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VOGUE GIRL with BOY FRIEND
Guest : 北村匠海

フレッシュな才能とルックスで注目を集める、旬な男の子の素顔にせまる連載がスタート! レトロポップなインテリアで国内外のファッショニスタが足繁く通う新宿の「Café & Bar CHAOS」を舞台に、VOGUE GIRL副編集長とゲストが本音のボーイズトーク。第2回は、自然体な演技で評価も注目度も急上昇中の北村匠海くんが登場!

映画『君の膵臓をたべたい』では第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞! どんどん注目されるようになって、そのスピードにとまどいとかはない?
ドラマ『隣の家族は青く見える』で青木朔という役を演じて、思っていたより反響がすごく大きくて。一昨年くらいから毎年ドラマに出させて頂き、声をかけられたりするようになって、自分の名が少しずつ広まっていくのを肌で感じるのは、不思議な感じではあります。

僕が初めて印象に残ったのは、教師役の松坂桃李くんに向かって暴言を吐く……。
ゆとり(ですがなにか)!!

見て「誰だ?」ってすぐ検索しちゃった(笑)。
懐かしいな〜(笑)。

匠海くんは、どの役も自然体で演じているのが印象的なんだけど、自分なりの役作りのプロセスってある?
その役のバックグラウンドはすごく考えますね。芝居するにあたって、その瞬間のテクニックで演じるより、その人の生きた、例えば、朔は渉と出会ったのは20歳なんですけど、彼の20年間を想像しながら演じたりとか。歩き方や目つきをとっても、この人が自然に生きているようにっていう意識で演じてます。

事前のリサーチもしたり?
ありますね。僕は自己分析もするし。朔の役をやるにあたっても実際に同性愛者の方にお会いし、お話を伺いました。そういう、自分がいかに自然に演じられるかという準備は結構やります。

匠海くんは自分をどういう性格だと分析してるの?
性格……そうですね……結構控えめな方かな、僕は。でも、好奇心は凄くある。写真もやってるし映像もやりたいし、服も作りたいし。そういう好奇心はすごくあります。

同性愛者の役から繊細な学生の役まで、幅広く役を演じているけど、これからこんな役を演じたいなっていうのはある?
今回、同性愛者の役は初挑戦だったんですけど、心地よく演じられています。ここ一年くらい穏やかで心地よく演じられる役が多かったんで、ダークな悪役をやってみたいなってずっと思っています。

匠海くんの中にもある? ダークな面。
人間なんで無くはないです(笑)。でも僕、人生であんまり怒ったことがないかなぁ。

すっごい穏やかだよね〜。
そうですね。普段からよく話すタイプじゃないかな。みんなが楽しそうなのを見ていればいいって感じなので。だからこそダークな役をやってみたい。

“悪い匠海”かなり楽しみ。そもそもスカウトでこの世界に?
スカウトでした。9歳くらいだったんで、もう12年くらいになりますね。

結構キャリアあるんだね。
親の仕事場が都心にあったんで、よく遊びに行ってたときにたまにスカウトされることがあって。今の事務所にスカウトされた時に親もよく調べたんでしょうね、「面白そうだからやってみれば、いい事務所だし」って。

ご両親、わかります(笑)。僕のまわりで勝手に事務所選びゲームみたいなことやってて、自分だったらどこに入りたい?って。それで僕はスターダストなんだよね、マネージャーは誰々で〜って(笑)。
ははは(笑)。

アーティストとしても人気だけど、そもそも音楽を始めたきっかけって?
もともと音楽は好きだったんですけど、リコーダーしか吹けないくらいのレベルで。そのあと、ダンスとかは事務所のレッスンでやっていました。中学2年の時に「DISH//」が結成されて。勧められたというよりもオーディションの積み重ねと結果という感じです。

どんな音楽を聴いてたの?
中1の頃にRADWINPSさんの「携帯電話」という曲のPVに出させてもらって、それがきっかけでRADWINPSさんとかBUMP OF CHICKENさんばかり聴いてました、中学生時代。

今やっている音楽もそういうミュージシャンから影響を受けている?
作詞する時は参考にさせていただいたりしてますね。もちろんDISH//にはDISH//の音楽があって、それはRADWINPSさんとは違いますけど。でもやっぱり歌詞の世界観だったりはアーティストとして尊敬しています。いつかは曲の提供とか、自分の世界観で、DISH//とは違う自分を表現できる機会があれば、そういうことをやってみたいなって思います。

おっ、作詞もするの?
作詞作曲やります。

いろんな形で自己表現するのが好きなんだね。
はい。役者もその中のひとつ。

役者の北村匠海がいて、アーティストの北村匠海もいると思うんだけど、その2つのイメージが喧嘩しちゃったりすることはない?
あります。やっぱりギャップが生まれてきちゃう時もあったし、今はまた違う感覚でやれてるんですけど、一時期はDISH//ではこうあるべき、お芝居ではこうあるべきって色々悩んだりした時期もありました。

アーティストは常に格好良くなきゃいけないっていう、役者と違うところがあるもんね。
音楽だと自分から発信するってことがより大切になると思うんです。でも役者をやっていると自分自身が発信するっていうより、もちろん自分の要素もあるけれど、真っさらな部分もあって。

切り替えは難しいよね。
難しかった時期がありました。今は自分の中で2本の柱として切り替えられているので、良いバランスがとれています。

バンドってチームワークも大切だよね?
DISH//の現場に行くと、自分が自分じゃなくなるというか……。でもそれはすごい良い意味で、メンバーが僕を変えてくれているんです。他のメンバーは、すごくテンション高いし陽気だから、彼らに引き出された北村匠海っていう別人格がでてきます。

学生時代はどんな学生だった?
バスケをやってました。水泳もサッカーも。

スポーツ少年?
小中はスポーツ、とにかく体を動かすのが好きで。でも美術専攻だったんで絵を描いたりもしてましたね。今でも絵は描くんですけど。小中はスポーツに活発で、高校ではわりと真面目に勉強してました(笑)。

記憶にある初恋は?
幼稚園か小1のときバレンタインでチョコをもらった記憶があって。その年頃にある“両想い”があった気がします、ブランコに揺られながら。両想いって感覚、今思うとくすぐったいですよね。でも僕の当時はまだ“付き合う”とかそういう概念がなかったので、あちこちで両想いが生まれるっていう(笑)。可愛い感じでしたね。

モテたでしょ?
小学校低学年が一番モテてました(笑)。中学のときは結構ふさぎこんでる時期があったので(笑)。

自分の居場所が見つからなくて悶々としてた?すでに大人の世界も知っていたしね。
悶々としていたのかなぁ……。当時『鈴木先生』っていうドラマに出演していて、そのドラマがものすごく面白かったんです。学園ものだし、同世代の役者もいるし、仲良い友達もできたし。だから役者の世界がリアルになりすぎてしまったのかもしれないです。

仕事をしていたから、周りよりも早く大人になっていく。
そうですね。『鈴木先生』を撮ってた中学のときから割と大人っぽかったかも。12歳たちが一丁前に芝居論とか話したりしてて……12歳ですよ(笑)。それが楽しみでした。

少し話し変わるけど、休日は何してるの?
常に音楽を聴いてます。家にいいスピーカーがあって、ハナレグミとかスピッツとかを聞く。あとは買い物したり写真撮ったり。

本は読んだりする?
読みますよ!

おすすめを教えて。
RADWIMPSのヴォーカル、野田洋次郎さんのエッセイ『ラリルレ論』。彼の感性が詰まったツアー中の日記なんですけどめちゃくちゃ面白い。めちゃくちゃで面白いですよ。

共感したりする?
共感できる部分はありました。ライブ前、意外と色々考えてしまう時があります。

無心になるのかと思った。
無になれない時の方が多いかなぁ。野田さんのエッセイはアーティスト活動をやってる身からすると本当に面白い。

料理は?
します。

得意料理は?
鶏肉料理が好きなので、醤油、みりん、砂糖とかで

ごはんが進む美味しいやつだ(笑)。
美味しいです。だいたい米に合うのを作るっていう(笑)。

本当に器用だね〜。
器用な方ですかね。父親譲りなんです。

でも器用さって、時としてちょっと自分自身を混乱させるというか。自分が器用過ぎるなって思うことは?
そう思う時はあります! 同世代の役者の村上虹郎とか、これは褒め言葉なんですが、すごい不器用なんですよ。ひとつのものを見て、役者っていうものに対して強くまっすぐに進んでるんです。僕はあまりにもやりたい道があり過ぎて、ちょっとずつしか進めないっていうか。ひとつの道を1/3進んでは他の道を1/3進んでって。器用貧乏に感じることもあるので、不器用さが羨ましいんです。まっすぐしていて。

匠海くんは達観しているところがあって若いのに柔軟性があるから、ある意味そこが悩みなのかなって。
そうですねぇ。無い物ねだりだと思うんですけど。

でも、そういう自分の個性を気づかせて考えるきっかけを作ってくれる友人って大切だよね。
僕の友達のタイプとしては、僕のことをちゃんとバカにしてくれる人が好きで、僕を俳優、アーティスト、北村匠海という色眼鏡で見ない人っていうか。ちゃんとバカにしてくれたり、ダメなところはダメって言ってくれる人こそ友達なんです。地元には2人しかいないんですけど。そういう人と遊ぶことが多いです。

それいいね、「バカにしてくれる」って。「お前なんて大したことないぞ」って言ってくれる。
それが嬉しい、なんか。

役者の友達もいて揉まれていると思うんだけど、北村匠海であるために自分でインプットしていることはある?
さっき言ったように、どちらかというと僕は器用になんでもやるタイプだから、だったら一本じゃなくていいなって思って。変わらず何でもやってます。写真もやって、音楽の方もデザインとかグッズに案を出してみるとか、個展を開くとか。自分のやりたいことは、仕事とは別でやり遂げるようにしてる。それがいつか仕事につながっていけばいいなって。北村匠海は好奇心旺盛じゃないといけない、何事もチャレンジして生きるのが僕なのかなって。

それをやり続けることが大切なんだよね。
周りには一本の道を勢いよく進んでる人もいるけど、僕はちょっとずつかもしれませんが、いろんな道を伸ばせていけたらなって思ってる。

どんな人が好き? 人付き合いは受身だ言ってたけど。
好きなタイプでいうと、なんていうか……例えば趣味が合う子がいいな。パートナーと写真を撮り合うとか、一緒に仕事できる関係とかに憧れます。

落ち着くだけじゃなく、感性を刺激してくれる人というか。
だから写真じゃなくても、ファッションだったら一緒にブランドを作るとか、それくらいの仕事での一致があると嬉しいなって思います。一緒にいるだけじゃなくて、一緒に何かしたいって思うので。

もしそういう人が現れたら自分から告白する?
しますね。

だよね。よかった、これで「しません」って言われたら、嘘だって(笑)。
そんな嘘はつかないです(笑)。告白します。それくらいの一致を感じたら。今までずっと受身ですって言ってますけど、そういう人が見つかったら全然奥手じゃないのかもしれないです。

忙しすぎて自分のエネルギーが消耗されちゃうと思うんだけど、疲れた時はどうしてるの?
そういう時は人に会いに行きます。どんなに疲れててもこれは会わないとダメだって思ったら行く。人に会うことには貪欲になろうと思っています。

最後に、好きなものを思いつくままに。まずは自分の顔で好きなところ。
自分のほくろは全部好きです。

よく見るとけっこうあるね!
あるんですよ! 嬉しくて(笑)。目尻にほくろが欲しいんです。目尻にほくろがあるだけで魅力的に見える。僕のほくろは惜しいんですよね、ちょっと離れてて。

なんでほくろが好きなの?
なんででしょうね……。

人のほくろを見て、この人のほくろいいなって思ったりも?
思いますね。

面白い! ほくろフェチ。じゃあ自分の体で好きなところ
僕めちゃくちゃ手が大きいんです。それは得したことしかないです。ギターも弾きやすいし。

すごい! 大きいね、指が長い。
中学生の頃から大きくて。バスケットボールも余裕で持てました。映画『勝手にふるえてろ』に出た時も、監督が僕の手を気に入ってくださったみたいで、そういうカットを作ったりとか。

見た目は繊細なのに力強い感じ、そこが魅力になってるだね。
ゴツゴツしてるんですよね。

じゃあ好きな色
緑とか青、あと朱色。ちょっと濃いめの色が好きです。

好きな言葉。
うーん、なんだろう、、普段からいい言葉は目にするし聞くんですけど。寺尾聰さんが映画『仰げば尊し』の時におっしゃった言葉かな、若手新人として救われたというか。「エンドロールにはそれぞれのギャラはのらないし、キャリアものらないんだから、みんな同じスタートラインなんだよ」って言われた言葉が、役者としての僕に大きく響いた。

演じることを臆することなくできるようになったのは、寺尾さんのあの言葉のおかげですね。『仰げば尊し』の生徒役の士気感もその言葉で上がった感じで。この言葉は好きですね、ズーンときました。

好きな映画は?
岩井俊二監督の作品がすごく好きです。『リリイ・シュシュのすべて』とか、一番好きなのは『スワロウテイル』。初めて見た時は衝撃的でした。あそこまで仮設の世界をリアルに作れる、ましてや日本人が中国語話してるし。

自分へのご褒美をあげるとしたら?
僕ゲームやっちゃいます。

ゲームやるんだ、意外!
めちゃくちゃやりますね。オンラインとか、世界と戦います(笑)。テレビの中の仮想空間に自分を投影できる、少しの間逃避できるっていうのが結構楽しくて。

では、行ってみたい海外は?海外は行く?
海外結構行ったことありますけど、イランとか、タイとか。台湾、ロスもニューヨークも、ニュージーランドもハワイもある。

今行くなら?
ヨーロッパは行ったことないので、パリに行きたいな。

気にいると思う、フォトジェニックな街だから。
イギリスで古着屋とかも回ってみたい。ヨーロッパは行きたいです。一週間休みがあったら行けるかな。ヨーロッパ遠いかな……?

10時間くらい飛行機乗れば着くから、気持ち次第だね。ぜひその若い感性のときに、回ったほうがいいと思うよ。
世界遺産も回ってみたくて。友達にも世界遺産巡りしていたり、一人ででっかいリュック背負って何ヶ国も渡ってたりする人が多くて。ちょっと憧れますね。一週間じゃ足りないかもしれないけど!

ぜひぜひ!今度のガールへの登場は、カメラマンとしてかな!? ありがとうございました。
ぜひ!

ニットベスト¥64,000、シャツ¥68,000、パンツ¥167,000、シューズ¥111,000 /全てPRADA(プラダ クライアントサービス)、その他スタイリスト私物
  • Staff Credit

    PHOTO: MASAMI SANO @ KIKI INC.
    HAIR MAKE-UP: ASAKO SATORI
    STYLIST: SHINYA TOKITA
    MODEL: TAKUMI KITAMURA@ STARDUST PROMOTION
    COOPERATION: CAFE & BAR CHAOS
    EDITORS: GEN ARAI, LISA HIJIKATA

  • CONTACT

    プラダ クライアントサービス
    0120-46-1913

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