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つらい肌荒れが、肌のメカニズムを知るきっかけに。
透けるような白肌だったり、こんがりブロンズ肌だったり。なりたい肌は人それぞれ。でも誰もが目指すところは、水分と油分のバランスがとれた健康的な肌なのでは? 好評のスキンケア連載、第2回目のゲストは自らの肌トラブルを機に一念発 起、スキンケアブランド「LAPERICUM(ラペリカム)」を立ち上げた、美容オタクのマギー (Instagram @maggymoon)。彼女といえば、モデルの中でも群を抜く美肌の持ち主。ただそこに行き着くまでには、並々ならぬ努力があったそうで。「仕事が多忙だった20歳のとき、本当にひどい肌荒れをして。理由は乱れた食生活と睡眠不足、ストレス。お酒を飲んだあと締めにラーメンを食べたりしていたし、今考えると当然で。そこから皮膚科に通うようになり、身体のしくみや栄養素につ いて調べ、自身の身体を観察するようになりました」。そこで気づいたのが、スキンケアは日々の積み重ねが物を言うということ。肌荒れは数日で治るようなもので はなく、食事やメンタルの改善など、1つ1つ問題に向き合ってこそ解決することを学んだそう。「試行錯誤した結果、半年続いていた肌荒れが治ったんです。それはすごく自信になったし、同じように悩んでいる人たちの不安を取り除きたいと思っ て。ラペリカムを立ち上げました」
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<上段左から>ネロリラ ボタニカ レスキュー ビューティセラム、アビブ ハートリ ーフ スポット パッド カーミングタッチ <下段左から>シャネル サブリマージュ デマキヤン コンフォート、カルテ ヒルドイド 高保湿クリーム 、ラエイシス スキン モイスチャーローション、ラペリカム フェイシャルセラム、ラペリカム HA4トリ ートメント マスク
肌の仕組みを理解した上で、多方面からアプローチを試みる。そんなストイックな 彼女が太鼓判を押すスキンケアアイテムって? 「クレンジングで使っているのは シャネル。なじませるとジェルがオイルに変わり、のびがどんどんよくなります。しっかり落ちるのに洗い上がりしっとり、ダブル洗顔が不要です。そして洗顔後すぐブースターとして、ヒト幹細胞培養液がたっぷり配合されたラペリカムのセラムを。ニキビや湿疹、生理前の肌荒れ、すべての悩みにアプローチしてくれ、これを使うのと使わないのとでは随分違いが。ラエイシスの化粧水はとろみあるテクスチ ャーが特徴。3回に分けて肌に入れこんでいくと、血色がよくなりトーンアップします。ヒルドイドの保湿クリームは、しっかり潤い、かつ無香料でコスパもよいです ね」。そのほかサブ的に愛用しているのが、ネロリラボタニカのセラム。お風呂まで時間があるとき、首やデコルテなど、乾燥が気になる箇所につけてケアしているそう。アビブのドクダミエキス入りふきとりパッドは、Tゾーンや顎といった湿疹や 油分残りが気になる箇所に。「ラペリカムのフェイシャルマスクは、肌が疲れてい るときや、次の日気合いを入れたいときに使用しています。これ1枚ですべてのスキンケアが完成。ヒト幹細胞培養液が配合されているので、20分パックするだけで朝までしっとりもちもち。赤みがすべて消えて、トーンアップされます」
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肌をじっくり観察し、日によって最適なケアを行う。
マギー流スキンケアの極意は、何でもやりすぎないこと。クレンジングも洗顔も保湿も、そのときの肌の状態に合わせ、必要最低限にとどめることが信条。「毎日同じルーティンを行うのはラクだけど、朝起きて洗顔がいらないなと思ったら、拭き取りパッドにチェンジしたり。肌と対話しながらケアを変えていくことが大事です」。メイクを落とすときは、ぬるま湯より少し低いくらいの温度の水を、優しく顔に当てるように。指でこすったりと、摩擦はぜったいにNGなんだそう。「つらい肌荒れを経験した結果、肌にとって何をしてあげるのが一番良いのか、真剣に考えるようになって。そこで得た知識がラペリカムの商品開発へと生かされていきまし た。ブランドをローンチして1年経ってないですが、ありがたいことに口コミで広がり、リピーターの方も多いです。『いままで治らなかったニキビや赤みがなくなっ た』と聞くとすごく嬉しいし、決して安価な商品ではないので、使ってくださる方の信じる気持ちに応えられるよう、悩みに確実にアプローチできるものを作っていきたいと思っています」
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<左から>SHIMA ヘアシーク モイスチャー、オロフルイド オリジナル エリクシ ール、アウターサンセットライフ エプソムソルト、メゾン クリスチャン ディオー ル ジャスミン デ ザンジュ ボディ クリーム、エステプロ・ラボ ビタミンCプレミア ム、ナチュメディカ 亜鉛&銅、アビブ モイスチャーリップバーム リリーフチューブ
スキンケアを勉強していく過程で、徐々に内側にも意識が向くように。食べ物でどうしても補えない栄養素はサプリメントで代用、髪やボディの適切なケア法もわかってきた。「足りないビタミンCは、エステプロ・ラボの粉末タイプで摂取。ナチュメディカの亜鉛&鉄は、目のクマや湿疹ができやすい体質を改善したくて飲み始めました。普段あまり運動をしないから、バスタイムでのデトックスも大切。7種の精油で香りづけされたアウターサンセットライフのバスソルトは、汗をたくさんかけておすすめ。ディオールのボディクリームは、ジャスミンやイランイラン、スパイスの香りがレイヤーされていて、時間が経つと奥深い香りに。就寝前はモイスチャー成分たっぷりのアビブのリップクリームも欠かせません」。ヘアケアはオルフルイドのオイルと、SHIMAのジェルを愛用。濡れた髪にオイルをつけてドライヤーで乾かし、仕上げにジェルをつけると、理想の質感に仕上がるそう。
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<左から>リファ カラット、リファ エスカラットレイ、ドクターアリーヴォ ゼウ スII、エレクトロン エブリワン デンキバリブラシ R
テクノロジーを活用しながら、素肌力を底上げする。
毎日のスキンケアに加え、取り入れているのがローラーや美顔器を使ったスペシャルケア。老廃物を流して血行を促進、美容成分を浸透させやすくさせ、きゅっと上がったハリのあるフェイスラインをキープ。「リファのローラーは、顔用とボディ用 の2種類持っているのですが、久々に使ったらすごくよくて。首や鎖骨のリンパを定期的にほぐしています。ドクターアリーヴォの美顔器は、次の日大事な予定が控えているときに。これをするとむくみが取れ、目がしっかり開きます(笑)。エレクトロンエブリワンのデンキバリブラシは、2日に1回くらいの頻度で使用。リフトアップ効果に加え、頭が痛いときに当てるとすっきり軽くなります」。美は一日にしてならず。日々の細やかな積み重ねによって、揺るぎない美は築かれていく。