が多いかな。撮影するたびに思い浮かぶのは、柄本明さん。映画『許されざる者』でご一緒できたんですけど、やっぱり好きだなって。あとはトニー・レオン。目指すべき人がいると少し気持ちが楽になります。

「役者としてどう生きていくか」ということも参考にしてるんだね。
これは今まであまり言ってこなかったんですけど、役者としてのスタートがちょっと変わっていたので悩むことも多くて。いろんな意見が10代の時欲しかったんです。会って話を聞いてみたい先輩ともなかなか会えず、想いだけが止まっていた時期が18歳くらいかな。伸びたい気は満々なんだけれど手段が分からない。周りが大人の中で、ちゃんとやらなきゃいけない、みんなの期待に見合わなきゃいけないみないな責任を妙に感じていて。周りの目をすごく気にしていました。だから、いろんな人と話せるようになれたのはすごくありがたいなって。関わる作品も本格的なものからエンターテイメント作まで幅も広がってきて、今、色んな人と出会えています。

そろそろ柳楽くん自身も後輩からも慕われてくる年齢だよね。
後輩が増えてきたので、恥ずかしくない俳優でありたいです。

すごいいい先輩そう。
どうなんですかね、でも後輩といるの楽しいんですよ。

どんな映画のどんな役もできるとしたら?
普通の青年の役。20代でいろいろやってみて「自分はこれがやりたいんだな」というのを発見して、30代で自分に合ったものを多くやりたいです。今それが徐々に見えてきたんですけど、普遍的というかあまり個性的すぎない、普通なキャラクターを増やしていきたいなって思います。

普通が一番難しいよね。
難しいですね。

だからこそ普通って素敵だと思うんだけど。柳楽くんは何をしているときが普通に落ち着く?
最近は単語を覚えてるとき。

英語の?
はい。

覚えてよかったなって思う単語を。
“considerate”。「思いやり」とか「気遣い」っていう意味。いいですよね〜。

いいね〜!
英語は頑張ってます。

自分の顔で好きなところは? 
運動し終わったあとの顎!

具体的だね(笑)。
むくんでなくてスッキリしてる顎です。運動した後ってスッキリするじゃないですか。

自分の体で好きなところは?
腕かな。腕相撲が強いんです。

では、ここぞというときに食べたいもの。
鰻。

スタミナ系!好きな香りって何かありますか?
いい匂いが好き。いい匂いならなんでも好きなんですよね。

香水も好き?
好きです。

自分で香水つけたりする?
つけます。

今自分にご褒美をあげるとしたら何にしますか?
石。好きなんです、誕生石とか。

なんで石が好きなの?
なんですかね……ハマってはいないんですけど、付けているから大丈夫って安心感があるからかな。

今の自分にキャッチフレーズをつけるとしたら?
ヤッギ〜ラ。

ヤッギ〜ラ?
ムロツヨシさんにヤギーラって呼ばれて、何かいいなって気に入りました。

10年後の自分はどんな自分になっていたい?
人として今より確実に成長していたいです!

成長していたいか……もうちょっと何かない(笑)?
どうですかね……38かぁ。

40の手前だよ。
どんな感じでした?

僕はけっこう焦りましたよ。30前半のときって先を見ずに今だけ見てワイワイやってたんだけど、40代はなんかこう、家族の環境とかも含めて、社会的にもほっておいてくれないっていうか、責任をもつことが増えてくる。
そうか、すごいなぁ……。

話聞いてもらっちゃってすみません(笑) でもどういう役者さんになってるのかなって本当に楽しみ。
国際派になっていたいです。日本の映画界も好きなので、日本をベースで動いていたい。飛行機で出張行く人とか憧れるんですよ、かっこいいじゃないですか。

明後日からロンドンだわ〜みたいなね(笑)。
そうそう!ちょっとそれをやってたい。昨日パリから帰ってきて明後日ニューヨークみたいな(笑)。

時差ぼけ一生治んないわぁって。
家族に会いたかったから日本には一度帰りますって言ってみたり。

本当はマイル貯めたい(笑)。
そのくらい頑張っていてほしいですね、未来の自分。

トレードマークの目ぢからもその頃には国際基準だね。英語、頑張ってね!
頑張ります!

シャツ ¥16,000、パンツ ¥38,000/SUZUKI TAKAYUKI(SUZUKI TAKAYUKI)、ブーツ ¥24,000/DR.MARTENS(ドクターマーチン・エアウエア ジャパン)
  • 『銀魂2 掟は破るためにこそある』
    2018年8月17日(金)より全国ロードショー
    出演 小栗旬 菅田将暉 橋本環奈 長澤まさみ 岡田将生 佐藤二朗 ムロツヨシ キムラ緑子 中村勘九郎 柳楽優弥 吉沢亮 堂本剛
    脚本・監督:福田雄一
    原作:『銀魂』空知英秋(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
    製作:映画「銀魂2」製作委員会
    制作プロダクション:プラスディー
    配給:ワーナー・ブラザース映画
    公式サイト:gintama-film.com

    dTVオリジナルドラマ『銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-』
    2018年8月18日(土) 0時より配信開始
    出演:小栗旬 橋本環奈 柳楽優弥 吉沢亮 山本美月 矢本悠馬 戸塚純貴 立木文彦 中村勘九郎 堤真一
    監督・脚本:福田雄一
    主題歌:ENDRECHERI「one more purple funk… -硬命 katana-」
    公式サイト:https://pc.video.dmkt-sp.jp/ft/s0007030

  • INFO

    SUZUKI TAKAYUKI
    03-5774-0731

    ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
    03-5428-4981

PHOTO: MASAMI SANO @ KIKI INC. HAIR MAKE-UP: ASAKO SATORI STYLIST: KAZUHIRO SAWATAISHI MODEL: YUYA YAGIRA @ STARDUST COOPERATION: CAFE & BAR CHAOS EDITORS: GEN ARAI, LISA HIJIKATA
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