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今や、ガール世代にとって夏のマストイベントとも言える音楽フェス。日常から離れて、大自然のなか、仲間と夜通し音楽を楽しむ…そんな絶好のシチュエーションには、やっぱりおしゃれもメイクも、スタイリッシュに決めたいもの! 日本でのシーズン本番よりひと足先に、カリフォルニアで開催された「コーチェラ・フェスティバル 2019」で、世界最高峰のフェススタイルやビューティをチェックしてきました。

セレブやおしゃれなitガールたちがこぞって集まることでも有名なコーチェラ。毎年、その規模や影響力が拡大するなか、音楽と密な関係にあるイヴ・サンローラン・ボーテが、この時期に合わせてビューティイベントを開催するとのことで、幸運にも美容担当である私をコーチェラにお招きいただきました。世界中のビューティインフルエンサーやセレブが参加するなか、日本からは三吉彩花さんと西内まりやさんもジョインし、音楽が与えてくれるエネルギーと開放感、そしてイヴ・サンローラン・ボーテが掲げる、エッジィでフレッシュな世界観を体験するトリップがはじまりました。

到着した夜のウェルカムパーティは、人気デザイナーズホテル「PARKER PALM SPRINGS」で。イベントのためにカリフォルニア入りしていた、イヴ・サンローラン・ボーテのグローバル・ビューティー・ディレクターのトム・ペシューから温かいウェルカムで迎えられるふたり。


 

そしてコーチェラの前準備として翌朝、立ち寄ったのが、パームスプリングス市街とフェス会場のあいだに、特設された「YSL BEAUTY STATION」。YSLの世界観が凝縮されたスタンドでは、最新メイクでタッチアップしてもらいながら、フォトジェニックなシチュエーションで撮影を楽しめるという大掛かりな仕掛け。三吉さん・西内さんのふたりは、本場ハリウッドのクルーによる、ムービー撮影にも挑戦することに。

舞台となるYSL BEAUTY STATIONでは、装飾のすべてが「ルージュ ヴォリュプテ シャイン」。巨大なネオンや什器まで、よくみると至るところにリップスティックのモチーフやYSLのロゴが! カラッと晴れた青空と広大な砂漠を背景に、まるでロードムービーのヒロインになったような気分で撮影を体験。

そしてこちらは「BEAUTY STATION」のすぐ横、壮大な山々が見下ろすなか撮影した「ラディアント タッチ ハイカバー」の完成ムービー。人気の「ラディエント タッチ」のカバー力がさらにパワーアップした新製品はメイクアップアディクトの新定番として、独り占めしたくなる気持ちを表現。

ビューティエディターとしては、今回、もっとも楽しみにしていたのがトム・ペシューによる個別メイクレッスン。YSL BEAUTYのミューズとして同時期にコーチェラ入していたカイア・ガーバーのフェスメイクをお手本に、夏にぴったりのリップメイク、カラーシャドウとグリッターの使い方を教わりました。

「メイクをするとき、まずはなりたい自分を想像すること。そこにむかって、どう自分の願望を構築していくかが大事です。自分の理想や願望に素直に…でも突飛になりすぎてはいけないし、自分以外の者になりたがらないこと。常にオープンマインドで、コンフォートゾーンを超えるチャレンジ精神は大事だけど、自分を見失ってしまったら、美しくなくなってしまうから」

さらに忙しく、自信に満ちたYSLウーマンにとって、心地よくいられることも大事なファクターだと語るトム。最新の「ラディアント タッチ ハイカバー」で気になるところだけをピンポイントでカバーしたら、薄づきで一日中崩れない「アンクル ド ポー オール アワーズ ファンデーション」を塗布。日本でも今年の発売が待ち遠しい、トム考案のメイクアップブラシを使いながら、ふわっと空気を取りこんだような仕上がりのグロースキンの作り方を披露してくれました。

目もとには、日本でも今年のクリスマスシーズンに展開予定のシングルアイシャドウ「SEQUIN CRUSH」を使用。「みんなが怖がらずにトライできるブラウンを目頭に入れて、目尻には逆にインテンスなパープルを、そしてふたつを繋げるゴールドを中間にのせてブレンド。「自分は美しいと思える自信、ライブ会場に漂うロック感、フェスの自由なムードを3色のグラデーションで表現してみたんだ」。

とここまでで、ベーシックなフェスメイクが完成するわけですが、さらに踏み込んだエッジィ&グラムなルックに進化させるアレンジを教えてくれるというトム。カイアのこちらのルックと同じ、「ルージュ ピュールクチュール ザ スリム」でレザーマットの口もとをお着替えしたら、いよいよフェス感満点のグリッターの出番。

手にとったのは「SEQUIN CRUSH」のなかでもグリッターがたっぷりと入ったグリーンと、ヴィヴィッドなオレンジ。指先だけを使って大胆にペイントするような手つきでアイホールをデコレート。あまりの瞬間技に、何が起こったかついていけなかったくらい(!?)でしたが、宝石箱のように美しく輝くグリッターに、息を呑む一同でした。

日本ではリップメイクの人気が続いていて久しく、アイメイク、特にアイシャドウで冒険するのに抵抗がある人がいるけど、こんなにドラマチックに変身できるなら取り入れないともったいない! そこでトムにアドバイスを求めると「アイメイクのほうが怖く感じるのは心理的な者だと思う。リップを失敗したら、抵抗なくコットンで落としてみんなやりなおすのに…目もとになるとちょっと怖がっちゃうよね。目もとだって、失敗したら、コットンで落としてやりなおせばいいのに! そういう点でグリッターはとてもトライしやすく失敗しにくいアイテム。ベースに今回のような薄い色を使い、グリッターを上からのせるだけ。ちょっと散ってしまったとしても、それがチャーミングだと僕は思うよ」と、心強い言葉をくれました。

トムから個人的なタッチアップまでしてもらえたふたり。「私はヴォリュプテのリップの上にラメのアイシャドウをのせてもらいました。今すぐにでもマネしたい驚きのアイディアでした」と西内さん。続く三吉さんは「私は絶対に紫が似合うって言ってもらいました。一色と言わず、何色もアイシャドウを組み合わせながら、もっと色遊びの幅を広げたいです」。

そしてレッスン最後に、日本のビューティについて尋ねてみる。ひと目を恐れずに、ビューティをもっと大胆に、心から楽しむには? 「日本もフランスも、ラッキーなことにとっても美しい国です。アート、建築、食文化、ファッション、陶芸など、すべてが成熟していて、僕自身もいつも魅了されているよ。これだけ美しいものに溢れている国に住んでいると、親や先祖に対するリスペクトも大きい。そうすると、ちょっとシャイになったり気取ってみたり、新しいことを冒険するのが怖くなることもあるのでは? とはいえ、東京でもパリでも、みんな18-20歳くらいまでみんなクレイジーなことするよね(笑)。大人になって責任をもつようになると、みんな冒険しなくなるだけで、それはどの国にも言えること。そうだ、ひとつだけ、僕が日本の女性のみなさんにお願いしたいことがあります。絶対に欠点を隠そうとしないで。例えばそばかすのように、自分が欠点とおもっているものこそが大切な個性であり、人とは違うものほど、特別で美しいものはないから。それ以外は言うことなく、みんなとってもメイクが上手。無限の可能性を楽しんで」


トムとのセッションを終えて、いよいよコーチェラ入り! パームスプリングス市街から、車で1時間ほどドライブしたところにあるフェス会場。その日行われるライブの予習をみんなでしながら、道中からワイワイ! そして、実際の会場は圧巻のスケール感でした。トワイライトの時間くらいから人が集まり出し、場内にある観覧車やアートオブジェのライトアップが美しく、浮き上がってきます。毎年のようにネットにあがってくる写真ではチェックして景色だけれど、バックグラウンドに聴こえるライブ音といっしょに体験するとまた幻想的で、異空間にいるみたいな感覚でした。そして街中では見かけないような非日常のフェススタイルにみんなが着飾り、人間観察しているだけでも飽きない!

三吉・西内ペアがいちばん楽しみにしていたBLACKPINKからはじまり、“NEXTガガ”として騒がれる大型新人のビリー・アイリッシュ、多くの豪華ゲストを引き連れて会場を熱狂させたアリアナ・グランデのヘッドライナーまで…日本では味わえないような開放的な環境で味わえる幸せと言ったら、格別でした。

そして最後に今回の旅を通じて改めて感じたのは、フェスとは、音楽と人がひとつになる場所であること。喜びや自由を謳歌するために大勢の人が集まるからこそ、いっぱいの色やエネルギーに満ちていて、普段だったらやらないようなファッションやメイク、カルチャーが生まれるのだと、その魅力を再発見しました。だからこそ、いつの時代もオープンマインド、ちょっとロックで力強いステートメントを掲げるYSLウーマンにはぴったりの舞台なのだと。日本ではこれからが本格的なフェスシーズンですが、みなさんもぜひ日常とは違う時間のなか、音楽の力に身を任せ、ここはひとつ自分をめいいっぱい開放してはいかがでしょう。新しいスタイルやビューティに出あえることかと思います!

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