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幼い頃から今も、繊細な肌とニキビと戦う日々。
幼い頃から大切にしているという赤ちゃんの人形や、自身の顔にスライムを被せたアート作品で話題を集める、画家の友沢こたお(Instagram @tkotao)。現在も東京藝術大学の大学院に在籍する新進気鋭のアーティストは、漫画家である友沢ミミヨが母であり、そして世界を旅するフランス人の船長を父に持つハーフだ。そんな彼女の肌は透き通るように白く、毛穴も見えないつるんとした印象のためトラブルなど無縁かと思いきや、実は驚くほど難しい肌なんだとか。「とにかく肌が弱くて、小学5年生頃からずっと、いまだに悩まされ続けています。合わないスキンケアを使うとすぐに赤いプツプツが顔全体にバーッと出てしまって、肌が熱くなって痒みが出てしまうんです。だから、肌が荒れないか常に緊張するんですよね。生理前はニキビも出来やすくて、皮膚科に行ってもすぐに処方してもらったチューブの薬を使い切ってしまうほど。同じ肌質の母は『もう何もしない』っていう領域にいったけれど、私は真逆で毎日戦い。肌の調子を悪化させないように現状維持をするケアじゃなく、荒れない肌に改善してトーンアップやハリ感を高めるケアをするレベルに到達することが目標です!」。
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<左から>セルヴォーク リッチローション、シェルクルール ナチュレポウ ベーシッククリーム(クレンジング)、サンホワイト P-1、サンソリット スキンピールバー AHA、コスメデコルテ モイスチュア リポソーム
信頼できるアイテムと、摩擦レスなケアで肌改善。
「肌に合わないものはつけた瞬間からジリジリと赤くなってしまうので、そうなったらすぐに洗い流すようにしています」。そんな超がつくほどの敏感肌でもOKな、ベストラインナップを紹介してくれた。「同じ敏感肌で美容マニアな松嶋初音さんと仲良しなんですが、おすすめしてくれるアイテムに絶対的な信頼を置いているので、良いと聞いたものは試すようにしています。中でもシェルクルールのクレンジングは、洗い流すと肌がふわっふわに! もう1品がコスメデコルテのモイスチュア リポソーム。これは私にとって救世主であり、ヒーロー!! 大体朝起きると顔がほてって赤みが出ていたのに、このブースターを使い始めてから『プツプツ……無い!!!』って感動しました」。サンソリットの青い固形洗顔は皮膚科ですすめられ、夜のみ使用。「これは、人生を変えたといっても過言ではない洗顔料で、かなり弱いピーリング効果があるんですがヒリついたりせず、毎日使えます。週1~2回は泡パックをしていて、ターンオーバーが自然と促進されるのか肌荒れしにくくなってきました」。溶けやすい性質のため、カッターでフレーク状に削ってから適量ずつ使用しているのだそう。朝は乾燥するため洗顔料は使わず、シンプルに水ですすいだ後に、今回持参し忘れてしまったラ ロッシュ ポゼのターマルウォーターをシューッとふきかける。「以前シャワーのお湯を直接顔にかけていた頃は肌の調子が悪かったので、どんなプロセスでも摩擦を与えないようにしています。手を触れないように水をパシャパシャとかけたり、洗顔後もタオルは使わず自然乾燥。セルヴォークの化粧水を始め、全てのアイテムを極力優し~く馴染ませています。もし乾燥が気になったら、その部分だけに高純度ワセリンのサンホワイトを少量塗ると肌が落ち着きます」。
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<上段左から>ギボ・ドトムリッププラスプランパー Spring Glass、トゥーフェイスド ハングオーバー ピロー バーム リップ トリートメント ウォーターメロン キス、レブロン キス シュガー スクラブ、ANLAN ウォーターピーリング CPJ07-02、ドクタージャルト ダーマスク ウルトラジェット ピーリング ソリューション マスク、ティーゼン コンブチャ ピーチ、ロート製薬 メラノCC 持続型ビタミンC粒、DHC 持続型ビタミンBミックス
スペシャルケアで、攻めのスタイルも忘れずに。
現状維持ではなく、高みを目指すケアをしたい彼女はスペシャルケアにもこだわりが満載だ。「唯一、唇だけ荒れたことがない丈夫なパーツ。ただ、小さめなので存在感を出したいときは、ギボのプランプリップでボリューム感をドーピングします。これは塗るとジンジンとした刺激が加わってぷっくりするので、おめかしする日やテンションを上げたい日にも。普段のケアはレブロンのスクラブリップを。しっかり粒を感じられて、かつツルツルになるのが大好きなんです! 寝るときにはトゥーフェイスドのリップ美容液を塗るんですが、外国っぽい甘い香りで目を閉じると自分がイケイケのギャルになった気持ちになれるので、そのまま寝ます(笑)」。鼻やあごの角質がたまりやすい部分は、口コミを基に買ったというウォーターピーリングでディープケアをするときも。使用するのが水だけなので、荒れにくくて安心なんだそう。「ドクタージャルトのピーリングパックは、荒れそうかな?と思ったけれど、試したら調子がよかった! 肌のpHが整って、肌がふわっとするんですよね。スペシャルケアアイテムは、本当に大事な日の直前に試してしまって荒れたことが多々あるので、必ず予定の何もない日にトライすると安心です」。
肌を強化するために、インナーケアも並走するのが日課だという。「肌荒れも生理前のニキビも、ネットで原因や解決策を検索していいというものをあれこれ試していて。肌を再生させてくれる効果のあるDHCのビタミンBや、メラノCCのビタミンCを毎日飲むようになったらニキビもできにくくなった気がします。腸も関係しているらしいので、腸内環境を整えるティーゼンのコンブチャも。これはこの前のQoo10のメガ割で6箱追加購入したところ。小腹が空いたときにもおすすめです」
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数多くの成分が配合されているスキンケアアイテムは、肌あれが起こるものと起こらないものを見分けるのはかなり至難の業。それでも、必ず成分をチェックして自己解析も怠らない。「高ければ大丈夫というわけじゃなくて、たまに急に必要になってたまたま購入したプチプラ製品が荒れなかったりと、本当に不思議なんですよね。でも、自分調べでは一番反応が出やすいのが日焼け止め。これが一番反応としては過酷なんですよ。多分紫外線吸収剤に荒れてしまうのかな?と思ってるんですが、完全に判断しきれているわけではないので難しい。あとはアルコールが入ったものもダメなのでなるべく避けるようにしているんですが、たまに平気なものもあって(笑)。アレルギー検査ではアルコールにチェックついていなかったり、今後もまだまだ戦いは続きそうです」。ちなみに、現在愛用している日焼け止めは、ビオレUV キッズピュアミルクなんだそう。
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<左から>シュワルツコフ グッバイ イエロー、ミジャンセン ダメージケア トリートメント、フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアオイル
ハイトーンヘアをキープする、3つの欠かせないアイテム。
友沢こたお=ハイトーンヘアというほど、アイコニックなブロンドヘアがトレードマークに。常に美しいカラーとツヤをキープするためのテクニックを聞いた。「実はものすごく傷んでいるので、日々のケアが欠かせなくて。黄みがでないようにシュワルツコフのムラサキシャンプーを使い、ミジャンセンのトリートメントを特別ケアではなくデイリーケアとして毎日使用しています。お風呂上りにfinoの美容液オイルをつけるんですが、これがめちゃくちゃ良くて! 髪が半乾きのときにたっぷりつけて、乾いたら2~3プッシュを付けて寝て、朝起きたらまた数プッシュと、浴びるように塗布することで何とかこの状態をキープしています」。