ロンドン留学やサロン勤務の経験を持つ、ヘア&メイクアップアーティストのKATOさん。モードでエッジのきいたクリエーションに定評のあるKATOさんには、「新しいコスメチェックが好き」という一面も。そんな彼のお仕事道具は、どんなラインナップなのか……。今回は、ツヤやかな肌づくりがお得意のKATOさんの、ベースメイクスタメンアイテムにフォーカス! スキンケアから始まって、にじむようなツヤを宿す高保湿系アイテムが多数登場。乾燥が気になる今の時季は特に役立つ、肌づくりのヒント満載です!
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ツヤを仕込む保湿重視のスキンケア。
メイク前のスキンケアも、ツヤ肌づくりの重要なステップ。スチーマーを当てながら、肌をしっかり保湿します。化粧水をコットンに含ませてふき取る感じで肌になじませ、またコットンに化粧水を追加して軽くタッピング。コットン使いするので、摩擦が少ないとろみのある化粧水を使うことが多いです。オルビスのローションはとろみも保湿力もちょうどよく、肌にやさしい処方なので人を選ばず使えるのがいい。結構たっぷりコットンに含ませるから、コスパがいいのも魅力です。化粧水で肌を潤したら、イソップのクリームでマッサージしながら保湿。のびがよくてマッサージしやすく、肌がかなりしっとり仕上がります。誰からも嫌われない、すごくいい香りなのもポイント。さらに、目の下や小鼻、口角など、乾きやすいところにはジュリークのデイクリームをプラス。頬などにツヤがほしいときは、保湿力の高いバイオイルを足して、肌の質感をコントロールします。
■小林製薬 バイオイル 25ml
■ジュリーク デイクリーム モイスチャーリプレニッシング 125ml
■イソップ カメリア フェイシャル ハイドレーティング クリーム 120ml
■オルビスユー ローション 180ml -
ファンデ代わりや肌ならしなど用途多様な下地。
メイク感をあまり出したくない場合は、ファンデーションは使わず、下地だけでベースメイクを仕上げることもあります。そんなとき手にとるのが、ポール&ジョーとエトヴォスの肌色系プライマー。ポール&ジョーはみずみずしくフレッシュな感じの肌に、パール入りのエトヴォスはかなりツヤやかな肌に仕上がります。ファンデ前に肌を整える、いわゆる下地として出番が多いのは、イヴ・サンローランの2種類のプライマー。「ラディアント タッチ ブラー プライマー」は毛穴などの肌の凹凸をカバーしたいときに。ゴールドパール入りですが肌がキラキラすることはなく、スルッとなめらかな肌感に整います。ラスティング力が高い「アンクル ド ポー オール アワーズ プライマー」は結構、オールマイティなタイプ。時間が経っても肌がくすみにくく、ファンデのもちをよくしたいときはこれを仕込みます。
■エトヴォス ミネラルUVグロウベース SPF37・PA+++ 30g
■イヴ・サンローラン・ボーテ アンクル ド ポー オール アワーズ プライマー SPF18・PA++ 40ml
■ポール&ジョー ボーテ プロテクティング ファンデーション プライマー 01 SPF50+・PA++++ 30ml
■イヴ・サンローラン・ボーテ ラディアント タッチ ブラープライマー 30ml -
カバー力で使い分けるファンデ&コンシーラー。
スキンケアでしっかり保湿し、下地で肌感を整えてあるので、ファンデーション選びのポイントは、おもにカバー力。最近は、SUQQUとイヴ・サンローランのファンデをよく使います。素肌っぽく見せたいときは、一番薄づきのSUQQUを。ほんのりツヤのある、しっとりとした肌に仕上がります。最もカバー力が高いのが、イヴ・サンローランのスティック。マットなテクスチャーで、毛穴も綺麗に隠せます。この2つの中間くらいなのが、カバー力が程よくあって少しマットなテクスチャーの、イヴ・サンローランのリキッドファンデです。素肌感を残したいときや、肌をフラットにしすぎないために、ファンデーションは使わず、下地のあとコンシーラーだけで仕上げることも。くまやニキビ痕をしっかりカバーするなら、ナーズのジャータイプのコンシーラーを。イヴ・サンローランのラディアント タッチはカバーするというより、赤みや色ムラを整える感じで使います。
■イヴ・サンローラン・ボーテ アンクル ド ポー オール アワーズ スティック B40
■イヴ・サンローラン・ボーテ アンクル ド ポー オール アワーズ ファンデーション B10 SPF20・PA+++ 25ml
■SUQQU ヌード ウェア リクイド EX 210 SPF30・PA+++
■イヴ・サンローラン・ボーテ ラディアント タッチ 2
■ナーズ ソフトマットコンプリートコンシーラー 1281 -
質感をコントロールする仕上げのパウダー。
ベースメイクの最後に、プレストパウダーで肌の質感を微調整します。テカリを抑え、肌をマットに仕上げたいときはローラ メルシエを。メイク直しに使うことも多く、ほんのりグリーンがかっているから赤みも目立たなくしてくれます。メイクアップフォーエバーは、色がつかないトランスルーセントタイプ。パウダーの粒子が細かく、マットだけどマットすぎないニュートラルな肌感に。色つき&マットなキャンメイクは、ムラのないフラットな肌が求められる映像系で活躍。小さめのブラシでくるくる塗布すると、毛穴までバッチリ隠れます。そして、メイクのヨレ防止のために使うのがアディクション。眉を描く前やアイメイク前の上まぶた、コンシーラーを塗ったあとの下まぶたに。パール入りなので目まわりが明るくなって、メイク映えもよくなります。
■メイクアップフォーエバー ウルトラHDプレストパウダー 01
■ローラ メルシエ プレストセッティングパウダー シャインコントロール
■キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー MB SPF50+・PA+++
■アディクション スパークリング ヴェール パウダー 002(生産終了)