「女子たちが綺麗になるんだったら、僕たちだって少しは気を使わないと、いつか置いてかれちゃうかも!?」。そんな男子たちの危機感と美意識の向上とともに、近頃ますます注目を集めているメンズ・ビューティ。ですが、「どれを選べばいいかわからない」という迷える男子が、いまだに多い様子。そこで、女子が満喫している美容のおいしい部分を学び、メンズ美容をもっと楽しむための耳寄りな情報を、VOGUE GIRL副編集長のGenと美容ライター歴20年のChibiがお届けします。
今回のテーマは、女子の間ではポピュラーなスキンケアアイテムである、シートマスク。集中ケアや時短ケア、悩みにフォカースした一発逆転ケアなど、さまざまな使い方ができるお役立ちアイテムだから、男子も取り入れなきゃ損! というわけで、選び方や活用法をご紹介。シートマスク慣れするためにGenがトライした、「1ヶ月、毎日1マスク」リポートもお届け。
お手入れを簡潔化できるシートマスクは美容初心者向き。
Chibi:早速だけど、今回はシートマスクを使いこなせる男になってもらいます!
Gen: 女性ってシートマスク好きですよね。女優さんやモデルが撮影前に使っているの、よく見かけるから、それなりに即効性があるんだと思うけど、ずばり面倒な印象。
Chibi:そう言うと思った。そもそも、スキンケアは肌に浸透させてなんぼ。だから、手のひらでじんわりハンドプレスして美容成分を押し込めなきゃなのに、男の人ってそういうの苦手でしょ?よく肌をバンバン叩きながら塗布する人がいるけど、あれじゃ、肌には染み込んでいかないのでNG。
Gen:えっ!? 確かに、昔のアフターシェーブローションのCMばりに、化粧水を叩き込んでいるかも。
Chibi:その点、シートマスクなら貼るだけでムラなく美容成分が行き渡るし、密閉することで浸透力も高くなる。簡単に塗りもらしなくケアできるから、実は美容初心者向きなの。
Gen:なるほど、少しハードルが下がったかも。他にも、シートマスクのメリットって?
Chibi:効率的にケアが完結することかな。化粧水にブースター、美容液、クリームなど、細かいステップをいくつかスキップしてもいいくらい、一度の利用で肌が整うの。しかも髪を乾かしたり、ゲームしながらでもOKな“ながら美容”向け! あとは、旅行にも便利。シートマスク+乾燥したとき用のクリーム1品が、私のトラベルコスメの定番。シートマスクは使い捨てだから、帰りの荷物が減っていいわよ〜。
Gen:出張先のホテルって乾燥してるし、疲れてるしで便利かも。シートマスク=スペシャルケアのイメージしかなかったけど、もっと手軽に取り入れていいんだね。
Chibi:シートマスクのなかでも、デイリーに使える手頃なタイプが最近は充実しているの。 Gen:スキンケア製品をいろいろ買い揃えたり、あれこれ工程を考えるのが苦手な男子のデイリーケアにいいかも。ガール編集部にも毎日1マスクするエディターもいるし。ちょっと真似してみようかな。 Chibi:そうくると思って、毎日1マスクの習慣がポピュラーな韓国の人気ブランド「メディヒール」のシートマスクを1ヶ月分ご用意しました! 3種類あるから、肌状態で使い分けて。1ヶ月使い続ければ、「貼るのが面倒くさい」も克服できると思う。 Gen:とにかく、慣れろってことだ(笑)。ちなみに、毎日使いのシートマスクの選びのポイントは? Chibi:まずはコスト。集中ケア用のものは値段が張るし、美容成分が濃厚だから毎日使うと肌が栄養過多になってしまう恐れもある。今回用意したのは1枚約300円、1ヶ月で1万円くらい。 Gen:エステの1回分より安いし(行かないけど笑)、1回限りの飛び道具としてではなく、継続的に肌を育てていくって意味で、そのくらいの出費はありだね。 Chibi:マスクの形状や材質もポイント。シートにやたら切り目が入っていたり、形状が凝ったものは装着がちょっと厄介だから、初心者やデイリーユースには不向きかも。素材もいろいろで、薄すぎて広げにくいものや、肌感触がごわつくものなどはプチストレスになるから避けたいよね。 Gen:メディヒールのマスクは、形はどれもオーソドックス。すごく薄いのに不思議と広げやすいのと、肌と一体化するくらいの密着度がすごいね! 時間が経過しても、水分が飛ぶ感じもなく、吸い付いたままズレ落ちない。 Chibi:そう、フェイスマスクに焦点を当てたブランドってこともあり、この値段ながらこだわりがすごいの。植物由来で低刺激という点でも、デイリー使いにおすすめ。では、一ヶ月のマスク生活をスタート! 今回は肌測定用のカメラも導入して、肌の状態や数値的な変化も追うから、気合を入れて! Gen:圧すごいね笑……。気合いで肌が綺麗になるんだったら頑張ります〜。 メディヒール 種類豊富なシートマスクが揃う「メディフィール」のなかでもの高保湿タイプのN.M.FアクアアンプルマスクJEX、昨今のマスク荒れにも対応できそうな鎮静効果ありのティーツリーケアソリューションアンプルマスクJEX、男性用で毛穴もスッキリとするM.E.NタイムトックスブラックマスクEXの3種を使い分けながら、1ヶ月のシートマスクチャレンジ。Genの苦手意識や、肌状態はどう変化したのでしょうか…。 <1 week after> 夜、お風呂上がりにシートマスクをするのを日課に。最初の1週間は、計測器の数値も上がったり下がったり。効果があまり感じられなくてChibiさんに相談。シートマスクを30分以上、貼ったままにしていたことにダメ出しされ(ときには疲れてしばらく寝てたり)、長くやればいいってものではなく、それぞれの使用時間を守ることが大事なんだ、とひとつ学びポイントいただきました。また、最初に軽く化粧水で肌を湿らせてから、シートをオンするお作法も習得。こっちのほうが貼りやすいし、シートの浸透力もアップする気が。 実験途中、週3回のプール通いを再開し、そのうえ保湿を怠っていたら肌がちょっとごわつくようになり、測定値も停滞するスランプに突入。シートマスクとともに角質ケアをするように、というChibiさんの助言に従い、ピーリング系や酵素入り洗顔フォームで肌をほぐしてからは、効果を再び実感できるように。やっぱりメンズは洗顔が大事なのかも! せっかくシートマスクをするなら、たっぷりの美容成分を受け止められる肌にならしておく必要があるなと学習しました。 <1 month after> ではでは、感想を申し上げます。やっぱり少し面倒だったけど1ヶ月連用したことで、肌が安定した気が。季節の変わり目にも揺らぐようなトラブルがなく、プールの塩素のピリピリ感も気にならなくなってきた! 夜にシートマスクをすると、翌日も肌が守られている感じがするし、1日の後半に肌が疲れてきてもまた夜シートマスクをすれば復活、という好循環に。今回は測定器を導入したことで、途中、水分量が上がったと同時に油分も過多になっていることが判明。マスクオフしてからのリッチなクリームは必要ないなとか、さっぱりとした乳液で蓋をしてあげるくらいが自分に合ってるなど、微妙な肌のコンディションを知る機会にもなったと思います。そして何より、頬あたりの肌がふっくら柔らかくなっていく実感が一番の驚き。シートマスク凄いなぁ。まっさらなシーツみたいなサラッとした肌感が好きだけど、女の人が好む“しっとりモチ肌”がどういう感じなのかがわかった気がします。 ソニーマーケティング(法人のお客様向け購入相談デスク) Gen:1ヶ月連用して、装着も慣れたし、すっかりシートマスクの魅力も肌で実感したところで……巷に溢れている無数のシートマスクたちについて、もっと知りたい! Chibi:いろんなタイプがあるからこそ、用途に合わせて使いわけできるようになったら、スキンケアの効率がますますアップすると思う。 Gen:だけど、ドラッグストアで手軽に買えるものから1枚何千円もする高価なものまで。いろいろありすぎてどれを選べばいいかわからないよね。 Chibi:確かに、シートマスクはスキンケアの中で一番バリエーションが豊富かもしれない。効果効能や形状、使うタイミングもさまざまだし。ひとつ言えるのは、価格とスペシャル度は比例するってことかな。選び方と代表的なタイプを紹介するから、とにかく試すべし! Chibi:美容成分をしっかり浸透させるのが、シートマスクの得意技。だから、肌が必要としている成分が何かで、チョイスするのもひとつの手。乾燥しているなら保湿成分たっぷりのものを、くすんでいるならビタミンCや美白成分配合のものを。ジバンシイのイドラ スパークリング フレッシュ マスクはヒアルロン酸などの保湿成分配合で、3分で肌を潤してくれる。 Gen:朝、シャワーを浴びてから使ってみたら、潤うけどベタつきはなく、スッキリしていい感じ。ただ、シートのサイズがメンズには小さいかな……。 Chibi:ストレッチ素材だから、グッと引き伸ばして使うといいよ。 Gen:ティッシュボックスみたいに1枚ずつ簡単に取り出せるのも、使いやすくていい。独り占めせずに、洗面所においてシェアするとかね! Chibi:最近人気の日本酒や米エキスを含んだシートマスクも保湿力高めでおすすめよ。 Chibi:お手入れを簡潔化するシートマスクの真骨頂といえるのが、1品で何役もこなすタイプ。恥ずかしながら、私も無精なもので、かなり助けられてます。 Gen:パーフェクトワン ワンミニットは洗顔、導入液、化粧水までのケアが約1分で完了という、時短の極み。本当に洗顔も兼ねてるのか?……と、疑ってかかってたんだけど、ベタつくことなく保湿もできて、マスクオフした後の肌はクリアな印象に。ただ、メンズは洗顔と化粧水の間にヒゲを剃る工程が入るから、日によってはちょっと不向きかも。 Chibi:そっかぁ。ヒゲ剃りのことは頭になかったわ。個人的には、マスクオフした後にシートで顔をふき取ると、角質ケアもできて肌がつるんとするのがお気に入り。 Gen:メンズは朝よりも、リモートワーク中のリフレッシュを兼ねて、気分も肌も疲れを感じ始めた午後に使うといいなと思った! Chibi:化粧水からクリームまで完結するタイプもあるし、シートマスクの選び方のひとつに「スキンケアをさぼりたいとき用」っていうのもあり! 新日本製薬 Chibi:シートマスクの中には、使用直前に美容液を混ぜるなどユニークな使い方をするものが結構あるんだけど、コットン・ラボの炭酸マスクも変わり種。お風呂での使用が推奨されていて、乾いたシートを水で濡らすと炭酸パックになるんだよね。 Gen:毎日、湯船に浸かる派だから、入浴しながらパックできるのは時間の使い方としても正解! マスクのサイズが大きめで、顔全体が包まれる感じもいい。肝心の炭酸はちょっと控えめで、発泡時間は2〜3分。正直、もっとシュワシュワ感がほしかったなぁ。 Chibi:このタイプは、フレッシュな美容成分を肌に届けられるのがメリット。だから、効果実感は早いんじゃないかな。 Gen:確かに、マスクしている最中から炭酸で肌が温かくなる感覚があって、使用後は毛穴がスッキリ! Chibi:炭酸系はシュワシュワ感が病みつきになって、お手入れを継続できそうだし、即効性を求める人も覚えておくといいと思う。 コットン・ラボ Chibi:男の人と面と向かっていると、毛穴の汚れに目がいっちゃうことがよくあるんだけど、シートマスクを使えばいいのにって思う。スクラブするより簡単に、毛穴問題が解決するのに。 Gen:その発想、メンズにはないかも。毛穴ケアで流行りのチャコール(炭)系がシートマスクにもあるなんて知らなかった。 Chibi:オルフェスのピュアブラックはシートに竹炭が織り込まれていて、毛穴の汚れ吸着してくれるの。 Gen:毛穴だけじゃなく、顔全体がキュッと引き締まる感じがする。マスクに含まれる美容液に少しとろみがあって、潤いをしっかり感じられるし、肌のキメも整う気が。 Chibi:メンズ用も増えてきているし、「毛穴ケアはシートマスクで」がスマートな男子の新常識になるんじゃないかな。 Chibi:美容液成分をたっぷり含んでいるシートマスクは、ロングセラーの実力を体感するのにうってつけなのよね。実際、ロングセラーアイテムにはシートマスクがラインアップされていることが多くて、SK-Ⅱのフェイシャル トリートメント マスクもその一例。 Gen:海外に行くたびに空港で気になってたアイテムだ(笑)。濃厚な使用感なんて気にならない、ってくらいにリッチな肌に導いてくれたSK-Ⅱには感激! たった5分で肌がクリアで垢抜けた印象になれるなんて、やっぱりフェイシャル トリートメントは凄い。 Chibi:そりゃそうよ。独自成分ピテラがこれでもかと配合されているもの。 Gen:ピテラ様〜! 毎日使ったら、本当に肌が変わるんだろうな。でも、価格もそれなりにするから、ここぞという日の勝負マスクとして使う感じかな。 Chibi:世の女子たちが、シートマスクで一発逆転を狙うのもわかるでしょ。他にも、アルビオンのスキコンやコスメデコルテのモイスチュア リポソームからもシートマスクが出ているから、試してみてほしいな。 Gen:男の方が素肌で勝負しなきゃいけないし、不摂生な生活もしがちだから、シートマスクで肌にご褒美をあげる、一発逆転な感覚をもっと持つべきかもしれないね。毎日一発逆転を続けていったら、いつの日かかなりの美肌になれるってことじゃない!? Chibi:はいはい。シートマスクに限らずだけど、地道な毎日のケアがスキンケアには必要不可欠だということ、改めて肝に命じて! Gen:家の洗面台にでも書いて貼っておきますっ(笑)!
毎日使える手軽なシートマスクで、習慣化を。
https://www.mediheal.info/■「毎日1マスク」体験リポート by Gen
肌ならしと正しい使用時間の重要性に気づく!
女の人が好む“しっとりモチ肌”を体感!
0120-651-833
https://www.sony.co.jp/Products/beautyexplorer/
種類豊富なシートマスクの世界。
肌が欲する成分を集中補給するタイプ。
時間のない朝や、疲れた夜に便利な時短タイプ。
成分をフレッシュな状態で肌に届けるユニーク系。
0893-25-5141男子の肌悩み上位、毛穴問題をシートマスクでケア。
ロングセラーの実力をシートマスクで堪能。