VOGUE GIRL LINE Twitter Facebook Pinterest Instagram mail

VOGUE GIRL with BOY FRIEND
Guest:大平修蔵

フレッシュな才能とルックスで注目を集める、旬な男の子の素顔にせまる連載。レトロポップなインテリアで国内外のファッショニスタが足繁く通う新宿の「Café & Bar CHAOS」を舞台に、VOGUE GIRL副編集長とゲストが本音のボーイズトーク。第49回は、TikTokの投稿で一夜にして大ブレイク、リアルからデジタルまで活躍の幅を広げる大平修蔵くん。

大平くん、どんどん活躍の場が広がっていますが、今のような形で活動して何年ぐらいですか?
2年弱になります。

2年でここまでというのもすごい。しかもコロナ禍のとき。
そうですね。ちょうどコロナの影響で自粛などがはじまったころからになります。

いよいよコロナが落ち着いてきて、フィジカルなイベントものが増えてきていますよね。
そうですね、いろいろな場所に顔を出すのがかなり楽しみですね。

大平くんがTikTokで成功のきっかけを掴んだのは有名な話しだけど、デジタルで発信するときに意識していることや気を付けていることはありますか。
最初は何も気にせず発信していましたね。でも、フォロワーが200万人を超えた時くらいから、その人たちと一緒に何かできるんじゃないかと。自分の存在意義みたいなことを考えはじめてから、SNSの使い方が変わってきました。僕のことを好きな人同士で一緒に何かできるんじゃないかって。

単なる楽しいことだけじゃなく。
ためになることも。戦争は嫌だとか、簡単なことじゃないんですが。僕が「NO」と発信したことに一緒に「NO!」と言ってくれるコミュニティができてきたんです。日本だけじゃなく世界中の色んな国の人たちがファンでいてくれているので、いろんな国の言葉が飛び交って、一緒にこれは好き、これは好きじゃないってコミュニケーションをとりながら……。そう言った意味でも意識していることとしたら「国境関係なく」ということです。

これからは自分の「声」をどう発信するかが大切ですよね。ダメなものはダメという意識を大平くん自身が持っていて、それを共感し合えるっていいなと思う。
逆にキツイのが、そういうことを良くないって言ってくる人たちもいるんです。SNSという構造の中では当たり前のものとして捉えるようにしています。僕はいいところだけを見るようにしてます。

続けていくにはそれも大切。モデルや俳優の仕事もスタートして、どうですか。楽しいですか?
はい!かなり。やっと夢見ていた仕事ができるっていうことと、SNSと俳優・モデルではスイッチ全く違うので、そのバランスを楽しみながらできているなっていう感じです。

どういうときに楽しいと感じますか?
楽しいと思う部分は、いろいろ違うんですけど。誰かの前に立つことは昔から好きなので、何かを表現しているときかな。演技もそうですし、モデルのウォーキングだって多分演技と同じ。表現することがすごく好きなんです。その表現に対してアンサーが返ってくることが、一番嬉しいですね。

初めてのことや新しいことに挑戦していく中での不安やプレッシャー。乗り越えるコツとかってありますか。
僕、怖いとか恐怖心といったものは一切ないです。YESかNO、0か100かで動くから、もしYESだったらYESで、やると決めたものに対しては恐怖とかはないんですよね。好奇心だけ!逆にNOと言ったものは一切やらなくなっちゃうんですけど(笑)。初めてのこともすごく楽しんでいます。

先入観なく飛び込んでいくから、恐怖心が湧かない。
そうですね。あと僕は他のことにあまり興味がないので。他の人に興味がないんじゃなくて、他の仕事に興味がない……(笑)。それが僕のいいところでもあるのかな。他の人の意見もあまり聞かないです。

TikTokとかSNSだと何でも数字が前に出てくるじゃないですか。もちろん数字も大切だけど、それだけじゃない部分も絶対ある。今の大平くんを見ていると、単なる数字だけじゃないものが伝わってくる。
確かに「フォロワー300万人超え」とか数字で表されることが多かったです。それはそれで嬉しいんですけど、300万人超えのTikTokerってだけで呼ばれるのも嫌だったり。変なプライドもあってすごく嫌だなと思ったんですけど、今、考えてみたら自分にしかない数字ですよね。確かにfrom TikTokなので、そこを認めて、いい風にみんなに見てもらえるようになれたらって思っています。僕は枠外でいたいので、枠にはめられてるようで嫌だなと思うときもあったんですけど。だけど最近は、ショーやドラマやさまざまな媒体に出たりとfrom TikTokのおかげでできることが増えたのですごく嬉しい。数じゃない何かで、世の中に残すっていうことはすごく幸せですね。

俳優として主演を果たしたウェブドラマ『8.2秒の法則』。演じてみてどうでした?
自分のはあまりしっかりとは観ないです!あとは周りの人から「いいね」と言われた意見しか聞きたくない。プラスのことしか聞きたくないのであまり見ないですね。恥ずかしいです。

大平くんはどんな役を演じたの?
メンズとお菓子作りが好きな高校生の役です。多分、海外の方も好きになるような作りになってると思います。ちゃんと主演っていう肩書きはあったので、割と自然に演技もできたと思います。僕のまわりにはLGBTQの人もいっぱいいるから、座り方とか普段見てるので勝手にできちゃってたのかな。だから撮影も楽しかったです。

演じるには複雑な役だけど、すごく自然体でした。
あ、観ましたか(笑)?

観ました。あの形での主演というのも新しいですよね。俳優としてのキャリアの在り方も、大平くんは新しく作っていきそうだなと感じました。
嬉しいです。

これからどんな役にチャレンジしていきたいですか。
俳優をやる上で、僕はデジタル(SNS)から出てきたので、俳優1本でオーディションからのし上がってきた人たちとはやはり違う感覚があって。ドラマとかの現場でもその差にフィルターを感じるときがあって。やはり俳優でのし上がった人たちのプライド、お前デジタルからのポッと出だろうっていうプライドの戦いが、見えないとこではあるような感じ。出方が違うだけなので、俳優に対してリスペクトはもちろんあります。上の世代の俳優さんにもこの時代の流れを認めてもらえるといいな。YouTuberがパッと出て数字は取れるけど、演技力は…とかって言われるのも嫌だし。そこは自分の中でしっかり演技をやらなきゃというプライドがある。そういうのも踏まえた上で演りたい、としたらヤンキー役。若頭みたいなワルだけど芯があって、という役をやってみたいです。あと、白濱亜嵐さんと共演した『泣くな研修医』では研修生の役だったので、研修医の役もやってみたいですね。いろいろ挑戦していきたいです。

大平くんにとって憧れの人はどんな人ですか。
憧れの人はいなくて。憧れるとそれになって、自分のスタイルがなくなっちゃうというか……。みんなはうまく憧れの人を真似したりできるんだろうけど、僕の場合はそのままになっちゃうというか、全部真似ちゃうんです。そうすると自分がわからなくなってしまうので、ロールモデルとしている人はいないですね。この人かっこいいな、この人の服装好きだなとかはありますけど、真似はしないようにはしています。お手本にはしないように、好きだなくらいがいい。

憑依体質というんですかね、真似できるということは。
結構真似できます。例えば特徴とか。すごく笑ってるんだけど、急に真顔になる癖があるとか。気になる人のいろんな癖を真似しちゃう癖があるんですよ、僕。

その癖は俳優として活きていくかもしれないですね!話しは少し変わりますが、大平くんは社会的にどういう役割を担っていきたいと思ってますか。
よくZ世代とかっていう区切りをされるんですけど、全く関係ないと思ってます。若者がどうとかは全く関係ない。自分が先頭に立ちたいというのもあるんですけど、誰が先頭に立つかによって若者の意見ってすごく変わることがあるじゃないですか。どうしても表面的な部分を見がちなので。例えば、誰かがTikTokで「有名人の〇〇が〇〇だ」って載せたら、そのまま信じちゃうような人たちもたくさんいるんです。それが嘘かどうか確かめようともせず、物ごとの内側を見ようともしない。

デジタルが普及した一方で表現者たちができることができなくなってきて、クリエイティブも下がって、日本のエンターテインメントも他国に追いつけなくなって、すべてに賛否両論はあるけれどみんなネガティブになって。それって先頭に立つべき人間がちゃんとしてないからのような気がします。若者に影響力のあるインフルエンサーがいいって言ったことに皆いいって反応するけれど、僕はそこに中身はあるのかなって思ったりすることもある。一度自分でちゃんと考えようよ、と。先頭に立つ側も影響力を持っているのであれば、もっと良い影響の与え方をしなくてはいけない。

もっと若者がイエスと思ったことをイエスと言える世の中になってほしいな。下の世代もそうだし、僕の同世代も、外見が盛れているかどうかばかり気にしているけれど、もっと内側の人間性というか、スマホだけの世界でみんな作られてそれを自分だと思ってるけど本当はそうじゃなくて…。みんな愛を持ってしっかりと接してほしいなと思います。愛を持ってYESやNOがしっかりと言える人たちが増えてくれればいいなって。

そういった意味では大平くんは説得力がありますよね、存在感として。
広く海外も見てるけど、僕自身がここ(デジタル)で生まれたからこそわかる。ここがどれだけちっぽけか。確かにパワーはあるけど、すごく偏っているんです。

違う肌というか。
そこは作られた自分だから。

大平くん、活動をする上で心に留めているアドバイスは何かありますか。
マネージャーに言われたことなんですけど、表舞台で輝く人たちの後ろには、必ず裏で支えている人がいる。だからアーティストにリスペクトを持ちなさい、と。メイク、スタイリストといったまわりのアーティストをリスペクトしなさいって言われたのはすごく心に響いています。自分の後ろで支えてくれる人がどれだけいるか。よくF1で例えられるんですけど「あなたは運転する人なだけ。タイヤを付ける人、ヘルメットを作る人がいて、車も必要で、車を洗う人もいて、あなたは運転するだけ。主役のように見えて主役じゃないよ」って逐一言われています。本当にその通りだなって思います。ファミリーもそうですし、世の中の人、ファンに対してもそうだけど、まず一番近くにいるアーティストに対して、リスペクトしなさいっていうのは忘れちゃいけないアドバイスです。

大平くんに憧れる人たちってすごく多いと思うんですけど、アドバイスや助言をしてあげるなら?
リスペクトしてくれてありがとう、一緒に頑張ろうねって。インタビューとかでも、よく就活生にアドバイスくださいとか言われるんですけど、僕は仕事がこれなだけでアドバイスも何も……。アドバイスって何か上から目線になっちゃうし、人それぞれ違う苦労もある。一緒に頑張りましょう、っていうことしかないです。

いい言葉! 一番励みになりますね。大平くんは留学経験も含め視野が広いのが印象的。そういうところで日本人に今足りないなと思うこと、もっと必要だなと思うことってありますか。
それこそ人や物ごとフラットに見るということ。僕が海外に行って経験したことは、表面だけじゃなくて僕の内側を知ろうとしてくれたということ。名前だけじゃない、どこから来て、何が好きで、どんな音楽を聞いて、どんなファッションが好きで、家族は何人で。友達はそういうことを聞いてくれて。もちろん日本でもないことじゃないんだけど、パーソナルな部分をしっかり聞いてくれて、知ろうとしてくれて好きになろうとする。アジア人差別もあるかもしれないけど、受け入れてくれるところ。日本人は色々と少し堅苦しいじゃないですか。例えば、このご時世でクラブに行くことがNO、表現する人たちや表に立つ人にはもちろん責任が伴うとは思うけど、全部がNOになっちゃってる。それを嫌だって言ったらただのわがままだし、仕方のないことなんだけど、自分の視点だけじゃなくもっとフラットに見ることはすごく大事だと思いますね。

逆に日本人って、ここすごいよ!と思うことは?
やっぱり愛情もありますし、礼儀もある。律儀ですし、あと集中力もすごい!

海外の売れっ子ヘアメイクの第一アシスタントって結構日本人が多いんですよね。物静かで集中力があって丁寧で。
職人気質なのかもしれないですね。日本人のいいところはそこなんだけど、逆にそれが行きすぎて固くなっちゃうこともあるのかもしれない。

自分自身で大平修蔵とはどんな存在だと思いますか。もしくは、どんな存在でありたいか。今までいたタイプじゃないですよね。
ひと言では難しいですね。TikTokから僕と同じような道を進んで、ファッションショーのランウェイを歩いてドラマに出て、というように追いかけて夢を掴む人がいてほしいし、TikTokから海外に出てショーを観に行く人がいるかもしれないし、もしかしたらTikTokerからDJになって世界で活躍する人がいるかもしれない。だから僕は想像力を与える人になりたいです。可能性、想像力。僕はしっかりと突き進むから、同じ夢を試みる人たち、リスペクトしてくれる人たちと一緒に頑張ろうねって。そんな人たちに想像力を与えられる人になりたいです。影響力のある人に。夢を与えるってありきたりで嫌なので、想像力!

想像力って、それぞれ自分で考えることも必要ですしね。
そう、何にでもなれる時代なので。

美しいと評されることも多いですが、大平くんにとって美しさとは?
美に関しては意識はしてますけど、美しさって他人が決めることじゃないかなと思っています。日本人にしかない哀愁だったり、ちょっと儚い感じとかは意識します。白黒つけずグレーっぽい感じ、ハッピーではなくて少しアンニュイ。それが僕の表現方法に合っていて、他の人が評価してくれただけじゃないかな、と。

確かにちょっとアンニュイなときありますよね、抜けた色っぽさというか。
だから、美しいというのは自分では気づかないときに出るものだと思います。意識しても無理だと思う。意識から外れたときに出るもの。意識したらやっぱりかっこつけちゃうし、女性のことを美しいと思う瞬間って、ふと髪を結んでるときとか、何でもない瞬間。それを他の人がどう思うか。それで美しいっていうワードを言ってくれるのが一番嬉しいですね。

好きなタイプはどんな人ですか。女性に限らず、人間として仲良くなりたいなとか。
よく喋る人が好きです。友達といるときは口数が少ないので、よく喋ってくれる方がいい。

聞き役になるってこと?
そうではなくて、マイペースなので自分の世界にすごく入っちゃうですよ(笑)。だから喋れば気が済む人がいい(笑)。逆に、何も喋らない人でもOKかも。自分のことが大好きな人も面白いですね。あと僕のことを好きでいてくれる人。みんなそうか。

自分ではどんな性格だと思いますか。
マイペースだし、すごく頑固。0か100、YESかNOの人だし、面倒くさいと思う。だけど、何か好きになると、爆発的な集中力を発揮することができる。テスト勉強とかでもそうだったし、好きな人ができたらその人だけになっちゃう。努力も何も惜しまない。あとは他の人をつい気にしちゃう。ご飯食べてる時にこの人水がないなとか周りに気がついちゃう。求めていることがちょっとわかっちゃうんです。お酒を飲んだときとか、わかりすぎて泣いちゃったりすることも。先日、コロナ禍で一年間疎遠になってた子と久しぶりにお酒を飲んだ時、その子が1年間何を感じていたかを感じとっちゃって。スピッてるとかじゃないんだけど、何か気づいちゃうことがあります。

そういう性格は、芸能界って合ってそう?
合ってると思います。変わっているんで(笑)。HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)って言われたことがあるんですけど、第三者の目線を気にしすぎてしまう。今の発言大丈夫かなとか。自分だけじゃない視点で見すぎることがあって。例えば、今日の服装違ったかなと気になったら、それだけで頭がいっぱいになっちゃう。一個考えるとそれだけになっちゃうのがツライときもあるけど、逆に言うと集中力がそこだけになるから向いてると思います。

同じ芸能界で仲良しっているんですか。
はい。でも僕が仲良しと思ってるだけかもしれない……(笑)。会って喋るのは、俳優の桜田通くんや白濱亜嵐くん、同じ事務所のYAMATOくん。亜嵐くん、通くんとはLINEとか連絡取り合って、っていうのは時々。あとはヘアメイク、スタイリスト、カメラマン。自分を撮ってくれる人と一緒にご飯食べることが多いですね。

ここからは思いつくままに答えてください。まずは自分の顔で好きな部分。
目。

目、強いですよね。父親似ですか?母親似ですか?
目は父です。でも顔は母ですね。母は美人です。父はインドネシア人みたいなアジア系の強い雰囲気かもしれない。

自分の体で好きなところ。
アゴのラインは褒められます。

自分を色で例えると。
黒、白、青。

面白いトリコロールですね。
BMWのロゴ(笑)。よくスカイブルーと言われるんですよ、僕をイメージする色。好きな色は、黒と白ですね。

オーラが青っぽいのかな。
そうですね、多分。

自分を動物に例えると。
外ではすごいトゲトゲしてるけど、内側はスッゴイ弱い動物って何ですかね……

ハリネズミみたいな……じゃあ、犬か猫だったら?
それだったら猫。

そうですよね、性格も。
じゃあ猫で(笑)!

すごい誘導尋問(笑)。好きな食べ物は?
肉です。焼肉とか大好き!

寂しくなるときはありますか。
あっ僕、性格はウサギですね。めっちゃ寂しがり屋だと思います。考えすぎちゃうくらい。基本はポジティブなんだけど、時々ネガティブになっちゃうときもある。

そういうときってどうするんですか?
ジム行ったり、お風呂に浸かったり。あとはAmazon PrimeとかNetflixとかで映画を観たり。

人に電話しまくるみたいなことは?
そういうのはないです。不安になることとか寂しくなったりするときって、くだらないことが原因だったりするから。あとは第三者目線で物ごとを見るようにしたり。

もし、他の仕事やアルバイトをしてみるなら。こんな仕事とかしてみたいとか。
一切ないですね!

天職ですね。一ヶ月お休みがあります。何をしてみたいですか。
友達と海外旅行に行きたいです。モルディブとかパリ、ミラノ。一ヶ月間、好きな人とだけ一緒に過ごしたいです。

10年後、31歳。どんな大平修蔵になってますか。
何も変わっていたくないですね。今一緒にいるメンバー、アーティストたちと一緒にいたいです。もちろん、住むところや稼ぐお金の額は変わっていたいけれど、基本的にやっていることは変わりたくない。もちろん時代の変化もあると思うので、それに適応しながらも自分の存在自体は変わりたくない、と思っています。

進化するけど、変わらない。大人の大平くんも楽しみです!
ありがとうございました!

シャツ(参考商品)、パンツ¥163,020/共にOAMC、ブーツ¥89,100、ベルト¥20,600/共にOUR LEGACY(全てEDSTROM OFFICE)、その他本人私物

INFO

EDSTROM OFFICE
03-6427-5901
Swipe!
Swipe!