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VOGUE GIRL with BOY FRIEND
Guest:岡田健史

フレッシュな才能とルックスで注目を集める、旬な男の子の素顔にせまる連載。レトロポップなインテリアで国内外のファッショニスタが足繁く通う新宿の「Café & Bar CHAOS」を舞台に、VOGUE GIRL副編集長とゲストが本音のボーイズトーク。第10回は、デビュー直後にもかかわらず、美しい顔だちとフレッシュな存在感で大ブレイク目前の岡田健史くんにロングインタビュー!

普通の男の子から、こうやって急に撮影や取材など、大人に囲まれる環境になっと思うんだけど、その生活の変化についていけてる?
僕は小学校から野球をやってきたんですけど、ずっと保護者がいてくれたし、高校も監督やコーチだったりと、実は大人と接している環境が今までもあったんです。なので、戸惑いとかは特になくて、むしろそっちの方が安心というか。変化は大きいですけど、戸惑うことなくやらせてもらっています。

回りの大人たちに気持ちを預けてるって感じ?
そうですね。

今いくつだっけ?
19歳です。

芸能界を目指したきっかけは?
高校野球を夏で引退した後に、その高校の演劇部の顧問の先生から助っ人として出てくれないかっていう話があったんです。僕はその時野球が終わって、自分は特待生として高校に入って、自分たちの代で甲子園に行く、野球で結果を残すことが高校への恩返しだと思ってたんですけど、甲子園に行けなかった。そんな負い目を感じているときに、このお話があったので、少しでも役に立てればと引き受けたんです。その県大会で感じたことや、演じる快感を知ったことが、役者を目指すようになったきっかけです。それが転機になりました。

すごい!最初の演技でもう快感を感じた?
感じました!演劇にも県大会の前に地区大会があるんですが、地区大会のときは僕は助っ人だし先生の言うことを聞いてればいいや、って安易な気持ちでやってたんです。でも、地区大会から県大会に上がれるは3校、さらに九州代表に上がれるのは1校で、どんどんレベルが高くなっていく。しかも、自分はキャストとして選ばれてるんですけど、出演していない子たちもいます。僕が安易な気持ちでやってたらその子たちは嫌だろうな、と考えを改めて。それで自分なりに取り組んだ結果を、審査員の方や観客に名指しで評価してもらったことがすごく気持ちよくて、役者になりたいなと思いました。

はじめて演じた役はどんな役だったの?
長崎で1945年8月9日に原爆が落ちる、11時2分から1時間前のある家族の日常を描いた作品です。僕は主人公の女の子のいとこで、特攻隊に行くことを報告をしに行く役でした。

初めてのセリフは?
えっと……こんにちは。でした(笑)。

緊張しなかった?
緊張しました。でもやることをやっていったら、緊張よりも楽しみの方が勝ってきて。もちろん舞台に上がる前までは緊張するんですけど、上がったらとても楽しくやらせてもらいました。

観客の視線とかスポットライトもけっこう快感だなと。
そうなんです!

野球部の顧問の先生が勧めてくれたの?
いや、その時期にちょうど演劇部の先生が職員室で探してたらしいんです、その時に校長先生が自分の名前を出してくれて。

校長のお墨付きだ!
はい。それがきっかけで自分に声をかけようってなったらしいです。だから校長先生の推薦がなかったら、もしかしたら自分はここにいないかもしれないです。
こうやって荒井さんとも話すことがなかったな、と思ったら不思議な気持ちになります。

僕からも校長先生にお礼言いたい(笑)! どう口説かれたの?
「演劇部に出てみらんや〜!」って(笑)。あっ、演劇かって。ちょうどその頃何もすることない時だったので迷うことなく受けました。

新しいチャンスだったんだね。それまでは野球一筋。野球をやっていた時の岡田くんのゴールは甲子園だったの?
一応プロまで目指していて、でも高校で自分の技術や体力も限界を感じていたので、高校で甲子園に行くことを目標にしていました。

それができなかった時どう思ったの?
最後の大会でですか?

そう。どんな気持ちだったんだろうって。
僕、割と冷静な方なんですけど、夏に限らず負けた瞬間は、負けた要因を瞬時に考えて、あのときこういう勝負をしてしまったから負けてしまったんだとか、ここで決めきれなかったから負けたんだとか分析をしてました。もっというとあいつは私生活であんなだからエラーしてしまうんだとか、最後の大会でもそんなことを考えていました。だから、みんなが泣いてる中で自分は泣かなかったんです。でも、ベンチの裏に行ったら保護者の方がバーっていらっしゃって、その時に両親の顔を見たら思いがこみ上げてきて。今まで自分勝手に野球をやらせてもらったのに、しかも家族と離れてすごくお金もかかるのに、協力してくれたのに、結果を出せなくてごめんっていう気持ちで涙が出ました。

そういう気持ち、役者としての糧になっていくね。
そうですね、無駄なことは何ひとつないと思います。

両親に俳優をしたいって伝えた時って、どうだった?
めちゃくちゃ反対されました。「ちょっと待てお前、一回座れ」って(笑)。

おっ、緊張の場面!
親父と、野球を引退してからはけっこう一緒に過ごす時間があったんです。でも、役者になりたいといきなり言っても、今まで支えてきてくれたことと全く違うことだから、それなりに覚悟もって話さないと通用しないというか、話す資格ないなっと思って。覚悟を決めて母親に「俺俳優になりたいです」って言ったら、最初はすごい反対されました。

今は?
ものすごく応援してくれています。

どうやって説得したの?
決めゼリフじゃないんですけど、今まで育ててくれたことには感謝してるけど、、僕の人生だから好きなことをやらせてくれって。その分、失敗しても自分で責任をとるからやらせてくださいって。一ヶ月間ずっと頼みこみました。

役者をやりたいって気持ちがすごく強かったんだね。
そうですね。

今の事務所に中学1年のころからスカウトされ続けたというのは、ネットでも話題になっているけど、最初スカウトされた時のこと覚えてる?
最初のことはよく覚えています。中1の冬で、給食袋の袋を振り回しながら帰っているときに呼び止められて。そんな中で名前を聞かれたりして正直に答えて、家に帰ってお母さんに言ったら名前教えるなんてとすごく怒られて(笑)。ちょっと落ち込んでいたら、次の日も同じところにいて、今度は2人に増えてる!恐怖を感じて道の反対側を歩こうとしたら、こういう者ですって、改めてスカウトされました。

キラッキラな原石を発見!って感じだったんだろうね。
あの日は忘れもしません(笑)。

でも、そのおかげで岡田くんの役者になるという夢はすぐに現実に。今はドラマ「中学聖日記」の撮影中だけど、これが本格的なデビューなんだよね?
そうですね、完全なデビュー。何もしたことがないです。

撮影現場はどうですか?
「中学聖日記」以外を経験したことがないからわからないんですけど、最初の作品でこんな素敵なスタッフや俳優の皆さんに囲まれて、黒岩晶っていう役をやらせてもらって、ありがたいというか贅沢なことだと思っています。誰1人嫌だなって思う人がいなくて、この人たちのために頑張りたいし「中学聖日記」を盛り上げたい、そのためならなんでもやりたい!って思わせてくれる現場です。

新しい環境とか人に出会うことは得意?
むしろ好きです。

戸惑ったりはしないの?
戸惑う……戸惑うよりもワクワクしていて、どんどん、どんどん吸収していきたいなと。スタッフたちの仕事に対する姿勢は勉強になりますし、先輩の役者の方たちからも、テクニックとか、こういうふうにやるんだって毎日勉強させてもらってます。

セリフを覚えるのもスムーズ?
大変じゃないです。

どうやって覚えるの?
そのシーンを読んでみて、例えば一話目の冒頭だったら、晶は今までどういう人生を生きてきているんだろうって、その場の空気だったり気温だったり湿度だったり人の関係性だったり。そしてそこに現れた聖先生がどんなふうに『1分間黙祷』って言うんだろうって想像していくと、自然とセリフは入ってきます。

大勢の前で好きっていう気持ちを表現するって、すごく繊細な気持ちだから大変じゃない?
確かにインして2,3週間は違和感というか、すごく不自然なところでお芝居ってしなきゃいけないんだなって。本当は2人の空間で、自分たち2人の声しか響かないはずの空間なのに、カメラマンさんだったりいるっていう。そこはそういうものなんだって割り切って、その人たちを自分で消すように、そういう作業を自分の中でするようになりました。

すごい習得が早い! 今演じてる晶って、岡田くんはどんな人間だと思う?
すごくピュアで、まっすぐなんだけど、どこか屈折していて。その屈折っていうのは思春期特有のものだと思います。人を好きになって突っ走ってしまうっていうところは、自分も共感できますし、自分の中にもある気持ちなので、尊敬しています。晶を演じる立場として、彼を一番愛していますし、一番の理解者でありたいなと思っています。

晶は、聖先生のどこを好きになったんだと思う?
まず、見たことのない姿形。

なるほどね〜!
好きって気持ちがわからない状態であって、しかもあんな綺麗な顔が近くにあって……15歳ならではの感情というか恋愛観だと思うんですけど。それにプラスして、一生懸命に先生をやっているけどどこか未熟な部分があって、どこか自分と似ているなって。晶は言葉にはできないにしても、何か自分と通ずるものに惹かれていったんじゃないかなと思います。

僕も毎回楽しみにしてるんだけど、晶が聖先生に向ける言葉がシンプルかつ素直でいいなと。今までで彼のセリフで印象的だったセリフはある?
印象的ですか……何かありますか?

僕は3話での「ただ優しくしたいんです」って言葉、沁みたなぁ!
優しくしたいって言っているときは、自分でも晶はなんて純粋なんだって思いました。でも、印象的だったというと、ひとつに絞ることができないというか、晶の言葉すべてが岡田健史としても思い入れがある言葉たちなので。全部が大事な言葉です。

有村さんとの共演はどう?
聖と晶の物語、この2人が主な人物なので、その2人のことをよく考えてらっしゃっているんです。どういう距離感だとか、このシーンはこういうふうにしたいんだけどどうかな、と有村さんから歩み寄ってくださるので、すごくイメージしやすい。現場での自分の立ち方を明確にされているので、自分も明確にしやすいなって。すごく素敵な方です。

教えてもらうことがたくさんあるんだね。俳優っていう仕事に、野球で培ってきたもので役に立ちそうなことはある?
役者はいろんな人の人生を生きることが職業なので、何ひとつ無駄なことはないと思うんです。例えば野球で悔しかった思いもいつかの役で生きてくる。
でも今は特に高校時代の野球で学んだ、組織で目的に向かって突き進んでいくということが生かされているなって思います。役者も1人じゃできなくて、カメラマンやヘアメイク、照明やスタイリストさんがいて、いろんな人たちのおかげでその場に立って演技出来てるっていう。野球も9人のチームのほかに、選ばれなかった人たちのためとか、両親のため、支えてくれる監督やコーチためっていうベースがあってやってきた。そういった感覚は、どの職業でも変わりはないんだなってすごく感じます。

チームワークだね。
チームワークが大切ですね。

ちょっと話が戻っちゃうんだけど、4話では夏休みの花火大会が重要な舞台だったけど、岡田君自身の夏休みの思い出って何かある? 
野球ですね、野球しかしてこなかったんで。

毎日練習するの?
高校野球は毎日です。休みはなかったです。休みはお盆と年末年始にまとめてあるくらいで、それ以外は雨が降っても雪が降っても絶対に練習をやってました。

じゃあ長い休みは取ったことない?
ないですね。長い休みがどれくらいかがわからないんですけど。

1ヶ月とか。
あ、ないです(笑)。

働き者の役者になりそう(笑)!今後こういう役をやってみたいなっていう役はある? 
アクションもしたいし、ラブストーリーもしたいです。でも、今までの人生で観てきた中で一番キラキラしていたのはアクション映画。男性俳優ならみなが憧れるかもしれないですが、かっこいいなと思います。

好きな作品は?
韓国ドラマの『アイリス』が大好きです。サスペンス、カーアクションもあるし、銃を使うアクションも。その中でラブストーリーだったり、いろんな陰謀とかだったりが組み込まれてる。『アイリス』ほど自分好きなものすべてが詰まっている作品はないなと思っていて。
でももし自分が『アイリス』に出演してみろって言われたら、それはちょっと違うんです。イ・ビョンホンがやる『アイリス』だから面白いのかなと思ってます。

なるほど。じゃあ岡田君だけのアクション映画が必要だ。
代表作って呼ばれるって言われる作品ができればいいなと思います!

東京には今年来たの?
はい、今年の5月に。

福岡出身なんだよね。
はい。

東京の生活には慣れた?
慣れました。

すんなりと。それまでって東京よく来てたりしたの?
小学校の時に全国大会で一回と、あとは1,2回程度です。

東京に来て驚いたことは?
人の多さ。福岡でも天神に行ったことがあるんですけど、その天神の規模をめちゃくちゃ大きくしたところだなって思います。

ホームシックにならない?
ならないです。高校時から寮にいて、その時からホームシックになったことはなくて。

寂しくなることはない? そういうときにはどうしてるの?
あります。ありますけど、でも自分が今置かれてる状況だったり、やることを考えていたら、そんな寂しがってる場合じゃない!ってやることやります。

こうやって話していてもかんじるけど、すごく冷静で自分や状況を客観視して見ることができるよね。19歳なのに。
自分がやるべきことを冷静にやっていかないと、後悔するなって思っていて。

岡田君が尊敬する人ってどんな人? 
何かに一生懸命になって本気で生きてる人は役者に限らずどんな職種でもどんな立場でどんな方でも尊敬します。そうやって生きている人ほど輝いているものはないなって。だから僕も役者としてのめり込んで生きていきたいなと思います。

好きな役者はいる?
ぜひ共演したいなっていう人は、山田孝之さんと菅田将暉さん。山田さんも菅田さんも、幅広く活躍していていろんな役をこなされてますけど、どれも本当に楽しそうにやっているなって。もし共演できて、2人の演技を生で見たとき、僕の中に新しく何が生まれて動き出すんだろうと知りたいワクワクがあります。

岡田くんはどんな役者になりたい?
外見はカメラマンだったり、スタイリストや照明だったりプロの方がいらっしゃるので身を委ねて、自分はその感情の動かし方や見ている人が感動できるような、ビジュアルではない美しい俳優になりたいなって。

美しい俳優!
感情の動かし方が美しい俳優。

内面が美しいってことだね。そのためには何をするべきだと思う?
いろんなことにアンテナを張ることだと思っています。

いろんなことにアンテナ?
固定概念をなくして、例えば今だったら荒井さんの仕事ぶりだったり、この座り方とか話し方とか目の使い方とかにも敏感になる。役によってはいつか自分がエディターの役になるかもしれないし。

実際にエディターになってもらいたい(笑)!
ははは(笑)。だからバスの運転手だったり、道で工事してる人だったり、電車の車掌だったり、まずはそれぞれの動きや仕草とかは観察をするようにしています。あとはいろんな方の話しを聞いてどんなふうに生きているのかな、とか。物事にどんな些細なことでも興味や関心を持つことをこころがけています。

今までにもらった心に残っているアドバイスはある?
けっこうあります。中でも一番心に残ってるのは高校野球の監督の言葉なんですけど『気づきの多さが勝敗を分ける』。例えば高校野球の日課で朝起きて点呼が終わった後に散歩があるんですが、その散歩のときもゴミがあったら拾えと。昨日なかったところにゴミがあればそれは気づきだから。スリッパが乱れてるから直そう、とかもアンテナ張ってないと気づけないですし。そういった私生活での小さな気づきが増えれば増えるほど、試合になった時に「あ、ピッチャーの癖ってこの時にこういう球投げるんだな」とか「彼は肩痛いんじゃないかな」とか気づくことができて。気づきが多ければ多いほど次の行動に移せることから『気づきの多さが勝敗を分ける』。しかもそれは社会に出ても通用することだから絶対に忘れるなっていう言葉、今野球を離れてみたからこそ余計に強く感じます。

丁寧に自分の人生を生きるってことでも大切なことだよね。
役者の現場でも、自分の演技はもちろんなんですけど、どれだけ相手の表情を拾えるかで自分の動くものが違ってきますし、自分の気づきの多さってすごく大事だなって思います。

自分の性格を分析すると?
よく言えば真面目で、悪く言えば頑固。でも長所と短所って表裏一体だから、自分はネガティブに考えずいるんですけど。小さい頃から何かに集中したら突っ走ってしまう、そういうのが頑固というか真面目なのかなと思います。

じゃあここからは、岡田君の好きなものを聞きます。
自分の顔で好きなところは?
あんまり考えたことないけど……肌ですかね。

綺麗だよね、そばで見ても発光してるみたい!
両親ともに肌がすごく綺麗なんです。親に感謝です。

好きな体の部分は?
大きな手です。キャッチャーやってたくらいなんで。

大きいだけじゃなく綺麗な手をしてる。では好きな色。
黒。

どうして黒?
締まってて一番クールなイメージがあります。

好きな食べ物
おいしいもの(笑)。

最近食べたおいしいものは?
ちょうど昨日イカをさばいて、いかときゅうりの中華炒めを作ったんです。

岡田くんイカをさばいちゃうの!? 自分で?
さばきました(笑)。

おいしかった?
おいしかったです!

料理するんだ。
上京してからするようにしています。

得意料理は?
チャーハン!

お気に入りの具は?
最近はソーセージを入れてるんですけど、入れなくても味には自信はありますよ!卵とネギとで。

岡田チャーハン食べたい!では、好きな女の子のタイプ。
この質問、けっこういろんな媒体で聞かれるんですけど……

ごめんね(笑)。でも気になるところだから。
好きになった人や今まで好意を持った方たちの共通点と言えば、女性っていうことくらいしかないんです。好きになった人がタイプだなって思っています。人によって魅力も違いますし、個性も色も違うので、そこは一概にここが好きですって言えないです。

大人な答えだなぁ。好きな女の子のファッションは?
似合ってて、素敵だったら。

どんなときに素敵だなって思うの?
ギャップです。この人は、こんな素敵な格好できるんだって発見した時、僕、惹かれますね。

気づきだね(笑)。
そこでも高校の監督の教えが(笑)。

どんなデートをしてみたい? 
東京のデートはあんまり考えられないというか、何を喜んでもらえるか迷うんですけど……でも、自然が豊かなところに行きたいなと思います。海とか川とか山とか。湖で星空が綺麗なところだったり。僕、自然がすごく好きだから、ちょっと自分のエゴなんですけど、デートではリラックスしたいなって思います。そこで感じることってどんなことだろう、それを見て相手の子がどう思うんだろう、それを共有していきたいな。

どこか一人旅をするなら、どこに行く?
行き先を決めずに行きたいです。

それは国内? 国外?
あ〜、国外は行き先決めずに行きたいです、破滅しそうだけど(笑)。国内だったら自転車とかで思うがままに行ってみて、そこでいろんな人との出会いだったり発見があればいいなって思います。

ゴールをあまり設定しないほうがいいの? 例えば、北海道行きたいとかあるじゃない?
行き先を決めたときはちゃんとスケジュールは決めます。でも今後の予定とか気にせず行ってきていいよって言われたら「目的地を定めずに一ヶ月くらいどこかに行ってきます」ってしたいですね。

好きな音楽は?
僕、ジブリが大好きでサウンドトラックもよく聞くんです。

ちょっと意外! でもいいよね、ジブリ作品って。
『ハウルの動く城』の「人生のメリーゴーランド」とか『千と千尋の神隠し』の「あの夏へ」という歌がいいんですよ。ジブリ好きで嫌な人は絶対いないなって信じているくらい好きです。

ジブリで気に入りの1本は?
『もののけ姫』。

どこか好きなの?
小さい頃は「獅子神かっけえ!」とかそういう視点だったんですけど、今はなんて人間は愚かなんだろうっていう。同じ作品でも見る視点が違う、それは当たり前のことかもしれないんですけど、そう思わせてくれるのが『もののけ姫』で。

これからもっと新しい発見があるね、20代,30代で。
ジブリが本当に大好きで。音楽を聞いていれば穏やかな気持ちになりますし、また頑張ろうって気持ちもくれる。ジブリ映画の言葉のひとつひとつのが重いというか、心に響くように作られているな、と思うのですごく好きです。

では次!自分にプレゼントをするなら何を買ってあげる?
自分にですか、なんだろう……いい寝具かな。

実用的だ(笑)。
枕とか布団とか(笑)。やっぱり寝るっていう行動は、生物にとって重要な行動のひとつだから、いいものを買ったりしてもバチは当たらないんじゃないかなと思います。

取材の後にでも買いに行こうよ(笑)!じゃあ最後、自分が30歳40歳になってるときに、どんな人間になっていたい?
まずは周りの方々に感謝するという当たり前のこと、今大切にしていることを初志貫徹できていたいです。初心を忘れずに、今よりももっと器が大きくなって視野も広くなっていて、いろんな人にも気をかけれるようになっていて。周りの方々と素敵な作品を作れるような、かっこいい男になっていたい。

今のところは、30歳や40歳の俳優・岡田健史に会える感じ?
もちろんです。死ぬまで!

死ぬまで役者。本当に楽しみだなぁ。岡田くん、少し訛った話し方もすごくいい。聞いていて心地いい。
同じ九州でも結構違うんですよ。15歳で入寮したとき、みんな何言ってんだろう?ってくらい違う。

ハイブリッドな九州弁だ。
問題はイントネーションなんです。九州の訛りって、それを直すのが難しいです。神奈川県人である黒岩晶を生きるとしたら、博多弁は必要ないので。

役者としては邪魔になるかもしれないけれど、プライヴェートの岡田くんのときには是非このままで、また熱い気持ちを聞かせて欲しいな!役者人生は始まったばかりだけど頑張ってね!
頑張ります!今日はありがとうございました!

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