VOGUE GIRL LINE Twitter Facebook Pinterest Instagram mail

フレッシュな才能とルックスで注目を集める、旬な男の子の素顔にせまる連載がスタート!レトロポップなインテリアで国内外のファッショニスタが足繁く通う新宿の「Café & Bar CHAOS」を舞台に、VOGUE GIRL副編集長とゲストが本音のボーイズトーク。第28回は、歳を重ねるたびに独自の色香を増し、話題作も続々と公開を控える成田凌くん。

お久しぶりです!成田凌くん今何歳?
今年27です。

成田くんがVOGUE GIRLに登場してくれたのは2017年だったので、3年前。
すごいろんなブランドきたときですよね。

そうそう!いまだに数字がいい人気ページです。ずっと見てる人がいるんだなぁと。
そうなんですね、僕も前、あのときの動画をたまたま見ました。

3年前の僕の印象だと、成田くんは注目の若手俳優と言う印象が強くて。「新しい時代をリードしていく存在だな」と思ったんだけど、すでに今や主役を演じる人気俳優の1人として活躍するまでに。この3年間をひとつの区切りで考えた時、どうですか?このスピード感。
う〜ん、どうなんですかね、スピード感って。割と焦って始めたんですよね、20歳超えてから、21からこの仕事を始めたので、同じ年の人たちがみんな先輩って感じだったんですけど、2年前くらいから焦るって無意味だなと思って、ちゃんとひとつひとつやっていこうと思って、それで今年去年公開されているものは映画ばかりになっていって。やりたいものを選択したら映画だったっていうだけなんですけど、こだわりなく好きなことやれてるなって思いますね。

じゃあ実感としてはあっという間?
あっという間ですね、怖い。

怖いとは??
どんどん過ぎ去ってしまうので、今年27かって、いろんなことに責任感を感じながらやっていきたいですね。

主役を演じるって本当に一握りだと思うんですけど、自分のライフスタイルの変化とかあった?
特にないですね。

逆に?
何にも変わってないかな。3年前からの違いっていうと移動車がついたことかな。1つの目標というか、電車じゃなくて車で移動したいっていう気持ちが3年前にはあったので。

その時はどう感じた?
やっと、あ〜来たなと思いましたね。嬉しかった。

成田くんは美容師免許も持っていて、モデルもやっていて、役者の世界に入ったと言うのは有名な話しだけど、いつごろから俳優になりたいなって認識し始めたの?
本当は子供の頃からなりたいって思ってたのかもしれないんですけど、目立ちたがり屋だしジャニーズ好きだったし、女優さんとかよりも男の人たちが好きだったな〜。

憧れが?
そうですね。可愛いからじゃなくて、かっこいいものが好きだったんですよ、かっこいい人に憧れてテレビ見てて、小学生の時にコント作ってレクリエーションの時間にやってみたり、目立ちたがり屋だったし、テレビもいつか出るのかな〜って思ってたけど、なかなかきっかけがない。

そしたら、今のマネージャーさんがきっかけをくれたので、その話をもらってからお芝居をやってみたいなっていうのはありますね。学生時代、美容の学校行ってた時もすごい映画をみてたし、洋画も邦画も見てたし、やっぱりやりたかったんだなって気づきましたね。だから本格的には19、20のときですけど、本当は子供の頃からやりたかったんだと思うんです。

モデルの仕事も、成田くんを画面で見てて気持ちいい、モデル時代の経験が生きてるのかなっておもったんだけど、どうかな?
どうですかね……。

モデルの仕事が今の役者として役に立ったと感じることは?
どうなんでしょうか、無意識なので、違う仕事とは言い切れないし、かといっても同じではないし、気分も違うし、どっちが本業かと聞かれるとどっちも本業なんですけど。取材の時の撮影は早いですね。

本当に!とにかくフォトジェニック!では、役者として成長できたな、転機になったな、と思う作品って?
いくつかあると思うんですけど、まだ公開されていない中国映画があって。

そうなんだ、お蔵入りしちゃったの?
お蔵入りなのかも分からないですね(笑)。それをやって、言葉が通じない中国や韓国のスタッフさんとどうコミュニケーションすればいいんだろう? どう役者としていればいいんだろう?って考えていたのがその映画で、そういう気持ちになれたのがその現場だったので、あれが転機だったと思います。公開されてないからこそ自分の中で強く残ってるし、海外で撮影した、北京で割と大掛かりな撮影だったんですよ。

へ〜。今それ見れないの?
どこにあるんでしょうね、僕も見たいです(笑)。それこそそれが4年前かな。現場への向かい方というか責任感とか、何かが大きく変わりましたね。

役の選び方とかって何か意識していることはある?
僕がそれをやることによって作品が面白くなるかどうか、ですね。自分が楽しめるっていうのもあると思うんですけど。作品のために何ができるか考えたいと思っています、全体を通して。

なんとなくイメージが浮かんでくるっていうこと?
そうですね、自分がやってることが脚本を読んだ時に想像できるかどうか、相手役がどんな人で、とか考えますね。

自分で見て俳優成田凌にしかない魅力、強みとは?
まだないですね。

ない? 何もない??
欲しいです。最近それをすごく考えます。なんだろうっていう。それこそいろんな役をやりたいと思うので、なくていいかなっていう気持ちもあると思うんですけどね。みなさん答えられるんですか?

結構真面目に答えてくれる人もいる(笑)。
そうなりたいです。う〜ん、なんだろう。そんなにプライドがないことですかね。

あ〜、それっていいことですね、逆にすごく。
なんか、どうでもいいっていうか、自分に対しては。

ちょっと俯瞰で見れたりするのかな、一歩引くというか。
それが目標ですけどね。常に引きで見て、不安、を持っておきたいというか。今コメディドラマを撮っているんですけど、パッとウケた時が怖いというか。現場でよしよしって思っている時こそ引きで見ていたいですね。自分の強み、なんですかね。2019年もそうでしたし、2020年の始まりもそう、ほとんどの作品でビンタをされています。多分強みかな、ビンタをされるようなことなんでしょうね。

いいね、ビンタをされる俳優(笑)。なんか好きだな。
いいのかな、よかったです。

いろんな作品を成田くんの見てると、ちょっとおかしいというか、いい意味でコメディというか、少しチャラいというか。そこもうまく表現できないんですけど、それって真実だなと思って、人生において。
軽いってことですかね?

そう、その軽さが。
確かにそうですね、軽い。

でもその軽さってなかなか出せないというか、重い人は軽くなれない。
そうですね、真面目な人はなかなかできないかもしれません。

そのふわっとした感じが見る側に余韻を与えるというか。
なるほど。

逆に監督とか業界の人は成田くんのどんなところを見込んで、惚れ込んでオファーしてくれると思う?
不思議でたまらないですよね、こんなにいっぱい役者がいて、自分が選んでくれるっていうのが。オーディションだったらわかるんですよ、オーディションに行って選ばれるんだったら。でも基本僕はオーディションが多いです、デビュー作もそうだし、『カツベン!』もそうだし、その次もその次もそうだし。

『カツベン!』もそうなんだ、ぴったりの役!
よかったです。自分のことを知っているっていうこと自体がびっくりというか、でもそれはそうか、でも知ってくれてるんだ、見てくれるんだっていうのはいまだに慣れないです。なんで選んでくれるんだろうって、僕が逆に聞きたいです(笑)。

オーディションではどう? 結構緊張する?
緊張しますけど、「絶対勝ち取ってやる!」という気持ちでずっとやって、受かったりしていました。

負けないっていう確信がある?
事務所に入ってすぐにマネージャーさんにオーディションというのは100回行って1個受かればいいって言われたんですけど、1発目受かり、2発目も受かり、3発目受かり、みたいな。ん?みたいなことがありました(笑)。

オーディションキラー。
ここ1-2年で3回受けてますけど、3つ受かってます。『わろてんか』と、『カツベン!』『弥生、三月 -君を愛した30年-』と。嬉しいですね。

これから5カ月連続で映画が公開になるって聞いたんだけど、それぞれの役を演じるときに、なんとなく役作りのプロセスってあるの?
特にないですね、全部想像ですね。

ないんだ!意外。
ないですね〜。何かに特化した役だったらもちろんたくさん準備しますし、

スキルとして?
考えることかな。いっぱい台本読みます。そのなかで1回目読んだことを忘れず、2回目読んで、あ!違うってなることもあるし、まあ現場に行かないと分からないこともあります。基本そうかもしれないです、現場に行って、いろいろ試して行かなきゃ分からないというか。思ったことをいろんな人に聞きたいんですけどなかなかそうは行かずに、監督と共演者の人と話し合いながら、っていうことになりますけどね。僕はあんまりないです、役作りって。う〜ん。あんまりしないかも。

読み込んで行って、自分の中でなんとなく育っていくっというか。
そうですね。こういう機会があると役者をやっているとあるものなので、振り返るもんですよね。面白いなと思うけど恥ずかしいですね。読んでるときが1番恥ずかしいですね。

『弥生、三月 -君を愛した30年-』。最初台本を読んだ印象は?
これは面白いって思いました。全てがシンプルで、わかりやすくて、これはやりたいと思いました。

いい役ですよね、素直に太郎って、いいやつだなって。
いいですよね、なんでか知らないけど応援してしまうみたいなところ。いつもいけ好かない役が多くて、今やっているドラマもいけ好かない役ですけど、ツッコミどころみたいなのは欲しいなと思ってます。変なことはしなくていいから、ツッコミ待ちみたいな。

確かに。ちょっと『弥生、三月 -君を愛した30年-』戻るけど、あれを43歳の僕が見た時に、なんかこの話って挫折と後悔の話だなって思って。それがリアルだったんですよ。
リアルですよね。

1人の人間を30年間演じてみて、どうだった? 哀愁漂う感じも絶妙に醸し出しながら、人生って結局……
変わらないってことですよね、1番思ったのは。僕もやっぱり地元の友人と久々にあったりすると、変わらないなっていうのは絶対あるし、でもいろんなことを経験していって、40代も50代も若いぞっていうのは大前提として思っておこうと思いました。

うちの父親も50になったけど、走り回ってるし毎週土日にサッカーしてるし。めちゃくちゃ子供、うちの父親。そういうの見てると変わらないって思うのと同時に、こういう経験したらこうなるよねっていう、ちょっとした結果みたいな感じなので、芝居についてはそんなに意識してないですね。多少心の疲れ体の疲れがあるからこうなるよねって、理由づけすればそんなに難しくないのかなって思いながらやっていました。めちゃくちゃ難しかったですけど。高校生はやったことあるけど、年をとったことはなかったから。

岡田健史くんの父親でしたよね、出てきた時びっくり!
だから子を見る目でめちゃくちゃ応援したい気持ちですね。

なんかこう、結局変わらないのがいいところなんだけど、世の中って年をとると変わることを求めたりする。
そうですね。

太郎の人生って思い通りにいかないところで、1つ変わらないのが弥生への思いだなって思って、太郎はどうその思いを持ち続けられたんだと思う?
しょうがないですよね。人を好きになっちゃったから。ずーっとマックスで好きなわけではないしいろんな経験をしていると思うんですけど、やっぱり顔を見たらやっぱり好きだとか、接していたら、台詞でもあるようにやっぱりお前いい女だよなっていう、その「やっぱり」がつくというか。友達にやっぱり好きだなって思うし、じっと一緒にいるとなんでこの人のことを好きなんだ?とか考えないけど、こういうところ好きだな、っていうのが時間があけばあくほど見える、っていうか。

距離とかもね。
距離ができると見えるんだなって感じますね、すごく最近。

いい映画でした。すごいいろんなものが詰まっているなって。
決して大きな話ではないシンプルな話ですけど。

成田くん、どんな映画のどんな役を演じられるとしたら、その役やってみたいですか?
あ〜、難しい。ロバート・デニーロがやってる役とか憧れますね。『タクシードライバー』もそうだし、メリル・ストリープとかが出てるやつ、戦争の話なんですけど。

調べてみます。
なんだっけ、『ディア・ハンター』だ! 『ディア・ハンター』に出れるんだったらどんな役でもいい。

成田くんのディア・ハンター、見てみたい!
日本でだとしたら、永瀬正敏さんの『私立探偵濱マイク』がやっぱり、ああいうのがやりたいですね。永瀬さんに言いました、もう一回やってくださいって。

最後2つだけ、成田凌にとっていい役者とはどんな役者?
いい役者、いい役者、、、面白い。楽しい、見たいって思う人。いい役者って難しいですね。可能性をくれるというか、一緒にやっていていいんだ、って自分、なんか楽しんでる人、与えられる人ですかね。横にいる人にも画面越しにいる人にも、こう与えられるというか、自分だけのためではないというか。自分の好きな役者さんはそう感じる人が多い。まとまらないなあ。(笑)

でもなんとなくわかる、面白いも含めて。
面白いかな、面白い人かな。

いろんな意味を含めた面白さね。見たくなるよね。じゃあ最後に、慌ただしくてごめんなさい!ゲストみんなに聞いている質問なんだけど、10年後の成田凌は、どうなっていたい? 
難しいですね、ちょっとしたことで全てが変わる、変わってしまうので。

でもそろそろ10年くらい先のこと考えたりする年齢じゃない? 30代後半って役者としてもいい時期だよね。
めちゃいいですよね、10歳‥‥なんだろう。いい役者になっていたいですね。

いい役者、面白いってことですよね。
なんだろう、男の子たちにかっこいいて思われたいですよね。高校生とか、ちょっとこうイキってる子にかっこいいって思われたい。

それって成田くんが子供の頃に見た、当時の感じ?
そうですね。ツタヤにあるじゃないですか、監督コーナー、役者コーナー。もし成田凌コーナーができるとしたら、それを全部見てくれるような男の子たちがいてくれたらいいなって思います。まとまらないですね、大丈夫ですか?

なかなか明快!いい話が聞けました、今日はありがとうございました。
すみません!まとまらず。ありがとうございました。

シャツ ¥98,000、パンツ ¥53,000、シューズ ¥55,000/以上全てドリス ヴァン ノッテン

INFO
ドリス ヴァン ノッテン 03-6820-8104
PHOTO & VIDEO:MASAMI SANO @ KIKI INC.
HAIR & MAKE-UP: NOBUKIYO
STYLIST:SHOGO ITO @ sitor
MODEL:RYO NARITA
COOPERATION:CAFE & BAR CHAOS
EDITORS:GEN ARAI, LISA HIJIKATA
Swipe!
Swipe!